cap verses  /  そよ日暮らし

サイシンのシリトリ  これまでのシリトリ  投稿者さん別のシリトリ  はじめての方へ



NO.266 2005/10/25 (16人53作) 
パズル つぶやく もうひとり
パズルのように
季節を描く
湖面に浮いた
落ち葉たち

ふみちゃん
つぶやく君の
横顔が
さみしい小鳥に
見えた夜

ふみちゃん
もうひとりいる
私が住んでる
鏡のせかいが
少しだけこわい

ふみちゃん
パズルは
きっと
大切なひとと
挑むもの

すみれのしずく
つぶやくように
色を変えてく
散るまで遊ぼう
七色椛

すみれのしずく
もうひとりふたり
わたしのなかに
自然なことだよ
コオロギくんっ

すみれのしずく
「もうひとり」というお題のおかげで こんなにも
哲学的なシリトリがあつまってきた今回でした。大拍手。
いつもいつでもありがとうです。ほんとうに。





パズルのピースが
ひとつ多くて
余り指数を
もてあましてる

みなち

つぶやく事を
見逃さないで
全部拾って
パネルに飾る

みなち
もうひとり
いればいいのに
そうすれば
簡単なのに

みなち
「簡単なのに」 だよ 「簡単なのに」
パズルには
慣れてますよと独り言
強がりひとさじ
珈琲苦し

肉野菜
つぶやくように
かすれた声で
かすかに返事
受話器の向こう

肉野菜
もうひとり
校舎の隅の柿の木も
夕日に染まる
さあ僕も帰ろう

肉野菜
「パズルのピースがひとつ多くて」 !!!  
そんなこともあるんだなぁってびっくりしました。大好きでした。だぁいすき。
さてそして。もうひとつの大好きパズルは
 「パズルには 慣れてますよと独り言」 
・・・ひまさえあると この冬の、冬ごもりの仕方について考えているこのごろなので、
とびきりにふくざつそうなパズルもいいなと思ったり。にこ。




 
パズルのピース
ひとつほどの
きみがここにいない
不完全さ

あ〜でるはいど
つぶやく
きみの
ひとことの
おもさ

あ〜でるはいど
もうひとり
愛せるくらいなら
こんなに苦労は
しないんだってば

あ〜でるはいど
パズルみたい
ひとつひとつ うめていく
思い出と さよならできたら
あなたからの開放

かのこ
つぶやく つぶやく
こっそり こころに
とどけ とどけ
この想い

かのこ
もうひとり
いてくれたなら
こっそりつれて
いつも一緒に

かのこ
「放」 だよ 「放」
パズルのような
こころもよう
いったん解ければ
わたしのもの

ふら・りー
つぶやくように言っていたけれど
でもしっかり届いたよ
だいじなだいじな
あなたのひとこと 「スキ」

ふら・りー
もうひとりいたらどんなにいいか
仕事に行かれたって
好きなことばっかりしていたって
私と一緒に朝寝坊

ふら・りー
いろいろな角度からみる「もうひとり」
ほんとうにおもしろいお題だったなぁとしみじみ思ったのでした。
シリトリの醍醐味つくづく味わえて、ありがとうです。うれしいの。にこ。





パズルなんて
ほんとは苦手なんだけど
暇だと
なぜだかはまってしまう

きょうこ
つぶやくの
つらいことがあるとぶつぶつと
そうしたら
なんだか気分が楽になる

きょうこ
もうひとり
じぶんがいたらいいな
そうしたら
めんどうがみられるのに

きょうこ
さてさてそして ものすごくお久しぶりのきょうこちゃんです。
かわらずに、素のまま飾らず思うまま綴ってくださりうれしくて。
いろんなことがすこしずつ良いほうこうに 楽に 歯車 まわりますように。
またいつでもつぶやきにきてくださいねー。





パズル
するする
解けずに
ズルする

湘南坊主
つぶやく
世話役
ひとりで
昆布焼く

湘南坊主
もうひとり
あともどり
やっぱり
シコり残り

湘南坊主
「残り」 だよ 「残り」
「パズルするする解けずにズルする」 ふふふふふ。
わかりすぎて、わぁいわぁいと喜びました(^^♪
韻を踏みつつ本質は踏み外さない坊主さん。今週もまったくもって坊主さんです。にこにここ。





パズルはずれる
頭 またまた
ちんぷんかんぷん
飽きない 秋の夜

スイートポテト
つぶやくような
ささやくような
そのひとことを
ききもらすまい

スイートポテト
もうひとり 私がいたら
私のしたこと
許すだろうか
責めるだろうか

スイートポテト
パズルを作って
君に贈るよ
悶絶するほど
難解なのをね

ふらっと
つぶやくと
つぶやきのまま
はね返る場所をなくして
ぽとりと落ちる

ふらっと
もうひとり
たしかいたはず
ここんとこ
胸のまんなか

ふらっと
皆さんのシリトリ並べて読んだとき、「パズル」のおもしろさと 「もうひとり」の奥の深さが目に付いて
「つぶやく」は少しかすんだ今回でしたが そんななか、このおふたりの「つぶやく」がしとしと降ってきてくれました。
ききもらすまい / ぽとりと落ちる そんな最後にやられましたん。いいないいなと思うのでした。ありがとうです。





パズル解く
気持ちと恋は
似てるよな
似てないような

つる。
つぶやく
また つぶやく
よしっ 明日こそ
君に伝えよう

つる。
もうひとり
ほら もうひとり
家路を急ぐ
夕焼け小焼け

つる。
パズルして
終わった一日
だけど何だか
すがすがしい

歌鳥
つぶやく
好きと一言
大好きと一言
遠くのあなたへ

歌鳥
もう独り言は
やめてよね
ついつい返事
しちゃうから

歌鳥
そしてまた 「もうひとり」 です(^^♪
内がわにある「もうひとり」なシリトリが多かったなか、客観的なつる。さんの「もうひとり」 新鮮でした。
歌鳥さんの もう独り言・・・も楽しくて。
すっかり常連さんになられたお二人・・・歌鳥さんはまもなく シリトリ歴が一年になるんですねぇ。ありがとぅです。
何かとお忙しいお年頃とは思いますが、(つる。さんも(^^♪) ひきつづきご愛顧くださいますように。ぺこり。




パズルのピース
君に預けてもいいかな
心を埋める
ガラスでできた最後のピース

みっぴー
つぶやく君の口元に
そっと耳を寄せるから
も一度ちょうだい
その言葉

みっぴー
もうひとり
この世の中に
自分が
いるような

みっぴー

つぶやく
呪文
誰にも
内緒

みっぴー

つぶやく 呪文 誰にも 内緒
うんうんうん。いつからか 自分だけの神さまや魔法や呪文に弱くなり、
おまけにね  誰にも内緒 も 大好きなので
ものすごく共感しつつよろこびました(^^♪ にこ。





パズルみたいに
隙間のない空
赤とんぼがほら
すてきなポイント

スー・
つぶやく声は
小さい悲鳴
おさめておけない
こころのさけび

スー・
もうひとり
もしもあなたがいたならば
それでもやっぱり
あたしと共に

スー・
パズルをやりつつ
向き合いながら
ただもくもくと
流れるのもいい

スー・
つぶやくみたいに
そっと香って
白く やさしい
ヒイラギモクセイ

スー・
もうひとりぶん
摘み取った花
過去のやさしい
思い出に添える

スー・


もうひとりの
自分と一緒に
パズルをしながら
つぶやく 「飽きたよ」

スー・

そして最後になりました。今週のスーちゃんもまたまたとことんスーちゃんなので、参ってしまうのでした(^^♪
『もうひとりの 自分と一緒に パズルをしながら つぶやく「飽きたよ」』  ぷぷぷ。
ついつい深読みしてしまうクセがあるので なおのこと さいごの「飽きたよ」が愉快で可笑しく感じられ。
この飽きっぽさにあこがまする。にこにこ。




パズルする我をみている
四隅から
埋めていけたら
うまくいくのに

soyo
つぶやくと 
雪になりそう 
これ以上 沁みないように
だまるくちびる

soyo
もうひとり たそがれている
哀愁が
とりとめもなく
はびこっている

soyo