cap verses  /  そよ日暮らし

サイシンのシリトリ  これまでのシリトリ  投稿者さん別のシリトリ  はじめての方へ



NO.293 2006/06/20 (18人59作) 
数学
数学みたいに
たったひとつの
答えを私に
求めないでね

ふみちゃん
門扉に咲いた
傘の花
梅雨の晴れ間の
あじさいに似て

ふみちゃん
ろうそくの火を
吹き消す時の
うれしい気持ちは
あの頃のまま

ふみちゃん
数学を解く
図書室の
眼鏡の奥の
やさしい目

肉野菜
門つつましく
庭のあじさい
ゆうげのあかりに
やさしいコントラスト

肉野菜
六時間
待ちました
雨が降ってきたので
帰ります

肉野菜
数学が嫌いだったのか
先生が嫌いだったのか
・・・もったいない
時を過ごしてた

そばかす
門から入って
ほっと息つく
木々のため息と
呼応するように

そばかす
廊下の向こうに
見える庭には
紫陽花のはな
しっとりゆらめく

そばかす
ふみちゃんの家と、肉野菜家と、そばかすさんちが並んで建っていたらいいのに・・・そうしたら、
そこの通りをてくてく歩いて行ったり来たりしたいなぁ・・・というわけで、紫陽花のはなはだ似合う皆さんでした。
だいすき〜。





数学は答えがひとつ
簡単さと笑う
人の気持ちは…
簡単じゃないね

かのこ
門をひらくように
新しいところへ
不安と期待
さぁ 行こう

かのこ
ろうそくを灯し
電気を消して
それぞれの夜
100万人のキャンドルナイト

かのこ (※ 100万人のキャンドルナイト)
数学みたく
答えがないから
ないからなんか
よくないですか?

すみれのしずく
門限きかれて
濁す理由と
ピンクの
マニキュア

すみれのしずく
ろくでもなしの
謎解きパズル
意外に答えは
無色透明

すみれのしずく
数学について。
問答みたいなふたつのシリトリ、並べてみました。
すきだなぁー♪




数学なんて
あっかんべ〜
もう二度と
顔も見たくない!

あ〜でるはいど
門限か…。
大昔
確かにあった
はずなんですが

あ〜でるはいど
老若男女
誰からもなんて言わんから
きみだけあたしを
確かに愛して

あ〜でるはいど
数学
すきだと
晩婚
なのかも

湘南坊主
門限
みたいな
干渉
やめてよ

湘南坊主
ろんりで
説得
りんりで
納得

湘南坊主
「納得」 だよ 「納得」
いろんな場面でシリトリセンスがつい似てしまうお二人なのです。
どれをとっても天真爛漫(?!) たのしいなん。




数学の美しさに
溺れる人と
数学の果てしなさに
溺れそうな人と

ふらっと
門のなか
閑な昼間に悶々と
闇を聞こうと胸に問うても
関係性は閲覧できない

ふらっと
廊下をひとり
老人がゆく
row row row your boat
ろんりねすでも

ふらっと
いろいろな言葉あそびをしてきたけれど、これには「わわ!」っとおどろきました♪
モンガマエ尽くしのシリトリお見事でした。さすがです〜。「ろ」のつじつまあわせもね!





数学の
美学を説いたアルベルト
あなたは明日
しあわせですか

花外
門に入り
他界を知らぬ者になる
知らぬという美を
自らに説く

花外
ろうかを走るななんて言われたが
幼少から人生を急ぐな
という深い意味があったらしい。
今日気づいた。遅かった。

花外
みっつとも、とてもすてきなシリトリでした。
「知らぬという美を 自らに説く」 うんうんうん。たくさんの想いの詰まった4行でした。すてきです。
そして。「ろうかを走るな・・・」 「遅かった。」という結びが絶妙(^^♪ うまいなぁ・・・って思いましたん。ありがとうです。




数学者 科(化)学者 芸術家
怪しげな しぐさ たたずまい
判別不能な 風貌なれど
未来切り開き 夢追う人たち

Kei-Kura
門前に 残り湯くんで 打ち水し
冷却の中 光る 青き反射浴び
高熱下の2試合 多くを語らず
平常心で 声援・拍手を誓う

Kei-Kura
ろうそく 1本 手を暖めて
ろうそく 2本 耳たぶ染めた
ろうそく 3本 足先まで温もりながら
ろうそう 吹き消し Happy Birthday

Kei-Kura
判別不能な風貌なれど 未来切り開き 夢追う人たち
この二行、きっとリアルなモデルさんがいるんだろうな・・・と思いつつ読んでみました。
もしや、ご自身? ふふふ まだまだ未知なkei-Kuraさん、あれこれと想像するのも楽しくて。
また楽しみにお待ちしていますねー。





数学が
得意なあなた 苦手なわたし
教えてもらうのが
実は嬉しい

みっぴー
門の前で
さりげなく
帰る時間を
あわせたりして

みっぴー
ろっかていの
ちょこれーとには
おもいでが
ぎっしりぎっしり

みっぴー
数学の必要性
打算でも
君との距離を
縮められるから

門のところで
本当は毎日
待っていること
あなたには秘密

浪漫に帰り道
喫茶店の窓際で
風待ち月の日
雨を待つ彼女

「秘密」 だよ 「秘密」
数学が 出来たなら
もっと楽しかったはず
わたしの学生時代
ああ 永遠の苦笑いかな

☆風海☆
門の前・・
君を待ちながら
口ずさむ
夕焼け小焼け

☆風海☆

ろうそくのあかり
やみにとけて ゆらめいて
まるで それは・・
ほのかな きぼうのひかり

☆風海☆
あぁ。しあわせです(^^♪
はからずも、こんなにひとつの物語。
仲間入りしてわたしもそこで待ってみたいな・・・。おそろいでありがとぅです。ららん。





数学苦手
算数も
百の位から一借りる
紙に書かなきゃ出来ないの

団栗
門まわり
倒れて寄り添う自転車の
上を春風吹き抜ける
君はもう夏の唇

団栗
ろくろ首
女の人が多いのね
男の人の喉仏
描きにくいからかしら

団栗
「唇」 だよ 「くちびる」
さてさてそして。はじめましてな団栗さんです。ドングリコロコロヨロコンデ♪
ここでお会いできて、とてもとてもうれしいのです。
ここではね、算数のテストはないので安心ですよ(^^♪ 末永く、どうぞよろしくお願いします。
ろくろ首もこわおもしろいー。





数学なんかに
負けてたまるか!
そう念じて
今日もお勉強

歌鳥
門を
くぐれば
今日が
はじまる

歌鳥
Lots of love
a lot of love
たくさんの愛で
今日も生きてく

歌鳥
数学に
恋に
結局両方
難しい

歌鳥
門へと走る
あなたを見つけ
時間よ止まれと
密かにつぶやく

歌鳥
路面電車から
見える景色は
ただひたすら
ゆっくり マイペース

歌鳥
数学学者の先生の
頭の中身を覗いたら
私が抱える難問疑問を
あっという間に解き明かすだろう

スー・
門をくぐろう!
くぐればそこは
鎌倉時代の
時の風吹く

スー・

ろうそくの
炎を見つめる ただじっと
そこには ただただ
炎があるだけ

スー・
数学のとき
心の中は
決まって遠い
空に飛んでく

スー・
門構え
見ただけで
わかる
好きか嫌いか

スー・

そして最後になりました。たくさんの歌鳥さんとスー・ちゃんなのです。ありがとうです。
「数学」に一番近しい歌鳥さんの「数学なんかに負けてたまるか!」 
そしてそれからスー・ちゃんの「数学のとき心の中は決まって遠い空に飛んでく」にこにこと拝見しました。
どちらも好きでゴキゲンなんです♪





数学のノートとおなじ
うつくしく
記せばすべて
成就してゆく

soyo
門番が
うたたねをする
そのすきに
やっとおぼえためくばせをする

soyo
ろまんすの
匂いがしたね
いたずらに
揺れるブランコとびおりたとき

soyo




追加しました。水曜日の夜。
数学がとけて
物理がわかって
生体反応が判明したんだから
少しは私のこともわかって ちょ

ふら・りー
門前の小僧のように
父の仕事を覚えたのに
何も生かせないまま
逝かせてしまった ほめられないまま

ふら・りー
路面電車に乗っかって
後ろ向きに見る窓の外
あの頃の景色 
あいたかったひと

ふら・りー
遅くなってごめんなさいでした。
門前の小僧のように・・・何度も静かに読みました。「ほめられないまま」 ここのところがちちちちちってリフレイン。
どうぞまた、ふらりふらりぃおいで下さいね♪