cap verses  /  そよ日暮らし

サイシンのシリトリ  これまでのシリトリ  投稿者さん別のシリトリ  はじめての方へ




NO.311 2006/12/19 (13人39作) 

せつない日 一歩
月のしずくが
水面を揺らす
光る木々の葉
洗われた夜

ふみちゃん
せつない日
ケトルの笛が泣いている
くもった窓も
泣いている

ふみちゃん
一歩ずつ
確かめるように踏みしめる
枯葉が歌う
この冬の道

ふみちゃん
月を見るなと?
女は‥って
細木に言われりゃ
なおさら見るわな

あ〜でるはいど

せつない日記の
一ページ
破いて棄てても
消せないよ

あ〜でるはいど
一歩ずつ
丁寧に踏みしめて
せっかくの君の
歩いてる道

あ〜でるはいど


           
  
月あかりの
もとで見た
あの海を
忘れない

みなち
せつない日の出来事は
きれいに包んで
心をこめてリボンをかけて
大切にする

みなち
一歩進んで
二歩また進む
後ろ向きでも
カニ歩きでも

みなち

月の調べに
想いをのせて
あなたのもとに
とどくといいな

湘南坊主
せつない日々に
別れを告げて
あなたのもとに
とんでいきたい

湘南坊主
一歩踏み出す
勇気を胸に
あなたのもとに
あるきはじめる

湘南坊主
「とんでいきたい」 だよ 




月がみちかけ
はずかしがって
おちる木の葉に
恋をしている

すみれのしずく
せつない日
ねむれない夜
まとまらない数
すぎてゆく年

すみれのしずく
一歩ポイント
遠くにジャンプ
ぷんすか?かかさず
ズームなにおい

すみれのしずく




月を見て
月に見られて帰り道
オリオンのウインク
澄みきった空

肉野菜
せつない日
黄昏る昨日の夕日
せつない日
報われぬ誓いの明日

肉野菜
一歩ずつ
前だけを見て
例え誰からも
愛されないとしても

肉野菜
月は右
風は左
寡黙な季節の
眠りは深く

団栗
せつない日
黙っていれば
普通の日
明日は別の日

団栗
一歩づつ
ぎゅうぎゅうと
雪踏み鳴らす
あたたかき手のひと

団栗


           

月のめぐりに
よりそうような
ちいさな赤い星
きみもみていた

ふらっと
せつない日
鏡に向かい
せつない と
つぶやいてみる

ふらっと
一歩ずつ
前に向かって
歩めるといい
ふたりならなお

ふらっと
月の色
青くせつなく
白く清楚に
君に橙

つる。
せつない日
ほろ酔いかげん
夜道を一人
石ころ蹴って

つる。
一歩ずつ
歩幅を合わせて
腕組んで
寄り添って

つる。
月より 奏でし
今宵の音色・・
切なく 優しく
ふたりを包みて・・

☆風海☆
せつない日
別れの予感・・
それでも まだ
よりそう夢・・

☆風海☆
一歩 踏み出す
勇気がなくて
終わった恋を
想う 冬の日

☆風海☆
月 うかぶ海
星 またたく空
ピンとはった空気
白い吐息の冬の夜

かのこ
せつない日
泣くだけ泣いて
ぐっとちからこめる
ここんところにぐっとね

かのこ
一歩 たった一歩
踏み出すことが
こんなに大変なことに
気づいたこの一年

かのこ
「冬の夜」 だよ 「冬の夜」

いつのまにか細くなったり
まるくなったり
不思議

きょうこ
せつない日
一人で気分にはまってみる
でも今の私には
思い出せない

きょうこ
一歩一歩
歩いていくと
そこには何か見えますか?
教えてほしい

きょうこ





月に居たころにみていたゆめひとつ
叶ったような
金色の


soyo
せつない日暮れ
黄昏は
せつないどうし
雪に降られて

soyo
一歩ずつ
きたねここまで
よくきたね
みんなおんなじものをさがして

soyo
「さがして」 だよ 「さがして」

※ 今回、このページを飾ってくれたイラストたちは 「みなち&ふみちゃん」が描いてくれた 【きせつのきもちsongbook】表紙ほかに掲載予定のイラストです。(お月さまの画像は、写真家・若林浩樹氏よりお借りしています。)