cap verses  /  そよ日暮らし

サイシンのシリトリ  これまでのシリトリ  投稿者さん別のシリトリ  はじめての方へ




NO.253 2005/06/07 (16人53作) 
この場所に 日々
この場所に
生きた証か延々と
続く白浜
残る足跡

ふみちゃん
石ころころん
けりけりかえる
夕日と影の
かえり道

ふみちゃん
日々の隙間に
ちりばめられた
きらめく欠片を
見過ごさぬよう

ふみちゃん
「足跡」 だよ 「足跡」
この場所にんまり
あたしのものよ
声も空気も
彼の景色も

すみれのしずく

石を投げて
後悔したり
好きな子にわざと
冷たくしたり

すみれのしずく
日々たたいたら
クラリネット
細かいことは
考えないでね

すみれのしずく
こんにちは。
「石ころころん けりけりかえる・・・」 ふみちゃんと、「この場所にんまりあたしのものよ・・・」すみれのしずくちゃんでした。
いやされるって、こういう感じ。たちまちあんしんする感じ。にこ。






この場所に
またきっと
ふたりで来ようね
ゆびきりげんまん

あ〜でるはいど
石っころとか
貝殻やドングリ
ちいさな頃って
宝だったでしょ?

あ〜でるはいど
日々
増しますの
きみ想う
きもち

あ〜でるはいど
この場所に 見覚えあり
意識のむこうで
訪れたのかも
ふしぎな感覚

かのこ
石ころ以下ですか 
気にもとめない
あなたに問うても
意味がなく

かのこ
日々の流れに
流されて
あっぷあっぷの
わたしです

かのこ
日々増しますのきみ想うきもちなあ〜でるさんと、 
日々の流れに流されてあっぷあっぷのかのこさんです(^^ゞ 
だぁいすき〜。 






この場所に
選ばれたのではなく
この場所を
選んだのだから

ふらっと
石は黙って
世の中を見る
言えない分だけ
固くなってく

ふらっと
日々草の
可憐さで
夏の日々に
いられたら

ふらっと
「石は黙って世の中を見る 言えない分だけ固くなってく」 ふらっとさん。
本日の「言えない分だけ大賞」でした(^^ゞ  とてもすきっ。





この場所に立ち
想い出したのは
あなたの些細な
言い間違い

湘南坊主
石を拾う。
じっくり見つめると
笑っているような
不思議なカタチ

湘南坊主
日々の満足
積み重なれば
天まで届く
感謝の気持ち

湘南坊主

「間違い」 だよ 「まちがい」
この場所に
また来ようね
想い出重ねに
つなぐ手ふえて

つる。
石蹴って
歩いた夜道
ほろ酔いで
君と別れて

つる。
日々の道
歩く生きてる
笑ってる
感謝の日々

つる。
「日々の満足 積み重なれば 天まで届く 感謝の気持ち」 な 坊主さんと
「日々の道 歩く生きてる笑ってる 感謝の日々」 のつる。さんでした。
道徳的な、教科書的な、四行なのに、こんなにも、すとんと胸にとどいてきました。いいなぁ。





この場所に残る思い出
なつかしく
古い地図帳
じっと見つめる

スイートポテト
石けりや かくれんぼなど
していたね
ゴムぞうり履き
はしゃぎし あの頃

スイートポテト
日々移り
媼となりし母の手の
皺深くあり
そっと撫でつつ

スイートポテト

この場所に
いつか私も眠るのかしら?
骨の行方は 何処でもいいヤ!
生きている今の方が大切だもの♪

桜月

石切遊び 砂浜にお絵かき
打ち寄せられた
きれいな硝子と貝殻拾い
ラジオ体操あとの楽しい思い出

桜月

日々 生きている…
必ず訪れる死に向かって
生きた記憶は 人との出会いで
心に何かが残る事なのかしら?

桜月 

「大切だもの」 だよ
石けり・かくれんぼ・石切遊び・砂にお絵かき・貝殻拾いエトセトラ。
なつかしいこと、いくつもあるって幸せなこと。
これからの時代を生きる子ども達にもそういうものが、
たくさんいくつも残りますように。






この場所に
いつかの僕はたそがれて
夜を待っていた
つむじ風の丘

肉野菜
石跳ねて
同心円の連続に
暮れゆく夕空の
グラデーション揺れる

肉野菜
日々笑い
漬物食べて昼寝して
大きくなって
恩返しする

肉野菜
この場所に
あなたと2人
思い出の
時を刻めたらな

みらい
石をなげ
水面広がる
波紋みて ちょっと
得意げな気持ちです
 
みらい
日々の生活 振り返り
明日の生活 考えて
その日に出来る事
悔いを残さずしてみたい

みらい
「石跳ねて 同心円の連続に・・・」な肉野菜さん、「石をなげ水面広がる波紋みて・・・」なみらいさん。
心模様はべつの設定なんだけど、どちらも経験ありますねぇ。どちらもとても好きでした。にこ。






この場所にも
言葉では言い表せない
優しさがあった
温かさがあった

歌鳥
石頭でも
心はこんにゃく
そんな不器用な
あなたが恋しい

歌鳥
日々経験
毎日が人生勉強
後は幸せの為の
鍵探しの旅

歌鳥
さてここで「石頭」です(^^ゞ
「心はこんにゃく」にやられましたん。
こんにゃくって絶妙ですねー。やわらかっぽく感じるけれども、なかなかどうして、あつかいずらく・・・
と、深読みするとますます奥ゆきのある恋しさとなり。にこにこ。






この場所に
そっと憂いをおいていけ
瞳は前を
見つめているか

花外
石をけり
ひとり帰った道を今
青いと笑う
おまえはやさし

花外
日々つらね
おまえという音を聴いている
私の音は
響いているか

花外
「日々つらね おまえという音を聴いている 私の音は響いているか」 ぱちぱちぱちち。
私の音は 響いているか すてきなのです。ジャンコクトーの詩のようなっ!
三つつづけて読むとますます深まって。また楽しみにお待ちしていますね。






この場所に
いつか来ること
夢見てた
予想通りの海・空・珊瑚

みっぴー
「石頭」
小さな声でつぶやいたのに
聞こえたみたいで
にらまれた

みっぴー
日々平凡に
すごせる事が
何よりの
幸せなのかも

みっぴー

「石垣島に戻るのかい?」
タクシーに乗ったら言われたよ
これで何度目?
私の顔は石垣島の系統らしい

みっぴー

すてきな旅のかんげきや余韻なんかが、みるみるここにひろがりまする。
予想通りの海・空・珊瑚 ほかにはなんにも要らなくて。
いいなぁ〜。






この場所にまた
来られるなんて
嬉しいような
切ないような

スー・
「石の心臓」
忘れられない
小学校で
初めて観た劇

スー・
日々のこと
たんたんとして
響いてくるよな
物事もなく

スー・
この場所にいて
このままでいて
変わらないでと
願う 桑の木

スー・
石畳がいい
うっとりしちゃう
木漏れ日キラキラ
美しい鎌倉

スー・
日々
楽しんで
生きてれば
いい

スー・
この場所にあった
石ころを
大事にしていた
日々の続きを

スー・


「この場所にあった石ころを大事にしていた日々の続きを」
お題をみっつ読み込む名人スー・ちゃんならではの四行ですねぇ。さすがです。
みなさんが言いたかったことをぎゅっと詰め込んだ「今日のまとめ」というような、
そんなシリトリなのでした。にこ。






この場所に今日もこもれび 
真西から
森の木の葉を射抜く
やさしく

soyo
石橋を
たたいてわたる
もしもいま もしもいま
ってかんがえている

soyo
日々ゆるり 
ゆるめばみえるたからもの
するべきことは
あまやかすこと

soyo