cap verses  /  そよ日暮らし




NO.234 2004/12/07 (20人69作) 
きらり 見えるのに



赤い口紅
盗みさす
少女を映す
母の鏡台

ふみちゃん
きらり光った
目尻から
ほろりと落ちた
哀しみの粒

ふみちゃん
見えるのに
遠いものがある
見えぬのに
近い温もりもある

ふみちゃん
「赤い口紅 盗みさす 少女を映す 母の鏡台」
うぅ・・・・。 (←唸っています。)  大好きでした。
どきどきとして、緊張感もたかまって、余計な言葉はひとつもなくて「少女を映す 母の鏡台」 すごいです。
セピアカラーなふみちゃんに、今日もほれぼれしましたの。うん。拍手です。






赤いマニキュア
塗った指先
鍵盤の上で
踊るクリスマス

ケト
きらりと今
たしかにたしかに
ひとつだけ静かに
落ちた流星

ケト
見えるのに
色んなことを
見ないふりする
きみが笑った

ケト
ふみちゃんの「赤い口紅」に続いて、ケトちゃんは「赤いマニキュア」なのでした。 これもとっても好きでした。
「赤」から受けるイメージは無限にひろがるものですねぇ。
そして、 「見えるのに 色んなことを 見ないふりする きみが笑った」 
これも、とてもとても好きでした。しずかな笑顔が浮かぶのでした。幸せのしゅんかんの。






赤い目のワケ
尋ねてみたらば
ますますうさぎ化
しちゃった彼女

あ〜でるはいど
きらり光って
流れて消えた
あのコの涙と
夜空のあの星

あ〜でるはいど
見えるのに
手をのばしても届かない
強く望んでもなびかない
星より遠くへ行った心は

あ〜でるはいど
「赤い目のワケ 尋ねてみたらば ますますうさぎ化しちゃった彼女」
うさぎ化しちゃった彼女 は きっとおとなりの「きらり」のあのコに続いてゆくものと思われまする。
こんな場面での、あ〜でるさんならではの切り取り方がとても好きです。さすがなのです。ちゃーみんぐです。ありがとぉです。
にこにこ。





赤いあたしが
今のあたしで
今日も自転車
みたいなスピード

すみれのしずく
きらり
のらり
くらり
どきり

すみれのしずく
見えるのに
見れるのに
話し掛けは
できない教室

すみれのしずく
「スピード」 だよ 「スピード」 「り」 だよ 「り」 「教室」 だよ 「教室」
「赤いあたしが 今のあたしで 今日も自転車みたいなスピード」
あぁ。またしても・・・赤いあたしが 今のあたし にいちころでした。
おなじワナに何度もハマってしまうのでした。まいるなぁーもぉ。くらくら〜っ。





赤い実が
たわわに実る柿の木は
もうすっかり
はっぱが落ちて

肉野菜
きらりきら
あさもやのなか
ひいらぎのはっぱの
あさつゆひかる

肉野菜
見えるのに
過去の自分に手はかせず
でも君がくじけて
僕がいるんだ

肉野菜
赤い空とか
飛ぶ魚とか
泣いてる君は
ツクリゴトのよう

みなち
きらりと光る
たった一瞬
まるで気のせい
もうだいじょうぶ

みなち
見えるのに
目をあけて
前をむいて
これでいいのに

みなち
「きらりきら あさもやのなか ひいらぎのはっぱの あさつゆ ひかる」 
「きらりと光る たった一瞬 まるで気のせい もうだいじょうぶ」

どちらもとっても大好きでした。縦読みするともっと好き。
・・・そして 「見えるのに」 これはとにかくとても大事なものなのでした。「僕がいるんだ」「これでいいのに」 うん。大事。





赤いほほ
うつむいたうなじ
はじらう君の
こころはやわらか

そばかす
きらり ふわり
舞ってくる雪の精
君と一緒なら
消えてゆくのも平気

そばかす
見えるのに
不安になるのは
君の仕草が
不自然だから

そばかす
赤いいろ
好きになれなくて
目立たない自分と
比較してた

かのこ
きらり光った校庭で
夢中でひろった
たからもの
黄鉄鉱と知った今

かのこ
見えるのに
見なくて
見たいのに
目をつむる 君

かのこ
「見えるのに 不安になるのは 君の仕草が不自然だから」
「見えるのに 見なくて 見たいのに 目をつむる 君」
君の仕草や横顔を、あれこれ思いめぐらせました。
とくべつに想いをこめて書かれたもののような気がして、とても好きなものたちでした。ありがとうです。






赤い木の実は
ぬくもりや
光くるんで
白い冬待つ

ふらっと
きらりあさひに
ゆうやけ空に
のぞいた明日の
かけら探しに

ふらっと
見えるのに
見えないものは
見えないけれど
見えてくる

ふらっと
赤く。。。青く。。。
冴え冴え
零るる
星のささやき

☆のしずく
きらり なみだが
ほろり こぼれた
おもひ あふれて
ふわり うでのなか

☆のしずく

見えるのに
近くて遠い
星影のよな
あなたの心

☆のしずく
「きらりあさひに ゆうやけ空に のぞいた明日の かけら探しに」
「きらり なみだが ほろり こぼれて おもひ あふれて ふわり うでのなか」

ひらかなのやさしい「きらり」 なんどでも読み返したくなりましたっ。
お散歩の途中でふっと、口からこぼれたことばの様な、親近感があるのです。ありがとうです。
にこにこ。





赤くなる
好きな人の前ではさ
そんなウブな気持ち
どこにいったやら

ノエル
きらり ピカピカ
街の中はネオンで綺麗
私の一番星は
いつ光るのかな

ノエル
見えるのに
届かない
だからどうしても
欲しくなる

ノエル
赤いワインに
この愛を
映してあなたと
過ごせたら

歌鳥
きらりと光る
恋の矢で
私のハート
射抜かれた

歌鳥
見えるのに
見えなくなった
涙で全てを
隠したせいだ

歌鳥
「見えるのに 届かない だからどうしても 欲しくなる」
「見えるのに 見えなくなった 涙で全てを 隠したせいだ」

シンプルで、ほんとうのこと。うんうんうん。わかるなぁ。経験あるなぁ。・・・なんて
いろんな場面を思い出しつつ読みましたっ。ありがとうです。
また楽しみにお待ちしていますね。





赤鼻の トナカイの歌
ハミングしている
くりかえし くりかえし
そんな十二月

スイートポテト
きらり きらきら
きもちいいほど
きらめくせいざ
きたぐにのふゆ

スイートポテト
見えるのに
見えてないふり
しつづけている
これも 愛だね

スイートポテト
赤は愛情 ばらの花
赤は情熱 フラメンコ
赤は躍動 運動会
それなのに 止まれって 止まれって

ぽあろ
きらりとひかる 川水面
さらりとそよぐ 秋風に
ふわりととんだ いちょうの葉
ひらりとつかむ 坊やの手

ぽあろ
見えるのに
見えないふりを しておこう
君の手帳の
ハートのマーク

ぽあろ


見栄、
ルノーに乗っている
六畳一間の
アパートなのに

ぽあろ
スイートポテトさんのシリトリは、みっつとも、ふるさとちっくなシリトリでした。どれもとっても大好きなのです。ほんとぉに。
そして、余裕綽々ぽあろさん(^^♪ お茶目な「赤」と、詩人な「きらり」、駄洒落な「見栄ルノーに」どれもこれもに拍手です。
ここに並べておいたのは、「見えるのに」を並べて読みたいからなのでした(^^♪ だって大好きなんです。こういうの。

「見えるのに 見えてないふり しつづけている これも 愛だね」
「見えるのに 見えないふりを しておこう 君の手帳の ハートのマーク」

ぱちぱちぱちち。





赤い服着たサンタさん
赤いお鼻のトナカイに乗って
赤い目をしたうさぎのために
赤い人参あげたとさ

みっぴー
きらり一粒 その涙
あわててキミは隠したけれど
脳裏に焼きつき 離れない
勝気なキミの ほんとの姿

みっぴー
見えるのに
勇気がなくて
つかまえ損ねた
赤い糸

みっぴー

きらりと光る
君のよさを
認めてくれる人がいる
忘れないで そのことを

みっぴー

「見えるのに 勇気がなくて つかまえ損ねた 赤い糸」
これがとっても好きでした。行間からも、あふれる思いが漂ってくる・・・そんな気のするシリトリでした。うん。

つかまえそこねた赤い糸って、どうなるのかなん・・・誰も、かわりに掴むことなどできないはずで、
その糸は垂れたまんまになるのかなん・・・有効期限があるのかなん・・・というようなことが、気になり始めた今日でしたっ。気になるー。





赤くなるなら可愛いのにな
声かけられて 私って
なんでそんなに緊張したのかな
彼に見られた 青ざめた顔

幻那・李(げんな・りー)
きらりきらりきらり
くうきの中に光るほし
しんしんしんと 凍る空
それでも暖かいあなたの隣

ふら・りー
見えるのに手届かないホシ
見えるのに声かけられないキミ
光かがやき めくらまし
いつか座標がずれる時が希望

ふら・りー
赤く光った鼻持つとなかい
いつもはさみしくしてたけど
どうやら出番がやってきた
楽しい夜に浮き立つ元気 ⇒

ふら・りー
きらりとひかるあの子の涙
黙って見過ごすサンタはいない
いつだっていつだって
手の届くところで見守るこの身 ⇒

ふら・りー
見えているのに感じていないね
 願いは星に流したの
 望みは心に鍵かけ隠す
炭になりそうなココロに火を残す赤 ⇒

ふら・りー
たくさんの ふら・りーさんです。ありがとうです。あふれる思い もりだくさんです。素敵なのです。
下段はシリトリンネです。一行ずつがシリトリになっていますよ。お見逃しなく〜。
「きらりとひかるあの子の涙 黙って見過ごすサンタはいない・・・・・・」 
ここのところが大好きでした。またお待ちしていますねー。





赤色がすき
なんとなくだけど
大人になったら
好きに変わった

スー・
きらり光った
ススキの穂
風にひたすら
美しくなびく

スー・
見えるのになぜ
確かめるんだろ
見えないものなら
信じてるのに

スー・
赤い薔薇
スイカにトンボ
林檎にもみじ
季節色濃く

スー・
きらりと水に
うつった夕暮れ
壊さぬように
夜空を待った

スー・
見えるのにまだ
届かないもの
それでいいんだ
まだ途中だから

スー・

きらり光った
赤い太陽
みえるのに眠い
日の出の時刻

スー・


そして。たくさんのスー・ちゃんですよ。どれもがみんなすっきりと、きもちよく吹くスー・ちゃん風味なのでした。
「きらりと水に うつった夕暮れ 壊さぬように 夜空を待った」
これが、とくべつに好きなものでした。そのまんま月もうつる時間まで、そこにたたずみたいほどに。
いつもたくさんありがとうです。にこにこ。






寒くなるほど
赤くなるのは
家の灯り。
今日も待っててくれる。

恋と港

きらり、モミの木
きらり、猫のひげ
きらり、うれし泣き
毎日が、たからもの。

恋と港

心の窓磨いたら、
あのひとのキモチも
冬空の星みたい
クリアに見えるのに

恋と港
こんにちわぁ。七月に届けていただき、今回は二度目のご投稿です。恋と港さんです。またいただけてありがとうです。
ちょっとだけ、ルールミスがありましたが、ルールはルーズなものなので、このまま掲載させていただきましたっ。
「きらり、モミの木  きらり、猫のひげ  きらり、うれし泣き  毎日が、たからもの。」
これがとっても、とってもとっても好きでした。毎日が、たからものです。猫のひげです。うん。すてきです。
ぜひまた、届けて下さいね。お待ちしていますー。





赤々とうごめく炎
そのなかに
くべるいいぶん
ぱちぱち燃える

soyo
きらりと降りてくるひかり
いつになく
伝えたいこと
あるように降る

soyo
見えるのに
そこにあるのに
その日まで
触れないことに決めた一枚

soyo





★ 追加しました。水曜日の朝。
赤飯炊いて
おカシラつけた
おめでたい日は
かなりご無沙汰

メリー
きらりと映える
すてきなことば
出会ってうれし
満員電車

メリー
見えるのになぜ
見えないそぶり
するんだろうね
すねてるあたし

メリー
こんにちわ。またいただけて、ありがとうです。メールが寄り道していたようで、更新遅くなりました。
「きらりと映える すてきなことば 出会ってうれし 満員電車」 
うんうんうん。思いもかけない時にふと いいことを言う人の声が耳に入って、はっとして
そんな時には思わずメモを取りたくなります(^^♪ こんな日常のヒトコマシリトリ、とてもうれしいものでした。
また楽しみにお待ちしていますね。