cap verses  /  そよ日暮らし

サイシンのシリトリ  これまでのシリトリ  投稿者さん別のシリトリ  はじめての方へ


NO.228 2004/10/19 (16人54作) 
届かない きらきら



届かない実に
手を伸ばす
気持ちがいつか
掴み取る夢

ふみちゃん

波の音の夜が
いざなう先は
生まれる前の
記憶の宇宙

ふみちゃん
きらきら輝く
ドロシーの
真っ赤な靴は
魔女の靴

ふみちゃん
「靴」 だよ 「靴」
「届かない実に手を伸ばす気持ちがいつか掴み取る夢」 大好きでした。
「掴み取る夢」・・・ここのところが力強くて、なんどでも立ち止まり 拳をみつめてしまうのでした。ほんとうに。うん。





届かないキモチ
迷子でうろうろ
助けてあげてヨ
犬のお巡りさん

あ〜でるはいど
波うちぎわで
拾った小瓶
外国から来た
小さな希望

あ〜でるはいど
キラキラな日々
サヨウナラ
止まらぬ泪
皮肉にキラキラ

あ〜でるはいど
「キラキラな日々 サヨウナラ 止まらぬ泪 皮肉にキラキラ」   「あぁ。わかるわかるー。」・・・って思いつつ読みましたっ。
いまは それどころではないはずのに どうして・・・みたいな あの感じ。つん。






届かないと
涙するまえに
単語を覚えようって
つよくなったかも!

すみれのしずく
波打ち際に
あなたとふたり
季節は冬で
これは願望

すみれのしずく
きらきらきらきら
ココロもカラダも
あたしでうまれて
はじないように

すみれのしずく
「波打ち際に あなたとふたり 季節は冬で これは願望」  ぱちぱちぱちち。
季節は冬で・・・冬なので、なのでこんなに凛と透明感?・・・ いやはやまったくすてきなのです。ありがとぉです。






届かない
ここからは
遠すぎて
近すぎて

ケト
波音静かに
響くベランダ
独りだから
和む星空

ケト
きらきらして
見透かされた
恋心
奪って

ケト
「届かない ここからは 遠すぎて 近すぎて」 あぁ。 「遠すぎて 近すぎて」です。 
ほんとうのこと。むずかしいこと。こんなに近くにいるのに遠くて・・・せつないなぁ。大好きでした。ありがとぉ。






届かない 
言葉だけじゃぁ だめなのね
たまには むぎゅっと
胸に抱こうか

スイートポテト
波に揺られて
どこまで行くの
木の葉に乗った
小さな蟻さん

スイートポテト
きらきら星を
小さな指で
ぽつりぽつりと
弾いてくれる子

スイートポテト
「届かない 言葉だけじゃぁ だめなのね たまには むぎゅっと 胸に抱こうか」 うんうん。ぽかぽか。むぎゅぅっです(^^♪
小さい人には、あの手この手でムギュゥして「大好き」をとことん伝えたいものですねぇ。こんなシリトリ嬉しくて。にこにこ。





届かない
棚の上の
クッキーの缶
微妙に届かない

肉野菜
波間から
望む大島深緑
秋の月夜に
妖しく照らされ

肉野菜
きらきらと
コスモスの身を借りて
想い出の花
咲き誇る道

肉野菜
「れ」 だよ 「れ」
「きらきらと コスモスの身を借りて 思い出の花 咲き誇る道」 コスモスが想い出の代弁者なのですねぇ。 
微笑みかけるコスモスが、揺れる道ばた・・・ずーっとまっすぐ続いてゆくのが見えるのでした。きゅんっ。






届かない
想いは
いつしか
泪になって

そばかす

波のまにまに
とけこんで
月にてらされ
きらきらと

そばかす
きらきら
さらさら
月のしずくと
泪のしずく

そばかす
みっつでひとつの泪のしずく物語ですね。 絵本のようなさびしさの 細い三日月みえてきました。
なんかもぅ そばかすさんの世界は完成されていて あこがれまする。この空気。うん。 てれてれっ(^^♪





届かない思いが
集まり星になる
いつかは届け
流れ星になって、あなたに

ノエル
波の音
聞かなくなって久しいな
水着を着なくなったのと
同じぐらい

ノエル
キラキラとした瞳で
見つめられると
今日から私は
あなたの虜

ノエル
届かない想い
海に沈めたら
オレンジ色が
じんわり沁みた夕間暮れ

☆のしずく
波長にあわせて
気持ちもアップダウン
流れにこころゆだねて
気楽にいこう♪

☆のしずく
きらきら
ゆらゆら
りんりんと
夜空の星のように。。。☆

☆のしずく
届かない想い(思い)は、こんなに美しいです。成就できないものだからこそなのかなん・・・。
「流れ星」とか「オレンジ色」が、こんなにその場にとけこんでいて素敵なのです。ありがとぉです。





届かない
遠い昔の後悔の
あの言葉さえ
なかったら

かのこ
波のように訪れる
痛み分け合う その命
愛しきわが子に
ありがとう

かのこ
きらきらきらら
輝いていたい
いつもいつも いつまでも
くすまないぞ あたし

かのこ
「ありがとう」 だよ 「ありがとう」
「きらきらきらら輝いていたい・・」 うんうん。ほんとに。にこにこにここ。
えいえいおー。がんばりましょぅー。 これからが かがやきざかりですもんねー♪ と たちまち元気がでてくるようなっ。





「届かない」
君への愛が呟いた
「だめじゃん」
君への愛と私の会議が始まる

花外

きらきら
君の笑顔
ぽかぽか
君の優しさ

花外
「きらきら 君の笑顔 ぽかぽか 君の優しさ」 なんと簡潔明瞭な!と小躍りしたくなるのです(^^♪
しっかりとした対象がこころのなかにあるからこそのシンプルさ・・・という感じがします。ありがとぉです。素敵なのです。





届かないのは
距離のせいじゃなくて
心のせいでもなくて
それが選んだことだから

夏野花

寄せて
退いて
染込む

夏野花
きらきらと
眩いのです
木漏れ日もらい
耳を澄まして

夏野花
「届かないのは・・・それが選んだことだから」 なんどでも繰り返したくなるのです。
それが選んだことだから。うん。だいすきでした。こころから。   
ところで こちら ⇒ 「波寄せて 退いて 染込む 夏野花」 お名前までをひと息に読みたくなりますね(^^♪






届かないもん
あなたの唇
こういうときには
寝っころがしちゃえ

湘南坊主
波にゆられて
ゆだねて神に
闇につられて
ふられて旅に

湘南坊主
吉良キラい
四十七士に花持たす
人情話の
忠臣蔵かな

湘南坊主
「届かないもん あなたの唇 こういうときには 寝っころがしちゃえ」 
あははぁ(^^♪ 微笑ましくて力が抜けてしまうのでした。今週も不思議なお茶目な坊主さんです。にこにこ。






届かない 心 痛むベンチ
病院に 落ち葉の 波は
きらきらと 曲を奏で
木々 寂しく 美しく 

みきょう
波打つ胸に 風 巡り行く
届かない声が 季節に流れ 
届くと信じた きらきら 
過ちも切なく 離れた病院

みきょう
きらきらの光 届かない 
病院の 揺れる人の 波
「お父さん。私です。」
葉が散って 秋の訪れ

みきょう
届かない
ただそれだけが 
辛くて
何も できない

みきょう
波線の緑は
息の数 鼓動の数
モニターの 
音は 小さく

みきょう
きらきら 溢れる
大切だったはずの
記憶も 失くして 
開拓の苦労と 共に

みきょう
六作ともに ひとつのおんなじ方をむき、溢れ出てくる思いを綴ってくださいました。だいじなものをありがとぅです。
「きらきら 溢れる 大切だったはずの 記憶も 失くして 開拓の苦労と 共に」  うん。






届かないメール
出せないメール
気になるから離れるってことも
あるんだよ

みっぴー
波の音
聞きながら眠る
窓をあけて
月灯りを部屋に入れて

みっぴー
きらきら で
まっさきに頭に浮かんだのは
光る衣装の松平健…
マツケンサーンーバー♪

みっぴー

波間にたゆたい
空を見ながら
ぼんやりと
海に浮かぶ幸せなひととき

みっぴー
きらきらの笑顔
撮ろうとしたけど
心の中で
独り占めすることにした

みっぴー
「きらきらの笑顔 撮ろうとしたけど 心の中で 独り占めすることにした」 あいかわらずの つぶやき口調が心地よいです。
「あぁわかるなぁ。好きだなぁ・・・」と、うなずきながら読んだのでした。独り占めって、ほんとに好きです、わたしも(^^♪






届かないひかり遠くでまたたいて
また来る冬の
夜空の
かたち

soyo
波のない 
みずうみの底 帰るとき 
あけてください 
タマテバコです

soyo
きらきらと
かがやく丘にすこしだけ
蒔いた種から
ふえる夕暮れ

soyo