cap verses  /  そよ日暮らし

サイシンのシリトリ  これまでのシリトリ  投稿者さん別のシリトリ  はじめての方へ



NO.262 2005/09/27 (17人58作) 
高い空 引き出し 贅沢
高い空には
桃色の雲
なめらかに暮れる
夕焼けの町

ふみちゃん
引き出しの中に
すべり込む
西日に光る
想い出ひとつ

ふみちゃん
贅沢な
秋の実りの食卓に
集う笑顔と
立ち上る湯気

ふみちゃん
高い空
見上げる坂の城下町
額の汗に
秋風がひやり

肉野菜
引き出しの
奥の写真は若き日の
今はいない君と
照れまくる僕と

肉野菜
贅沢に
森の香りを独り占め
湯けむりにかすむ
もみじだいだい

肉野菜
「だいだい」 だよ 「だいだい」
あぁ秋だなぁ・・・としみじみさせていただきました。
「湯」つながりなぬくもりがふわっとやさしく嬉しくて。にこ。






高い空は
聴いてくれるね
いつでもあたしの
こころのうちを

すみれのしずく
引き出しに
たまってゆくもの
捨てはできない
あの手紙とか

すみれのしずく
贅沢
たくさん
今宵
この国

すみれのしずく
「ぜいたく たくさん こよい このくに すみれのしずく」 
くぅ さすがーっ。と思いましたん。このリズム感。シンプルかげん。しびあな目。
だいすきでした。ありがとぉです。




高い空 この下でまた
笑って泣いて
小さくてでも
大切な世界

みなち

引き出しては
また仕舞いこむ
繰り返すうちにできた
自分流の癖

みなち
贅沢でもない
欲張りでもない
ただただ
素直でまっすぐなだけ

みなち
「世界」 だよ 「世界」
そしてみなちの時間です♪
「この下でまた笑って泣いて」
こんなふつうのなにげない笑って泣いてがやけにいとしいことでした。らぶ。






高い空
大の字になって
ひとり寝転んだ
夜の駐車場22の夏

夏野花
引き出しの奥のほう
あんなことこんなこと
いっぱい詰めて
ときどき出して一人遊び

夏野花
贅沢しましょう
独り占め
ワッフルと紅茶に
ゆるい陽射しが誘う午後

夏野花
高い空に手を
伸ばしていつかは
星にも手が届くと
信じていたあの頃

引き出しはカラッポ
机の上は満載
片付けられないのは
母親譲り

贅沢するなら
青い空の下で
あなたと一緒に
アフタヌーンティ

「ティ」 だよ 「ティ」
あぁほんとうに贅沢なこと。昼下がりのこもれびが もうまぶしくて豊かです。
紅茶仲間なお二人でした♪

尊い尊さん、はじめましてこんにちは。ようこそここへ。ありがとうです。
末永くお付き合いいただけると嬉しいのです。またお待ちしていますねぇ。





高い空から
見下ろしたなら
とるにたらない
影法師

ふらっと
引き出しに
仕舞ったはずのおもいでは
日には当てずに
セピアに枯らす

ふらっと
贅沢三昧
許されるなら
果てなき空を愛で
大地の鼓動に身を委ね

ふらっと
高い空 見上げると
無数の天使が舞い降りる
両手広げて包まれる
夕暮れの白い大地

つる。
引き出しの隅
なにげに見つけた
消えかかった想い出 
心揺れる

つる。
贅沢な気分
やさしい風に包まれて
君とならぶ
初秋の公園

つる。
高い空 どこまでも
どこまでも続く
広いキャンパスに広がる
ぽっかり浮かぶいわし雲
    
みらい
引き出しの一段目に
あなたとの楽しい思い出を
引き出しの二段目に
今からの幸せをたくさん詰め込んで
    
みらい
贅沢な宝物
あなたと出会ったあの場所で
長い時間語り合った
思い出の数々
    
みらい
秋ですし、引き出しですし、ついつい誰しも思い出めいてしまうのでした。
こんなふうに それぞれらしいやりかたで思い出めいてしまうのでした。好きだなぁ・・・。





高い空と
広い海の
境い目あたりに
浮かぶ小島

そばかす
引き出しに
しまった写真
門外不出の
水着の写真

そばかす
贅沢な時
気分上々
余裕綽々
時よ止まれ

そばかす
高い空
青い風
コスモスの波
う〜ん…お腹がすいた

花外
引き出しの奥に
黄色いドロップ
もったいないから
明日にしよう

花外
贅沢は、
秋刀魚の塩焼きを食べること。
松茸はもう食べ飽きた。
ちょいと言ってみたかった。

花外
「引き出し」と言うお題について、今回はみなさんおおむね ココロのひきだしについて綴っておられたわけですが
ほら、こんなふうに 門外不出の水着の写真や黄色いドロップなどなどの形あるものも、ちゃんと入っているのです♪
というわけで、お茶目なおふたり、にこにこさせていただきました。ありがとぉです。たのしぃなっと。






高い空 白い雲
秋の風
そよぐススキに
赤とんぼ

スイートポテト
引き出しの
奥にしまって 忘れてる
そんな諸々
掃き出しちゃおうよ

スイートポテト
贅沢は言ってないはず
譲れない一つの事を
ただ
守るだけ

スイートポテト
スイポテさんのシリトリは、いつもバランスよいのです。
こころからあふれるものを詰め込んでよむ四行と、鼻唄のように季節をうたう四行と・・・。そしてきょぅもこんなふう。
高い空 白い雲 秋の風 こんなふうなものたちと、素のまま出会えているような飾らなさって、とても好きです。





高い空行く鳥に託した
まるであの夏みたいな
夏だったよね
離れていてもきっと君も

タユナ
引き出しのカギ
見つからないんだけど
きみのその顔
犯人を知ってるんだね

タユナ
贅沢なものとか高価なものとか
大人たちの好きなものとか
やめときなよ
おなかを壊すよ

タユナ
高い空から舞い降りた
きみのつばさは 誇らしく
父を越えたか
越えたか子鷹

かのこ
引き出しのなか
ころんころんと ころがるうちに 
まぁるくなった 
にがい思い出 

かのこ
贅沢なときを
すごしたいと
その日をゆめみて
今日もてんてこ舞い

かのこ
「高い空」 な わけなので、鳥はもともと似合うんだけど、けれどもとくにこんなにも鳥の似合うお二人でした。
託す 離れる 誇らしく そんな言葉がいきていました。
とてもすきなものでした。
ありがとうです。ぱちぱちぱちち。





高い空を
見上げては
涙したね
あの季節

歌鳥
引き出しに
収まらないぐらいの
君との思い出
作りたい

歌鳥
贅沢は

節約は
当然

歌鳥
高い空
蒼い空
私の好きな
秋の空

歌鳥
引き出しへ
いつも収納ご苦労様
君には感謝してるよ
また 片づけするね

歌鳥
贅沢を
するかしないかは
あなたの自由
止めはしません

歌鳥
「引き出しに 収まらないぐらいの 君との思い出・・・・」
思い出を、みつめるんではないのです。
これから作ってゆくのです。
なんてすてきなことでしょぅ (・・・と心を込めて言ってみました(^^♪






高い空
雲より遠く 飛ぶ鳥の
動線を追う
初秋の晴天

スー・
引き出しの中
大切なもの
ずっと有るもの
無くしちゃった物

スー・
贅沢三昧
やってみたいな
遊び疲れて
いやだってくらい

スー・
高い空から
深い闇夜に
移り行く時
光りの数々

スー・
引き出し広げて
逆さに振って
中味を全部
みせてあげるよ

スー・
贅沢ふうで
ほんとは違う
素朴なものに
一番惹かれる

スー・
引き出しに詰めた
贅沢なものを
高い空に
放り投げよう

スー・
「引き出し広げて 逆さに振って 中味を全部 みせてあげるよ」
あぁきもちいぃ。スーちゃんのザックバランさ 全開なのです。
つくづくすきです。にこにこぉ。






高い空へとたちまちに
のみこまれて行く物語
遺失物係にいつか
とどけられたら

soyo
ひきだしの
なかにひとひら
秋ごとに濃く重くなる
ことばをいれる

soyo  
贅沢な
うつくしいもの
もうずっと
失いようのないものとして

soyo