cap verses  /  そよ日暮らし

サイシンのシリトリ  これまでのシリトリ  投稿者さん別のシリトリ  はじめての方へ




NO.305 2006/11/07 (20人57作) 

木々 飛べ

情けない
顔になったの
まぶしくて
君の笑顔と秋の青空

ふみちゃん
木々の清しい
ざわめきが
私の全部を
透明にする

ふみちゃん
飛べない鳥の
ような顔して
空を見てたね
雨の日曜

ふみちゃん

「日曜」 だよ 「日曜」
情にもろくて
涙もろくて
その他もろもろ
もろもろろ

あ〜でるはいど
木々から
木々へ
ムササビ
忍法帖

あ〜でるはいど
飛べ飛べ
飛んでけ
ぐるり回って
戻ってくんなよ

あ〜でるはいど
どんなお題も完全に自分のものにしてしまわれるお二人に、今回もまた降参なのです。
飛べない鳥のような顔して窓辺にたたずむ誰かのことをみている視線がやさしくて。
ぐるり回ってもどってくんなよ 可笑しくて。でもせつなくて。
大好きでした。ありがとうです。





情熱を
持て余しながら
お茶をのみのみ
後姿のうなじがひかる

すみれのしずく
木々らしくとか
とらわれないで
のびのびみえる
10月の木々

すみれのしずく
飛べる
鳥に
話せる
人に

すみれのしずく
情に
もろい の
逆って
なあに?

湘南坊主
木々の
ざわめき
内緒の
はなし

湘南坊主
飛べたら
いいなと
しずかに
ひとり

湘南坊主
情を
せっせと
今日も
育てます

みなち
木々も気も
ぜんぶ
やさしげ
童話村

みなち
飛べるから
少し先見て
すすんで
ごらん

みなち
べる 鳥に 話せる人に / 飛べたらいいなとしずかにひとり / 飛べるから少し先見てすすんでごらん

無意識に 奥の方からこぼれてしまった言葉みたいで。どれもこれもが大好きでした。
坊主さんとみなちさんの短い「情」にもにこにこり。





情かけ
愛そそぎ
泪はらはら
秋の陽に

そばかす
木々のきらめき
ひと葉ひと葉が
あぁ生きてると
さざめいて

そばかす
飛べたらいいな
鳥の目線でみてみたら
悩みも泪も
ただの雫

そばかす

木々の声
全身で聴く
セロファンの赤や黄色の葉が
はらはらり

タユナ

情熱がうすれゆく
時とともにすこしずつ
さめたコーヒー
味気なく

かのこ
木々のすきまに
射すひかり
風に舞うほど
やわらかく

かのこ
飛べたらいいな
あなたのもとへ
ふれて感じて
信じあう

かのこ
木々のこと 親しく感じる時にだけ、 聞こえる歌があるような みえるひかりがあるような。
木々のきらめき / 木々の声 / 木々のすきまに射すひかり
どれもとっても好きでした。むりのない立ち居姿がやわらかいのです。





情景が
めくるめくかな万華鏡
過去へいざない
未来をかいまみ

肉野菜
木々ゆれて
ゆれてささやく街路樹の
クリーム色の影も
秋から冬へ

肉野菜
飛べ高く
例えこの身が凍るとも
またたく星座の
星になるため

肉野菜
情景が めくるめくかな万華鏡・・・・
わたしのなかで万華鏡が旬なので、このはじまりにイチコロでした。
過去へいざない 未来をかいまみ ・・・ いいなぁ〜。





情熱的な
時を経て
味わい深くなる
秋の赤

ふらっと
木々の枝先
鳴らしてゆくのは
いたずらっこで
あわてんぼの風

ふらっと
飛べ遠く
走れ速く
焦がれるほどに
増すもどかしさ

ふらっと
「赤」 だよ 「赤」
情けとか愛情とかに
飢えている
君はまさしく
ひとりおおかみ

スイートポテト



焦がれるほどに 増すもどかしさ  / 君はまさしく ひとりおおかみ
ゆるゆるとゆるんだところに このふたつのシリトリが叫びのようにひびいてきました。
こんなふうにまざりあうからここのバランス、じまんなのです。
もどかしさとか歯がゆさというもののやっかい、しばしわたしもみつめてみたり。





情はね浅いほう
深いのは君にまかせた
どこまで潜ればわかる
君のいちばん

りくり
木々静かに
鳥を待ち
人々遥かに
幸いへ集う

りくり
飛べと言われて
飛べるなら
行けと言われて
行けるなら

りくり
情報飛び交う
学校で
気にすることなく
空見る 私

歌鳥
木々たちのように
まっすぐ、そして高く
挫けながらも
この命を 伸ばすつもり

歌鳥
飛べるよね
羽がなくたって
あなたがいれば
この先の未来も

歌鳥
情けない!と
いつもの一喝
愛情の裏返し
だから笑って

木々の葉が
舞い散るリズムで
息がしたいと
羽ばたくコウモリ

飛べないけれど
風は背中を
おしてくれるさ
だから行くんだ
「情」というお題のおもしろさや 「情」という言葉のもつ多面性にうっとりしました。
情はね浅いほう 深いのは君にまかせた ・・・ うふふふふ (←意味ありげ?)
情報飛び交う学校で ・・・ うんうんそれがなによりですね。
情けない! ・・・ あぁそんな愛もたしかに愛であるはず。(ちょっとだけ久しぶりです。またくださってありがとうです。)

ちょうど6年くらい前、「いろんなふうに展開できる漢字一字のお題も面白いのでは?」と提案してくださったのが
りくりさんでした。いま調べると、はじめての漢字一字お題として選ばれたものは「青」でした。なつかしぃー。





情け容赦なく叩き切る
掃除洗濯ご飯炊き
子どもも旦那もペットまで
置いて私はオフに行く

ふら・りー
木々の梢に問うてみた
なぜに自然がわかるのか?
木々に舞う風に聞いてみた
待ち人は、来るのだろうか

ふら・りー
飛べない鳥は
かごのとり
だけどホントは
飛ぶのがこわい鳥だった

ふら・りー
飛べない鳥は かごのとり ・・・ 
うぅ〜ん。いたいところをつかれてしまった・・・と 頭を抱えている人がきっとたくさんいるような(^^ゞ
ふらりふらふらほどほどに自由に飛べるといいんだけどね。

情け容赦なく叩き切る・・・ なにごとかしら?と思ったら!  ふふふふふ。ありがとうです。たのしぃなぁ。もぉ。





情熱の日々
思い出す
初めて出合った
記念日だから

つる。
木々ざわめく
冬の準備に
忙しそうに
カサカサザワザワ

つる。
飛べないから
想像する
いつの日か
飛べる日を

つる。
情熱の恋はいかが?
真紅のバラのような・・
そんな誘惑の 恋物語
今は もういらないの

☆風海☆
木々のざわめき
そよ そよ・・ 
風は 唄い ゆらぎ
季節はうつろう

☆風海☆
飛べない 鳥だった
あの頃があるから・・
翼をもつ意味を知って
今 ここにいます

☆風海☆
情熱の日々 / 情熱の恋  
こんなはじまり方なので、情熱たちがよろこんでいます。(え?もう要らないの? ふふふ)
木々ざわめく / 木々のざわめき こんなところも同じ視線で仲良しでした。





情に
もろいと
だめ
ですか

みっぴー
木々の
そよぐ
音に
ほっ

みっぴー
飛べたら
いいな
海の向こう
空の上

みっぴー
「ほっ」 だよ 「ほっ」
情にもろいとだめですか・・・ だめぢゃないです。どうぞとうぞそのままで♪
木々のそよぐ音にほっ・・・ シンプルシリトリも流行しているこのごろですが、この短さは記録的です(^^♪
それなのに 伝わるものは伝わってきてすてきなのです。ありがとうです。





情緒ある
紅葉みたいに染まろうか
無心になって
全体的に

スー・
木々が鳴る
秋のやさしい風に揺れ
遠い山から
隣の木にも

スー・
飛べ もっと!
心で強く思うとき
深呼吸して
ダンボの気分

スー・
情熱を
木々が伝えるような秋
果てしない空
飛べ飛べ とんぼ

スー・


飛べ もっと! 心で強く思うとき 深呼吸して ダンボの気分
うーん。これ すばらしく好きでした。
飛べ もっと! あぁ飛ばなくちゃと思ったり。
今日の午後 ダンボのビデオ 久しぶりに見ちゃいそうです♪




情熱に少し似ている
持ち寄った
おもいおもいに
ひそむ晩秋

soyo
木々にはすでに
冬が来ていて
もうなにも 
しりたがらずに内をみている

soyo
飛べそうな
気持ちになるね 丘の上
足は地に
こんなについているというのに

soyo