ここは ∞さんのシリトリ詩集のページです。
∞さんは、 長いあいだの闘病生活を終え
33歳という若さで 2002年7月1日に
昇天されました。
cap verses 2000-2002 ∞ |
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君 素 我 考 遊 音 想 声 二〇〇二年の作品より 道 |
君 「なかなかうまくいかないね」 って笑いながら言う君を見てると なんだか元気が出てくるよ 転んでもただじゃ起きない君だから 贅沢なのかな 夕焼けのひとり占め ふたりで眺めたら価値半分? 素敵な値打ちの下がり方 寝顔はたくさん見てきたけれど 愛しい人とそうでない人 どうしてこんなに違って見える 無防備なのはおんなじなのに からまわりしてる きみもだね おんなじペースで まわってようね 火を見るよりも明らかなのは 君がそこにいること 僕がここにいること 火照った顔は隠せない 伝えたい気持ち うまく言葉に出来そうなのに 口には出さず視線をそらす 鼓動の速さも気づかれぬよう 知りたくて 仕方ないから 表情だけで 問いかけた ことばなくてもわかってよ ことばなくてもわかってくれよ そしたらふたりでだまってようか それもいいけどそれでもいいの? 「馬鹿だな」って 言われたくないでしょ? でも「バカだな」って かわいいって意味だからね 滅多に言わない アイラブユー 嘘です 一度も言ってません 暖めて溶かして とろけて交わって くっついてジッとして もう二度と離さない ワインは言わん何も言わん シャレたつもりでワインは良いわ 飲んだあなたの饒舌と 飲まない私の無表情 ふたりでいるときの ドキドキや戸惑いやゆううつ ひとりよりふたりのほうが いいと思ってた 窓に書かれた 愛のラクガキ 笑い飛ばして こっそり真似る 乱れたその髪を 気にしているのは 誰よりも この僕なのに いつまでも笑っててね たまには沈んでみるのもいいけど たまには怒ってみるのもいいけど いつまでも笑ってていいんだよ 素 あめふりも いいなと思うよ たまに会う 友達みたいで 影も形も 今そこに 見えているのに 触れもせず 暮れる夏色 目で追った グラデーションの 大スクリーン 音楽会 聴衆と演奏家 同じ時間の共有 違う種類の感動 ちらりと見せたい僕の中 全部は見ないで勘弁してね あなたもきっと隠してるはず ピリリと辛い鷹の爪 まゆげなのに まゆげなのに なぜにそんなに ものがたる まだ来ない もう来ない 来るかもしれない 来ないかもしれない 夜風に吹かれて散歩をしたい 誰もいない秘密の場所で 明るい夜空を見上げて探す 恥ずかしそうに輝く都会の星たち 逃げるから 追うんだね 逃げてみたけど 追われなかった 絵本と言ったら「100万回生きたねこ」 たまに本屋で立ち読みしては ウルウルしてるアブナイおとな そろそろ買った方が良いですか? のこぎりギリギリ板を切れ かんなでなんか削れない とんかちトントン指打つな 器用になるには今日は無理 連れてって 海、山、温泉、海外旅行 暇はあるけど金は無し ひとりで旅立つ夢の国 夕方5時の夏の余韻が 涼しい空気と入り乱れ オレンジ色がささやいた 優しく悲しい目をして見ないで 我 秋の日のように いつの間にかやって来て いつの間にか去ってゆく 通りすがりの清々しい人になりたい せますぎる心 無理やり空気を吹き込んで広げても 破裂してしまいそうだから そんなこんなでこれが自分 肩を震わせたのは 怒りながら 泣いて 笑ってたから 糸くずが付いた 肩くらいの 自己主張なら 出来そうなのに 仮面を取っても また仮面 ホントの自分は 何処にいる 隠すしかない そう思ってるのは自分だけ だったら良いのにな でもやっぱり隠しとこっと 宙ぶらりんでも油断はせずに 付かず離れずぶーらぶら 攻め時見極め逃さぬように 一気にパクッと食らいつけ 傷跡すら 成長するのだから 立ち止まっても 進んでも 探しているよ なくしたものや見たことないもの いつもキョロキョロ キョロキョロ今日も あきらめてみようかな と思うこともそれなりに 勇気のいることであるからして 今日も今日とて宙ぶらりん DAYDREAMを見ては DREAMLESSな夜を過ごし DREAMLANDを目指しては 今日もやっぱりDREAMER はしゃぐ自分を見て もう一人の自分がつぶやいた 何がそんなに楽しいの? だってこんなに楽しいじゃん プライド高くて困っちゃう ポテトにしたら売れるかな 味付けしょっぱくし過ぎちゃダメさ 何事も控えめくらいがちょうどいい 誰がきめたの? 自分で決めつけてるだけだよ 人のせいにしようとしてるんだよ それで満足してていいのかな 経験がものを言う 経験が人を臆病にさせる 右か左か さあどっち? 本当は 言いたくないことばかり 本当に本当のことは いつも言えず終い そんな感じでうなづいてみた もっともらしく見えたはず 案外役者でやってけるかも 正直者でも嘘はつく ズル賢い人、世渡り上手 八方美人は嫌われて 我を通せば弾かれて 正直者はバカを見る 指という字は 損に似ている 指きりげんまん 正直者は損をする? 借りてきたネコみたいに 元気がなくても 顔で笑って心で泣いた ホントのネコになりたいな 口喧嘩 思わず吹き出して仲直り 意地張りすぎて先に謝られたら こっちの負けってことかもね 引いてもダメなら押してみろ 押してダメでも壊すなよ 近頃何でも難しい 頭の体操、まるで知恵の輪 ひとりごとを口にしてみても あなたには聞こえませんね 心の中でつぶやいた方が 届くような気がします 考 また今度 今度っていつ? その気がないことわかってる 出来ない約束しないでね 午前2時って ひとりぼっちだなぁ 誰も見えないけど みんな何してるの? にあわないタバコ吸って にあわないセリフ吐いて にあうもの探しながら おとなになってゆくんだね 始めてよかった そう思ったのは初めだけ なんてことにならないように 続けていくのは難しい ごめんなさい 一度失った信用は その一言だけでは 取り戻せない ピンクの吐息 ブルーのため息 マスターしたら もう大人 あの店にあったから 安いこの店にもあるはず と思ったら無かったので 戻ったらなくなってた 知ってるよ 君の良いとこ悪いとこ 誰でも自分に不満はあるさ 欠点だって人から見れば魅力的 足りないね ケーキを切るのは難しい そのうち形が崩れてく 一口サイズでおかわり自由? 遠すぎるけどメールでやり取りできる人 遠すぎてテレパシーも届かない人 近いけど全然連絡しなくなった人 どこにいるかもわからない人 むづかしいよね 数学も 夕食のメニュー考えるのも 話しかけるタイミングも みんな やりなおし 塩と砂糖を間違えた どうせ自分で食べるのだから 開発するか新メニュー 無限大に広がる宇宙 ホントは外から大きな人が こっそり覗いて見てるかも 人間なんて小さすぎて見えないね 遊 絵描きのようになりたくて ネコの絵描いてはみたけれど からだ横向き、顔だけ正面 なぜかお口が笑ってる 化粧品 満員電車でつけられた 落ちにくいもの 顔につけるなんて ごごにここで こっこごっこ こけむしくんと こけこっこ ゴロゴロと 鳴るのはお腹か雷か おへそかくしてピーヒャララ 夏が始まる、注意せよ 食卓に食べ物を置きっぱなしにするな 食べちゃうぞ 食卓に食べ物を置きっぱなしにするな 俺の分がなくなってるぞ 席を立つ 空いた席に座る人 ぬくもり感じて 苦笑い 底に板 五右衛門風呂に入りたい お湯加減はイイ加減でも なんだかとっても楽しそう ちょうどいいかな いやいやまだまだいけるでしょ せっかくだからもうちょっと やっぱりやめときゃよかったな チョコレート下さい この時期に自分で買うの 恥ずかしいからです それだけですホントです つんとして くちびるつきだす チューのあいずは ねずみごっこじゃないんだよ 「ド」はドツボのド〜♪ 「レ」はレレレのレ〜♪ 「見」たくもない映画付き合わされて 「ふぁ〜」眠くてあくびが止まらない 馬鹿力 鹿さんいないと馬力だね シカトされても良いんじゃない? 馬鹿にしないで、私は鹿よ! パイはパイでもおっぱいぱい ネコのお腹のおっぱいぱい いっぱい付いてるおっぱいぱい ボクにも付いてるおっぱいぱい 半分人間 半魚人 半分お魚 人魚さん 随分イメージ違うじゃない どっちも半分ずつなのに ハートをむき出しにして 重ね合わせて ピッタリしたら 付き合いませんか? 日焼けあと どこを見せたい?見せられたい? 腕時計のあと、眼鏡のあと Tシャツのあと、水着のあと べろべろば ベビーにやったら喜んだ ネコにやったら無視された 大人にやったら睨まれた 僕はネコさ 名前は何だったかな 「アジ味」 のエサが好きなんだ ここ 笑うところだぞ モグラ叩いちゃかわいそう 叩いて楽しい手拍子しよう パンパンパンパンあんぱん食パン パン好きモグラがモグモグモグ ライスカレーって カレーライスよりも 美味そうな気がするのは 何故なんでしょうか R は右で L は左 車は左で人は右 左ヒラメで右カレイ どっちがどうだか忘れちゃう Yシャツは ホワイトシャツが転じた言葉 わいは初めて知ったよ わぁいわい Eとヨ、合体「日」になった 縦棒足せば「田」になって 横棒足せば「目」になるよ 横に倒して「四」行完成! Nが転んでZになって New Zealandに飛んでった N極S極仲良しさんが言いました にっちもさっちも行かないね Fを ふ〜っと吹いて くるくる回したら 干からびた M と言ったらハンバーガー どっちの店にしようかな 時間がないから牛丼屋 卵をつけても安上がり 音 あ 秋の宿題 飽きない何かを見つけましょう 商いなんかはどうですか? 呆れる前に諦めて 明日の予定が空いているなら 朝日を一緒に浴びましょう あなたを愛しているのです ありがとうあたしを朝まで暖めて 青にもいろいろある訳で 青い空やら青い春やら青い鳥 青息吐息で青ざめて 青筋立てては青菜に塩の青二才 穴があいたアンブレラ 相合傘であなたと歩こう 哀願しても生憎そこは 雨に濡れないアーケード 朝寝坊 頭抱えて、あらなんで? 歩いちゃ遅刻で焦ったよ あのバス乗れれば安心さ い いいじゃないか ジャマイカに行けなくたって 社内旅行じゃしゃーないか じゃ、マイカー出しますか? 一本電車に乗り遅れ 一本道を間違えて 一本電話も掛けられず 一本飲み干す缶コーヒー 一瞬で良いから いろんな表情見せてみて 一番良い顔 射止めてみせます いじわる大好きいじめっ子 インチキいかさまいい加減 いろんな人がいるけれど いい人だっていっぱいいるよ いそがしいけどいただきます いくつになってもいやしんぼう インド料理にイタリアン いろいろ食べたい胃腸の言い分 う うねった海に裏切られても 歌を歌うように 移ろいゆく浮き雲のように 後ろを振り向かず初々しく お お前何様?俺様だ! 男前だがオロオロしちゃう 面白おかしくおっちょこちょい おけつフリフリおならがプ〜 思い出す 奥様がオナラをしたの大きな音で オロオロしてるの可笑しくて 大笑いしたら親に怒られたこと か 限りない悲しみ抱えていても 語らぬ彼女はかたくなだけど かきあげた髪 風になびいて輝いている かえろうかな かなしいから かっこつけても からまわり が、しかし 外見をどうにかしても 概して中身は がらんどう がんじがらめでも我慢して ガックリ来ても頑張って ガツガツしたりガブ飲みしたり ガムシャラガッツでガォーッ! き 嫌われ者の気取ったキツネが利いた風 「君には木登りなんて出来っこないよ」 気さくなキリンが鍛えた足で強烈キック 奇声を上げてキリキリ舞いでギブアップ 犠牲的ギスギス 偽装的ギラギラ 偽悪的ギザギザ 銀河的ギリギリ く 苦労なフクロウ 空気を食う気? クチャクチャ無茶苦茶 薬がクスリ クジ引き福引きクジ運ないの 食いだめ苦しいクソくらえ くんくん臭いのクリーンクリーン 苦楽ラクラクくたびれもうけ グーグー寝たり グーグーお腹がなったり GoodGoodって誉められた 今日の味噌汁、具はなあに? け ゲッソリ痩せて 元気がないのは解せないな 月曜日にはゲラゲラ笑って 下駄をはいたら月光見よう 原色のような元気は 幻惑された原動力か ゲリラのような現実に げんなりしないで迎撃せよ こ 粉々になった心の こねくり回し方 コツつかんだら 今夜もコテン 壊してよ コンクリートのように粉々に 鋼鉄のように凝り固まった 凍った心を壊してよ さ 冴え渡るサイレンのような さびれた心の叫び声 ささやかなささやきに差し替えて 探し当てたサイレンス し シーズンオフのシーサイド シーラカンスか深海魚 塩水、体にしみちゃうの? 死んだフリして知らんぷり じれったいほどじらされて 地団駄ジタバタ踏みました ジロジロ見てても時間の無駄よ じわりじわりと爺になる 自由な時間はジッとして 地雷で出来た心のジグソーパズルを じっくりゆっくり自在に操り 自爆寸前自力で抜け出す地獄から Gさんジーっと見てるとさ 爺さんみたいなお髭が邪魔ね Gパン似合うジゴロになれず 自慢のお髭を剃ったらC じれったいのは 自問自答と 自慢話と 自尊心 す スピーカー ウタエ! スピーカー サケベ! スピーカー ササヤケ! スピーカー ダマルナ! 素顔が好きだよ すすけた顔も素敵だよ スベスベほっぺにスリスリしていい? すました顔ですり抜けないで 素っ頓狂な素顔だけれど すすり泣いてもスマイル忘れず スランプストレスすり抜ける スタントマン級スタミナ欲しい 少しくらいは素直な僕と 少なからず素敵なあなた 好きだと言えずにすれ違い 隙見てすり寄るスキップで すこし笑えた すこし泣けた すこし怒って すこし疲れた ずっと前から思ってた? ずるいよそんなの ズキッとしたよ ズッシリくるね せ 石鹸の香り接近中 接吻したいがセリフが浮かばず 咳払いが関の山 背中を見送り席を立つ 贅沢したいが銭はなし 贅肉全然ありません 絶唱したら点数ゼロで 全部歌えず絶句した 全身ずぶ濡れになっても絶叫してでも 前進しないといけないの? ゼロからやり直したいなんて 贅沢なのかな 責めても無駄よ? 攻めて揉んだよ せめてものこと 褒めてるんだよ センベイ布団 洗濯したらふくらむかしら せっかくここまでつぶしたのだから 狭い押し入れ有効に そ 「そんなに私はそそっかしいの?」 そうでもないけどそれなりに そうそう、それはソースだよ そしらぬ顔でそっぽを向くな ゾッコンなんですあなたに夢中 雑木林で告白されても あなたの事は存じません ゾクゾクしながら良く見てみると ゾンビが微笑みゾッとした た だから言ったじゃない、とか だってしょうがないじゃない、とか だらしないわね、とか だまっててくれないかな少し 誰にもバレないように ダッシュで脱出第一歩 妥協は捨てて大胆不敵な大逆転 醍醐味知ったら段々快感大成功 誰を見てるの? 誰が待ってるの? 誰のこと考えてるの? 誰に思われてるの? 太極拳か体操か 大して気にせずダイエット 体重計で大記録でたら ダイヤモンドとタイ旅行 ためらわないで タンゴのような戯れに たどたどしさはいつか掌を反して たおやかなタグボートになる ち 地図を忘れて珍道中 知人と2人でちんぷんかんぷん 遅刻を恐れて知恵しぼる 近道わからず力を落とす チーズとチキンを ちぎってわけて チンしたミルクで ちいさなしあわせ つ 「つべこべ言わずについて来い」 『突き放してよ、罪な人』 「冷たい手と手、つなごうぜ」 『つかまえないで辛いから』 図々しいほど頭が高く ずぼらでずさんな手抜きがばれた ズルしてずらかるはずだったのに ズボンがずり落ちずっこけた 杖をついて つぶやくよ 辛い疲れる つぶれそう て 徹夜で書いても訂正ばかり 手紙は何だか照れるよね 電話も出来ずてこずって 手軽に送ったテレパシー と とまどいは とっくのとうに 飛んでった といつか言ってみたい 問い詰めないで 遠ざけないで ときめいた時とどめるために 時計の針を吐息で止めた 導火線に着いた火を消す度胸もないから 土砂降り雨よどうかどこかに行ってくれ 道理の通った童話のように どうしようもなくドーナツが食べたくなる な 何もかも無くした訳じゃないから 泣いたりしない投げ出さない なのにこんなに懐かしがって なぜにこんなに情けない 流れて行った 涙の行方 懐かしさにただ 泣いただけ に 逃げたくなるよ人間だもの 忍耐、努力、気合に、根性 握りこぶしでニガイの我慢 ニンニク食べて匂いがキツイ ぬ 抜かりはなくても濡れねずみ 盗んだ布きれ脱ぎ捨てて ぬかった抜け道かけていく ぬか喜びのヌーディスト 濡れた服は 脱ぎ捨てて ヌードになったら ぬくもりあげる は 履きなれた靴で 葉っぱを踏んだ 吐く息の白さは 儚く消えた 恥ずかしいけど裸になって 入りましょうよとハニーが言った ハイハイそれでは張り切って ハイスピードで張ったお湯 バトル開始だバリケード張れ 罵詈雑言にはバズーカ砲 万事休すかバンザイか 晩ご飯までにはバテバテだ ひ ひっそりこっそりひとりごと 人目を気にしてひとりごと ひび割れた声でひとりごと ひしひし日増しにひとりごと 美意識過剰なビーナスが 鼻炎で美貌がびくついた ビキニ姿でビーチでビール 美女の微笑も微妙に変わる ふ ふたりの風鈴 不協和音 風化した風景 封じ込めた プラムとプリンが大好きで プライド高いプードルと プライベートのプールでね プラネタリウムを見るのさ プカプカ浮いて 武器は持たない 不器用だから 不気味なアクション ぶっきらぼうに ブービー賞 ブランド物のブラウスね 物々交換しませんか? 分厚い底のブーツがブーム へ へっぴり腰でへなちょこパンチ ヘンな顔してへこたれたって へっちゃらへっちゃら 屁理屈だけは一人前 ペーパーバック ページをめくるペースが遅い ペンダント型のペンライト 代わりに読んでよペラペラと 平熱は高め 平衡感覚は割と良い方 平和な生活を送ってるから 凹んだ日だって屁もこくよ ベッドを ベイエリアにして ベソかいた 便所行っとけば良かったな ま 待ってはくれない毎日だけど 瞬きせずに真っ直ぐ歩く? 曲がりくねった真っ暗道でも まぶしい太陽また明日 み 民族衣装をミシンで縫ったら 見違えるほどの身のこなし 身構え方が見事だね 未完成の技見せてみろ みっつかぞえて みてごらん みたことないみち みえてくる む 無駄飯、無駄口、無駄遣い 無闇やたらと夢中になって 無理難題を無視していると むくむくわいた無力な空しさ無限大 無数のおむすび むさぼるムササビ無我夢中 無口なむくどり 無心に無視して無関係 め 目隠しされて迷路で滅入る めそめそしたってめげないで めぐりめぐって目指せよゴール めでたしめでたし目覚まし鳴って 目が覚めた も もぐらピコピコ もうやめろ モテない男 悶々と や やかましいやかんみたいに やいのやいの野次を飛ばす 疫病神に八つ当たりして やけのやんぱちやっほっほー やばいじゃん やっとここまで出来たのに やっぱりセーブは大切ね やっつけ仕事でごまかした ゆ 湯上りゆかたで夕涼み 結った髪に誘惑されて 行きずりの人とゆらゆらと 夢見ごこちのユートピア よ 欲張りな預言者は ようかんとかヨーグルトとか 予告しないで横取りするから 用心した方が良いよ ら ラッシュアワーのラブシーン ラジオで流れるラブソング ラストダンスはララバイで ライターで燃やすラブレター る ルーフに登って空を見て ルーペで探したお月様 留守のようです、お出かけですか? ルールがルーズなかくれんぼ れ 冷蔵庫には レタスにレンコン、レーズンくらい レンジが壊れてレトルトだめで レストランは連休中 ろ ロードショー ロングランのロマンス映画 ロケ地はロシアかロンドンか ロボット、ロケット出てこない? 労働意欲もろくにない ロボット以下のろくでなし 路頭に迷うか牢屋に行くか ロマンチックなロジック捨てろ わ わからない訳じゃなくて 忘れてただけの若隠居 わさびでピリッと我に返って わんぱく小僧に若返る わだかまりという名のかたまりを 輪っかの形のドーナツにして 割って分け合うわたしたち 和菓子のような甘さに和音奏でる 別れたいのとワンワン泣いた 若くて綺麗な私は言った わからぬフリしてわっはっは 笑ってごまかす我が気持ち C CherryboyとCandygirl CheeseとChampagne用意して CandleともしてCheekdance チューして越えるCentury 想 添い寝したのかされたのか おねしょしたから寝る場所なくて 裸で隣りにもぐり込み 何食わぬ顔の幼き日 小さな手 いつになったら父のよに ごつくて大きくなるのかと 思っていたころ懐かしい 母に 似た人に 何故か よく遭遇する 声 軋む雨音 叶わぬ願いとハーモニー 傘をささずに飛び出せば 洗い流されるのか心の叫び 軽くなるかな 重くなるかな 一言だけでも 世界が変わる あなたにあげる 何もかも 受け取らないで そばにいて たべてみたい 世界三大珍味 綿菓子みたいな雲 酸いも甘いも知ってるあの人の心 風の子だった頃のように 向かい風に立ち向かい 追い風に乗って ふわふわとぐんぐんと 宝箱 中身はガラクタばかりでも ホントに大切なものは 心の中にしまってあるのさ 「もう平気」という言葉が 本当の意味で使えるのは 一体いつのことやらと 思い続けて幾年月 今日もまた いい人ぶってみたり いい事を想像してみたり いい加減に過ごしてみた なにもいらない と言えるほどの潔さはない だからたまにで良いからさ 小さな幸せやって来い やがて夜が明け いつもと変わらぬ朝が来る 同じようでも二度とあえない 今日という日を迎える幸せ 「記念日はいっぱいあるけれど 二度とは来ない今日という日が いつもいつでも記念日なのさ」 いつか誰かが言いました 呼んでいる そんな気がして振り向いた 確信はしだいに揺らいで 呼んでみたのは自分の方だった 寝転がって窓から見える雲 ゆっくり流れる雲を目で追えば 時もゆっくり流れてく 止まることなくゆっくりゆっくり 名前で呼び合う ふたりを見て 割り込めない 奪えない リモコンピッ 君の気持ちは変わらない 何度押しても変わらない 電源オフでサヨウナラ たまに笑って 手を振りながら それが最後の 笑みだとしても 容赦なきほど 叩き壊された心 粉々にして 風に飛ばした 今もまだ覚えてるけど 今はもう覚えてないかな 忘れられない人と忘れてしまった人 どちらにもなることが出来たみたい 2杯目を飲み干すまでは この時がずっと続きそうな気がして コーヒーが冷めても構わなかったのに 苦いだけの味は恋と同じだった むきだしの感情を 手のひらにのせて ふうっと吹いて 遠くへ飛ばした どこですか かつて感じた想いたち たぐり寄せては からむ糸 ぶっきらぼうに 投げつけた 言葉の重さに 我打ちのめされる 出口の見えない トンネルの 抜け出た向こうは 深い闇 すぐそこに いたんだよ だけどもう さようなら ぐずぐずしてたら遅れそう くすくす笑ってる場合じゃない 道に迷ってぐーるぐる そのうちお迎え来ーる来る 時間だけがいつもそばで 全てを見ていた 時間だけは裏切らずに いつも一緒にいた 見覚えのあるはずの顔も 聞き覚えのあるはずの声も いつまでも忘れないと思っていても 本当に覚えていられる自信もなく・・・ 夢の国 ゆらりゆらりとゆりかご気分 シャボン玉のように次々と 現れては消えゆく儚い世界 覚えきれない、がそのうち 覚えてもどうせ忘れちゃう、のだし 覚える気力もない、ということになり 何をしようとしてたのかも忘れてる 気づいて欲しいな 気づいてくれなくても 時々は思い出して欲しいな 忘れかた知らなくてごめん 悪いのは 誰のせいでもないのに 誰かのせいにしたくなる 自分が一番悪い人 たたき割れ 何度もそんな気持ちになるけれど 勿体無いから出来ないし 一呼吸置けば収まるよ てぶくろが 片方だけ 道端で 淋しそう 花はいらない 枯れるから そこにあるだけで 花は花 声なんてあてにならない 目に見えない形に残らない 空耳だったかもしれない でも確かに記憶に残っている 柔らかく触れたつもりなのに どうして壊れてしまったのだろう 始めから見えないものだったのに どうして壊れたことがわかったのだろう ノックノック 誰かいませんか? 勇気を出して声掛けた 僕の心も空っぽだけど どうしていますか ゆっくり休んでいますか 何かを感じることは出来るのですか いつか必ずそちらに行きます 飛んでいきたい いつでもどこでもどこまでも ただそれだけなのに 羽がない 旅立つ勇気も 留まる勇気も ないけどやっぱり ないんだけれど 二〇〇二年の作品より ページが足りない 夜は長い 耳鳴り空耳 子守歌 心に波風が立った日 ピエロは泣いた ピエロが泣くのは 涙が似合うと知っているから 帰りたくなる 曇り空 一緒に泣いて 暮れよ空 あの部屋へ 置いてきた なにもかも 溶ければいい そこには きっと もう なにもない なにもない なにもないはずの 手のひらひろげ 明日を占う 道をゆく たどりつく場所 まだ 決めてない まだ 決めてない 夢の続きの みぎひだり 過ぎ去るものたち 見送りながら ズラリ並べて 眺めてみると 想いの色は 日々かわる 道 ふいに聞く この道で良いのかと 誰にともなく 人知れず 眼を閉じた 音を聴いた 気配を感じた 心で見えた 降りそそぐ 悲しみは 流れていつか 空へと昇る おめでとう 言ったり言われたり ありがとう 素直な気持ちで しばらくぶり 言ったり言われたり また今度ね また今度が来る時も来ない時も 待ってます 言ったり言われたり お待たせ 帰らなくて良かった 作戦練ろう みんなが仲間になるように 明日が雨でも良いように 作戦練る人、この指とまれ |