cap verses  /  そよ日暮らし

サイシンのシリトリ  これまでのシリトリ  投稿者さん別のシリトリ  はじめての方へ



NO.280 2006/03/07 (15人47作) 
洗濯 なぐさめ
洗濯物が
ひらひらと
飛び立ちそうな
春の空

ふみちゃん
なぐさめの
時がさらさら流れてく
悲しみもいつか
砂に埋もれて

ふみちゃん
枝先が
春の気配に
うずうずしてる
小さな蕾今か今かと

ふみちゃん
洗濯の
白が遠くの雲のよに
交じりあって
今日は晴天

肉野菜
なぐさめる
友の想いのやさしさに
宴の夜は
静かに明ける

肉野菜
枝先の
やさしくひかるエメラルド
春の芽吹きを
いまかいまかと

肉野菜
「天」 だよ 「天」
知らないどうしのはずだけれども、なんというか、そう 「心の目」が、同じ方を向いている・・・と思ってしまう
そんなお二人なのでした(^^♪
だって・・・どれもこれも、お題の捉え方が似ているんだもの。
「小さな蕾今か今かと」  「春の芽吹きをいまかいまかと」    ね?!  大好きでした。にこにこ。





洗濯時刻
やわらかい風
ひとの呼吸で
世界はまわる

すみれのしずく
なぐさめかな
と思わせる
そんな空に
何度出会ったかな

すみれのしずく
枝豆のミドリを
絵の具で作る
たぶん極めて
大事な勉強

すみれのしずく
「まわる」 だよ 「まわる」
「洗濯時刻 やわらかい風 ひとの呼吸で 世界はまわる」

あぁ。いったい!   つくづくと詩的で素敵な視線なのです。もう降参。
いつもいつでもありがとうです。らぶ〜。





洗濯日和り
お布団干さなきゃ
勿体ないけど
お出かけしなきゃ♪

あ〜でるはいど
なぐさめ上手か
下手なのか?
嬉しくってなおさら涙
止まりゃしないょ

あ〜でるはいど
枝ドロボー
桜の時期に毎年参上
ここ数年見かけないけど
元気なんかいな?

あ〜でるはいど
洗濯日和な
真っ青な空
干したシーツが
パタパタしてる

スイートポテト
なぐさめて 
くれなくていい
もうないてないし
おちこんでもいないから

スイートポテト
枝から枝へ
黄梅の
密吸うメジロ
窓からそっと見る私

スイートポテト
あかるく流れる涙とか、強がれば強がるほどの守ってあげたさ・・・そんなこんなななぐさめでした。
その場の空気が手に取るように伝わってきて、こころくすくすくすぐられます。
ありがとぅです。好きだなぁ・・・。





洗濯をしたら
命がすこしだけ
縮んだ気もする
けれどさっぱり

ふらっと
なぐさめに
似ているものを並べたら
窓辺に結露のような
ゆらめき

ふらっと
枝々の先の先まで
みっしりと
埋め尽くす春
生を急ぐな

ふらっと

なぐさめもその場限りのはげましも
拒絶している冷たい手
だまって握って引っ張って
掛けてゆくのがきみの天才

タユナ


ここに根付いていつもふわっと咲いてくれてるふらっとさんと、風の旅人タユナさん(^^♪
涙みたいな「結露」とか、絶妙なバランス保つ強引さの「天才」さん などなどの表現にとらわれまする。
ふたつとも、とても好きなものでした。ありがとうです。こころから。





洗濯
ざぶざぶ青い空
春のかけらを
楽しみながら

花外
なぐさめは必要ですか
目が潤む
あなたはきっぱり
花粉症です

花外
枝がゆれ
緑の精がかくれんぼ
出かけようか
弥生をさがしに

花外
洗濯 おひさま
まぶしい白に
あの日の君を
思い出す

かのこ
なぐさめて
てのひらに
そっとつつんだ
マイハート

かのこ
枝のかずだけ
道があり
枝のかずだけ
迷いがある

かのこ
洗濯 ざぶざぶ青い空 春のかけらを楽しみながら
洗濯 おひさま まぶしい白いに あの日の君を思い出す

春の日の、青さ白さがまぶしくて、希望や姿勢が目に沁みて、すこし泣きそうになりました。
縦読みすると情緒増幅するような、そんなふたつの洗濯でした。ありがとぉ。





洗濯日和
布団干して散歩して
ふわふわ布団で
夢心地

つる。
なぐさめて
欲しいんだけど
いつもあなたに
やつあたり

つる。
枝から枝へ
飛び回る
さえずり聞こえる
新学期

つる。
洗濯板だなんて
ガリガリの胸を
指差されて言われた
プール開きの日

湘南坊主
なぐさめなんて
いらないやいっ
ふん!
・・でもね

湘南坊主
枝葉のような
細かい話
本筋なんて
もうどこへやら

湘南坊主
「枝から枝へ飛び回る さえずり聞こえる新学期」
・・・忙しそうに友だちづくりにはげむいそしむ子どもたち・・・ そんな教室風景がやさしい春のいろどりとして浮かぶのでした。

「枝葉のような細かい話 本筋なんてもうどこへやら」
・・・ちょっとした風刺的気分の日にもやっぱりどこかまるい空気の坊主さん(^^♪

とっても好きな枝々でした。ありがとうです。
すこしのあいだ、姿が見えず、とてもさびしいことでしたっ。おかえりなさい。うれしいなっと♪





洗濯・掃除の大変さ
やってはじめて
わかったよ?
おかーさん

歌鳥
なぐさめる意思が
神様、あなたにあるのなら
どうかこのまま
時間を止めて

歌鳥
枝からちょこちょこ
顔を出す
春の常連さん
泣いてたの、ナイショね?

歌鳥
「洗濯・掃除の大変さ やってはじめて わかったよ? おかーさん」 
わかってもらえて光栄です〜(^^♪ 
これの「?」にやられましたん。
イマドキの「?」の取り入れ方をちゃんとおぼえて、わたしもいつか真似します♪

そして歌鳥さん。今日が中学校の卒業式なのだそうです。 おめでとうです。こころから。 あたらしい春、楽しんで!





洗濯日和な
休みの朝
こころのしわも
パリとのばそ!

そばかす

なぐさめなんか
いらないよって
強がってるくせに
小さな花にも涙して

そばかす
枝のさきの
こんぺいとう
魔法のように
香りたつ

そばかす
「小さな花にも涙して」 そばかすさんです。ありがとぉです。
そのままの なんのかざりもないままのそばかすさんです。すてきなのです。
「洗濯日和」も、「こんぺいとう」も大好きでした。春ららら。





洗濯を
しながら本読み 炊事して
あれこれ一度に
するのが得意

スー・
なぐさめを
いらないなんて いうけれど
そうかな? いるいる!
ちょうだいもっと。

スー・
枝の美に
酔って酔いしれ見とれたら
高いとこまで
登りたくなる

スー・
洗濯だ!
ぜんぶまるごと洗ったら
綺麗になって
スッキリするかな

スー・
なぐさめて
一緒にうなづくような花
春一番の
風に揺られて

スー・
枝豆と
ビールが似合う季節なら
まだもうちょっと
あとでもいいよ

スー・


枝の先
なぐさめてるよな 形して
洗濯物すら
包み込むよう

スー・
「なぐさめを いらないなんて いうけれど そうかな? いるいる! ちょうだいもっと。」
あははははぁ〜って、みるみるうちにまたしても、肩の力がぬけるのでした。
スー・ちゃんとおしゃべりしてると、わたし脱力しっぱなし(^^♪ だいすき〜。




洗濯機
まわせば春も近づいて
マーブル模様に
なるのかな 水

soyo
なぐさめを
嫌う彼らをとりかこむ
つかず離れず
三月の雪

soyo
枝さきに 
結ばれた紙
どうしても
おなじ折り目と結び目になる

soyo
「水」 だよ 「水」