cap verses  /  そよ日暮らし

サイシンのシリトリ  これまでのシリトリ  投稿者さん別のシリトリ  はじめての方へ



NO.239 2005/02/08 (19人62作) 
てく から 不安で
てくてくとゆく
てくてくとゆく
月光と君に
包まれながら

ふみちゃん
からめるみたいに
ほろ苦い
頬の涙は
恋の後味

ふみちゃん
不安で眠れぬ
夜のベッドは
涙の海を
漂う小舟

ふみちゃん
みっつとも、どの風景も、読んでたちまち ふみちゃんの描く あのやわらかな絵に変換されてしまうのでした。
ふみちゃんが綴ったものだからこその この感じ、あいかわらずに大好きでした。
「てくてくとゆく てくてくとゆく 月光と君に包まれながら」  あぁ。





テクニックばかり
駆使されたって
愛じゃないから
感じやしない

あ〜でるはいど
空くじナシよ
アタシの人生
アナタの人生
ハイ大当たり

あ〜でるはいど
不安です
モーレツに今
会ってぎゅって
安心ください

あ〜でるはいど
「不安です モーレツに今 会ってぎゅって 安心ください」
ぱちぱちぱちち。ぜったいに「猛烈」ではなく「モーレツ」なのです。
きっと誰もが知っていそうなその不安・・・・・・「あってぎゅって」 ここのところがさすがなのです。ありがとぉです。「大当たり」もね♪






てくびも
ツメもマツゲさえ
ただただ君に
恋をしている

すみれのしずく
からすぎる
カレーをたべて
君を想って
泣いてしまった

すみれのしずく
不安デコレーション
恋するわたしの
ケーキの
名前

すみれのしずく
選びきれずにぜんぶ太字にしてしまいました。
ひとつひとつではなくて、はじめから読みすすんでこそ活きてくる「不安デコレーションケーキ」なのです。
あぁ。すてき。というわけで、二月二週目今をときめく 「バレンタインスペシャルでした。(作者談)」





てくてくあるく
ゆうやけこみち
からすかあかあ
かえりをせかす

スイートポテト                         
からすなかずに
しばらくまてよ
なみだがおでは
かえれはしない

スイートポテト                         

てくてくあるく ゆうやけこみち からすかあかあ かえりをせかす
からすなかずに しばらくまてよ なみだがおでは かえれやしない

じーんとしずかな郷愁が胸の奥までとどいてきます。だいすきでした。ほんとぉに。うん。ありがとうです。すてきなのです。






てくてくと
廊下を歩く音がする
寝床に向かう
チャチャの足音

肉野菜

チャチャとは我家の愛犬(シーズー)であります。
から元気
見透かす君の心配に
少しおどけて
肩をすぼます

肉野菜
不安でも
自信がなくても
日はまたのぼり
時は刻まれ

肉野菜
てくまくまやこん
てくまくまやこん
おひめさまになぁれ
一家の后(きさき)になりました

かのこ
から元気
見つかっちゃって
てれかくし 
にっと笑って 落ちそな涙

かのこ
不安でも
ふんばって がんばって
平気だよって言ってみる
小声だけどね

かのこ
さてそして。「から元気」なおふたりを並べておいてみましたん。二人揃ってバレてます(^^♪
「少しおどけて 肩をすぼます」 「にっと笑って おちそな涙」 あれ? ここで 復唱してると なんか今ころ
じんわり泣きたくなったりします。から元気系に弱いわたくし(^^♪ じーん。
あ。そして。「チャチャの足音」 「てくまくまやこん」 こういうところもとても好きです。チャチャチャッ。





手首をつかんで
抱き寄せる
あなたが私に
甘えるときのクセ

歌鳥
からかって
いつも私と笑ってた
そんなあなたは
もういない

歌鳥
不安でも
涙隠し笑顔見せ
自分らしさを
見失った

歌鳥
「不安でも 涙隠し笑顔見せ 自分らしさを 見失った」
上の肉野菜さん・かのこさんの「から元気」とは ゆくすえ少し違うかな・・・ナ 「涙隠し笑顔見せ」です。
うわべの笑顔をコントロールしすぎていると 自分のほんとが見えなくなるね、という四行・・・
見失ってもまたすぐに「ここよ。ここよ。」とからだに戻りますように。にこ。

テストテストの忙しいなか、ありがとうです。来週はバレンタインデーの翌日の更新になりますよ♪ お待ちしていまぁす。






てくてく 歩く
くるくる 回す
すらすら 歌う
うまれるちから  ⇒

ふらっと
からからかざぐるま
回しつづけていないと
時がとまってしまいそう
鬱蒼と絡みつく不安で ⇒

ふらっと

不安でその胸
眠れないほど
ドキドキ震え
笑みさえ奪ってく ⇒

ふらっと
うっかりと見過ごしそうになりました・・・が ! シリトリンネになっていました。
一行ずつが一文字どりのシリトリで、シリトリごとには次のお題と同じことばでしめくくり、次に繋いでいらっしゃいます。
いつもいつも丁寧に楽しいかたちでご参加くださりありがとぉです。「からからかざぐるま・・・・」 とてもとても好きでした。






てくびに
かんじて
じかんを
わすれて

夏野花
からすが
こわいの
なくから
こわいの

夏野花
不安で
携帯を握りしめ
ただ歩き回って
君に出会えた

夏野花
からすが こわいの なくから こわいの
しんぷるな 16文字のなかにある 不安定感、手に取るようにとどいてきます。
てくびに かんじて じかん わすれて  ・・・これも 余計なものが削ぎ落とされて なおのこと。うん。
ありがとぅです。すてきなのです。






てくてくと
登る坂道
二人の人生
重ね合わせる

つる。
からっぽの
ポケットいっぱい
レンゲ詰めてる
愛しい我が子

つる。
不安でたまらない
あなたの声が聞こえない
置き去りにしてしまった
私の携帯電話

つる。
「携帯電話」 だよ 「携帯電話」
テクニック
身につけるのは難しい
一緒にバス釣り
こっそりぬすむ

ジジ

からにする
頭の中身をからにする
春の香りに
つつまれながら

ジジ
不安でも
余計な事は考えない
まってる未来は
素敵でいっぱい

ジジ
「こっそりぬすむ」 だよ 「いっぱい」 だよ 「いっぱい」
さて。先週、初登場のお二人が、ひきつづき、揃ってご投稿くださいましたよ。わぁぃ。
もうずぅっとながく、前からここにいるように 馴染んでいるのはなぜなんでしょぅ・・・と思ってしまう空気感です。ふしぎです。
「てくてくと 登る坂道 ふたりの人生 重ね合わせる」
「テクニック 身につけるのは難しい 一緒にバス釣り こっそりぬすむ」 
どちらもとても好きでした。
そして、「からっぽのポケット」 や 「からにする頭の中身」・・・どちらも春の匂いなのです。ぽかぽかふわり。ありがとうです。






てくてくと
歩めぬ冬の
夜道 ざくざく
しんしん

みきょう

からからの部屋には
しゅんしゅん
沸き立つ 薬缶
ストーブの上の

みきょう
不安で 不安で
見上げる空から
舞い落ちる
雪の 冷たさ

みきょう
てくてくと
歩く音がこだまする
火曜日あたりに
日光は差す

花外
からだじゅうの
かわきがうるおうおとがする
わたしはきょうも
ひとりではない

花外
不安でね
眠れなくなる夜もある
でもみんながね 
朝陽の音をならす

花外
「からからの部屋には しゅんしゅん 沸き立つ 薬缶 ストーヴの上の」
「からだじゅうの かわきがうるおうおとがする わたしはきょうも ひとりではない」
うーん。よめばよむほどシンクロニシティー ・・・と、感じてしまう管理人です。
強いことばは使わずに、孤独やさびしさ 綴りつづける みきょうさん。そしてそれらを大袈裟ではない言葉にあらわす花外さん。
というわけで、たいそうわたしを喜ばせたふたつの「から」なのでした。ありがとぉです。 
あ。てくてくも続けて読んでね。うれしい気持ちになりまする。にこ。





てくてく歩いて
気持ちも前向き
背筋をのばして
気分はデューク更家

みっぴー
「殻に閉じこもるのは
キミの悪い癖」
そういうあなたも
閉じこもるくせに

みっぴー
不安でたまらないから
手をつないでいいですか
10秒だけ
それで大丈夫

みっぴー

からっぽの箱をあげよう
楽しいことや
幸せなことで
この箱をいっぱいにして

みっぴー
不安でしょ?
経験あるからわかるけど
乗り越えるのも
大切なこと

みっぴー
「からっぽの箱をあげよう・・・」 このはじまりが、とてもとても好きでした。
一行目だけでこんなにもわくわくさせてくれるのでした。
からっぽの箱 まわりにたくさん置きませう!と、元気もりもりでてくるような。
ありがとうです。わぁぃ。






てくてく歩いて
どこまでもいこう
梅や桜も
ほら、咲き出した

スー・
からまわりして
迷った小道
まだまだ先は
長く険しい

スー・
不安でなんだか
物思うときは
風呂に浸かって
さっさと寝るべし!

スー・
テクニックなんて
どうでもいいよ
それより自然な
笑顔が近道

スー・
からくさ模様の
風呂敷包み
ほんとに見たとき
笑ったっけな〜

スー・
不安で
不満で
不服な
不釣合い

スー・
てくてく歩くが
不安でござる
空っ風だって
越してゆこうぞ

スー・


「不安でなんだか 物思うときは 風呂に浸かって さっさと寝るべし!」
これだから、スー・ちゃんのシリトリはやめられません(^^♪ だぁぃすきっ。
あ。そして。「てくてく歩くが 不安でござる・・・・」 これは、お題を三つ読み込んであるものだけれども 
「不安でござる」が最高でした。いつもいつもありがとうです。ゆこうゆこう 空っ風だって越してゆこう。えいえいお。






てくびのほそさ
おんなのすごさ
てれてるどうさ
おんなのうそさ

湘南坊主
からめてなんぼ
ぞうさんダンボ
日々是しんぽ
おっかはサンボ

湘南坊主
不安ですから
人のマスカラ
貴方いつから
好きなのオカラ

湘南坊主



てくねってだけ聞こえて
なにをしてくのかわかんなかった
で夕日に聞いてみようって思った
わけでもないけどほかにすることない 

苔虫
からずっと見てたら
にじみながらゆれながら
こっちみて笑うみたいに
山の向こうにだまって沈んでった 

苔虫
不安でしょうがなくなったよだって
あいつも笑いながら行っちゃったし
夕日も笑いながら行っちゃったし
だから今待ってるトコ笑いながらね

苔虫



てくのぼう
点がお先に行っちゃって
秋葉原でジャーンプ!!
生息地は未確認だって

りくり
からまわってます
いつも楽しそうに
上機嫌ポイント集めて
もらえる賞品なんだろな

りくり
不安でしかたない日
土を耕しシアワセの種を蒔く
芽吹くまでの時間
君なら何をするだろう

りくり

いやはや。ほんとに。面白すぎます。濃すぎます。浸りすぎるとこちら側に戻ってこられるなくなるような・・・。
そんなわけで、今週の最後をかざっていただいたのは・・・
ぱわー全開 坊主さん(ラップのリズムでお読みください。)と、
可笑しくも哀しい12行物語一挙公開苔虫さん(息をつかずに12行、ひといきにお読みください。)と、
そして これ以上ないってくらいのりくりわーるど りくりさん(臨機応変なこころもちでお読みください。)
・・・でした。読むだけで上機嫌ポイントもらえます(^^♪





てくてくあるく 雪野道
春 水芭蕉の咲く沼に
けさ やくそくの
ダイヤモンドダストちりばむ

soyo
からまつ林の道端の
しばれた朝の透明な
空気のなかの妖精に
よばれて世界あたらしくなる

soyo
不安なら
若葉まーくをつけようか
いま行く道は
はじめての道

soyo