cap verses  /  そよ日暮らし

サイシンのシリトリ  これまでのシリトリ  投稿者さん別のシリトリ  はじめての方へ




NO.264 2005/10/11 (15人51作) 
すいすい バス
すいすい歩けぬ
君にだけ
見える景色が
そこここにある

ふみちゃん
バスの吊り革
きみへの想い
ゆらゆらゆれた
初恋通り

ふみちゃん
打ち明け話が
電話線
行ったり来たり
月の夜

ふみちゃん

うーん。すてき。ムーンライトに照らされる電話線の図 目に浮かびます。
やっぱり線がなくっちゃね!って、思うのでした、わけもなく。
にこ。




すいすいいかない
この獣道
ただアンニュイに
あるいてみせるよ

すみれのしずく
バスまち
夕暮れ
足は
そろえて

すみれのしずく
打たれづよく
ありたいんだ
ほんとうは
僕だって

すみれのしずく
「僕だって」 だよ 「僕だって」
「バスまち 夕暮れ 足は そろえて」 ぱちぱちぱちち。大好きでした。
手持ち無沙汰なつまさきに、なにかをなぞらせたりもせず、揃えて閉じて美しく立ちたいものです。うんうん。





すいすい
スーダラダッター
と植木等に
なれたらなぁ…

あ〜でるはいど
バスの車窓
流れる緑や町並みに
つい夢中になり
乗り過ごしちゃった…

あ〜でるはいど
打たれ強い
って思ってたけど
やっぱりあたし
どうにも弱くて…

あ〜でるはいど
『すいすい、水曜日』
火曜日の
風を少し感じつつ
カーテンを開く新しい朝

花外
『バス』
心地よい音に頭を支配され
胎内に似た
温度におちる

花外
『打』
殿が
静かにゴールの線を踏む
これにて競技終了の音

花外
今すぐに、バスに乗りたくなるのです。
心地よさ、ひろがるふたつの『バス』でした。にこ。





すいすいと
人波かきわけ秋祭り
こっちへ行くよの
手が温かく

肉野菜
バス進む
窓を濡らすは秋の雨
学生がひとり
ノートブック

肉野菜
打つ雨の
傘の響きに立ち止まる
金木犀の香り
何気無い秋

肉野菜
打つ雨の 傘の響きに立ち止まる・・・あぁうつくしい秋のさびしみ。
そして。金木犀は雨の日にも香るのですね。大好きでした。何気無い秋。うんうん。





すいすいぎりす
ふらんすどいつ
ありきりぎりす
地球のうえで

ふらっと
バスの窓
景色切り取りコマ送り
流れるままに
運ばれてゆく

ふらっと
打楽器の
音がずんずん
響くから ぐぅ
お腹が減った

ふらっと
すいすいおよぐ
めだかのおやこ
みずくさむらの
いとこにあいに

スイートポテト
バスタブに
肩までつかって
ゆっくりまったり
疲れが取れるね

スイートポテト
すいすいぎりす ふらんすどいつ ありきりぎりす 地球のうえで
すいすいおよぐ めだかのおやこ みずくさむらの いとこにあいに

あぁ大好きな ことばのせかい。
そんなわけで 「すいすい大賞」を受賞されたお二人でした(^^♪ にこ。





すいすい
秋風のマーチ
泳ぐ僕は
トンボのように

バスに乗って
どこまでもどこまでも
やがて冬がきても
どこまでもどこまでも

打て!打て!
流した汗も
刻んだ傷も
夏もすべて 君のもの

すいすいと
ススキの間を
すいすいと
羽根輝かせ秋茜

つる。
バスの窓
いつもの風景
小さな発見
見つけたシアワセ

つる。
打つ
思い切り
入れ
ゴールへ

つる。
イメージカラー(文字の色のことです(^^♪) もそっくりで、
季節にとても敏感なおふたり、今回は、とんぼつながりなのでした。
すいすいとススキのあいだを泳ぐ二匹のとんぼたち。だいすきでした。ありがとぉです。




すいすいと
なんでもこなす
あのひとの
魔法の呪文 なんだろう?

かのこ
バスタイム
ほっとひといき
ためいきつけば
とけこみ流れて泡の夢

かのこ
打診します
いいかしら?
だいじょうぶ?
では よろしくです。

かのこ
すいすい!
・・・じゃなかった
あなたが
すきすき!

歌鳥
バスケも
あなたが関わって
好きになった
ものの一つ

歌鳥
打者にも
投手にもならない
私はただの
お客でいい

歌鳥
「一つ」 だよ 「一つ」
いろいろな方面に伸びゆくお題の「打」でした・・・打診と打者とを楽しみました。にこ。
あ。そして。バスタイムとかバスケとか、こちらも同じに広がる視野が楽しくて、
あぁ好きだなぁと思うのでした。




すいすい
こいこい
すてきな
こいびと

湘南坊主
バスバス
くるくる
バカンス
くるんで

湘南坊主


くるんで=包んで と 来るんで の掛詞(←今 とっさに思いついた!)
だんだん
どきどき
だんまり
ときめく

湘南坊主
「こいびと」 だよ 「こいびと」
だんだん どきどき だんまり ときめく  
ほれぼれしました。
とくに 「だんまりときめく」 あたりに共感(^^♪
・・・・ええと。だけど。ほんとうは お題は 「打」 なんだけどさ。まぁいいね。にこ。




すいすいと
世の中を
渡ることの
むずかしさ

みっぴー
バスにうつる
自分の眼を
じっと見つめる
外は雨

みっぴー
打て
捕れ
勝て
阪神

みっぴー
スイス 行く?
行きたい
行きたい
連れてってー♪

みっぴー
バス停で
偶然会った
目的地までの
小さな幸せ

みっぴー
打ちっぱなしで
黙々と
もやもや全部
飛んで行け

みっぴー
さてそして。みっぴーさんも来てくれました。
バスにうつる 自分の眼を じっと見つめる 外は雨
あぁわかるなぁって思うのでした。
窓の外は夜の雨降り。
とうとつにじぶんのこころのなかまでもみえてしまって はっとする
 ・・・そんな場面を思い出します。大好きでした。




すいすいトンボ
すいすいアメンボ
すいすいまっすぐ
進んでいこう

スー・
バスは満員
夕暮れの街
ガタガタ音たて
家路に急ぐ

スー・
打撃を受ける
ことばっかりだ!
たまにはしっかり
予防線をはる

スー・
すいすい すいま
せんせん どうも
ほんとにあの時
悪かったよね

スー・
バスから見える
眩しい木々を
ゆっくり見たいな
もっと ゆっくり

スー・
打つ音がすき
そばとか うどん
チャキチャキ職人
リズミカル

スー・
バスから眺める
草野球チーム
打ったボールが
すいすい飛んだ

スー・
すいすい すいま せんせん どうも   ふふふふふって笑いましたん。
これだから スーちゃんって目が離せません。あいすべきすいすいでした。ありがとぉ。




すいすいと
わがみちをゆく はぐれ雲
うえにはうえが
あるね むげんに

soyo
バスが来て
迷いつつ乗る
おもいでの花のひとつに
するね ほおずき

soyo
打ちあける
打ちあけあへば
こともなく
やわらかくなる仮設の砦

soyo