cap verses  /  そよ日暮らし

サイシンのシリトリ  これまでのシリトリ  投稿者さん別のシリトリ  はじめての方へ




NO.202 2004/02/10 (20人70作) 
ろう

彼女


ろうそくの
凛然とした輝きに
朝日のような
気高さをみた

ふみちゃん
れもんシロップ
かけたいような
朝 積もりたての
真っ白な雪

ふみちゃん
彼女の強さと
明るさが
教えてくれた
優しさの意味

ふみちゃん
こんにちわぁ。このシリトリが生まれた日、広島にも雪が降ったと聞いたので、ますますうれしい 「れもんシロップ」なのでした。
ふみちゃん編な「ろうそく」は 『凛然とした輝き』 なのです。ぱちぱちぱちち。ありがとぉです。 






老若男女
Ωから
すみれ
集う此処

あ〜でるはいど
蓮華の絨毯
レンゲのジュウタン
春になったら
野原模様替え♪

あ〜でるはいど
彼女なんだか
うわのそら
また気になる人
現れた?

あ〜でるはいど
「老若男女」ににっこにこ(^^♪  「彼女なんだかうわのそら」 これもなにやら気持ちよく。
「春になったら 野原模様替え♪」 これがなにより大好きでした。ありがとうです。大忙しなご様子だけれど、ご自愛くださいねー。






老人は
ただただ
光を
眺めていたのです

すみれのしずく
恋愛
してるの
ウサギ
みたいに

すみれのしずく
彼女に
あるのは
100個の
お話

すみれのしずく
『 恋愛してるの ウサギみたいに 』  !  あぁ なんてことでしょぅ。大絶賛です。
くらくらしました。だってこんなにあまりにも ウサギみたいなんだもん。









彼女が去り
その目は
ただ
面影を追う

みなち
なんとなく 読むとたちまち読む者も、その場に立ってしまうわけです。
なんかこぉ やっぱりなにか 秘めたる力をかんじるみなちなことばたち。ぱちぱちぱちち 大好きでした。うん。






廊下の端の
教室の
窓際の席に
君が居たんだ

ケト
礼儀正しく
姿勢を正す
緊張してる
見抜かれてる

ケト
彼女に会ったら
伝えておいて
あの日のあのこと
ごめんなさいって

ケト
廊下・教室・窓際・礼儀・姿勢・緊張・ごめんなさい・・・・そんな言葉が、お行儀良くて、端正なシリトリたちです。
こんなふうに週ごとのいろんなケトちゃん たのしみなのです。ありがとぉです。






廊下の端の水飲み場
いつもひんやりしてて
田中先生
今も元気かなぁ

肉野菜
連続の
波は砂浜打ち寄せて
誰もいない海
崩れる砂の城

肉野菜
彼女にも
聞こえているだろうか
私たちの歌声
空の彼方にとどけ

肉野菜
「連続の 波は砂浜打ち寄せて 誰もいない海 崩れる砂の城」
まぶたを閉じると すぐそこに 砂のお城が見えてしまって しばらくはそっちの世界に佇んでいたわたしです。
とてもとてもすきでした。






篭城用の兵糧なら
畳の中に
特攻用の栄養剤なら
誰かのこころのなかに

葉弥月 
れんにゅうみたいな
せかいのまくを
ぜんぶなめちゃって
ぼくときみになれたらな

葉弥月
彼女という言葉を
嫌っていたころは
わからなかった言葉も
今なら少し、わかる気がする

葉弥月
聾唖になって
現実を隔てることが
できるのなら
叶えたい罪がある

葉弥月
霊魂と心と体
ばらばらになったり
くっついたりするのなら
お前を創ることも可能だろうか

葉弥月
彼女はすべてを黙認するが
お前は決して許さぬだろう
親愛なる
馬鹿者よ

葉弥月
↑の肉野菜さんの「彼女にも」なシリトリを読んで 葉弥月さんを思い出していましたら、タイムリーに届きましたの。びっくりぃ。
・・・見えないところに錘が入っているような 重い想いがみえかくれ。どうぞだいじにしてくださいね。うん。こころから。





ろうそくのゆれる炎を
いつまでもじっとみている
ずっとむかしの
原始のひとのひとみになって

そよかぜそよこ

冷蔵庫の音だけ
ときどききこえる真夜中に
ひとり起きていて
縫いものをするたのしみ

そよかぜそよこ
彼女の魅力が
気にならなくなり
じぶんはじぶんの道を
歩けそうなこのごろ

そよかぜそよこ
「彼女」なシリトリ とても好きなものでした。となりに並んで一緒に歩きたい気持ち。ありがとうです。てくてく。
「ろうそく」 の 「原始のひとのひとみになって」 ここのところも大好きでした。






廊下にもれる夜天光
冬ざれの野に迎えの合図
そっと抜け出し君と行こう
月の船で浪漫飛行

克惟
レモン
レソラシ
どうすりゃ
ソのまま食べれるか

克惟
彼女は彼方の女と言うが
こんなに不思議で難しいのは
僕が遠くにいるからだろか
それとも単に鈍いのだろか

克惟
「月の船で浪漫飛行」 な 克惟さんです。 月の船がこんなにも お似合いなひと 他にはあんまり知らなくて (^^♪
レモンレソラシ これも好き〜。





老夫婦の視線のその先に
見えているもの みつめるもの
二人が歩いた確かな軌跡と
来世の契りなのだろうか

love
レスはいりません
そんな文で始まる
別れのメールに
慌てたように即レスの貴方

love
彼女の儚げな笑顔が
私の心に突き刺さる
「コノヒトヲカエシテ」と
幾万本のつららの笑顔で

love
二回目のご投稿をいただきました。loveさんです。ありがとうです。  「幾万本のつららの笑顔」がきびしい痛さなのでした・・・。 
「老」なシリトリ、好きでした。 また たのしみにお待ちしていますね。






ろうばいのかおり
はるのおとずれ
とどけばいいな
きたのくにまで

スイートポテト
れ、れ、れ。
恋愛よりも
難しいかな
夫婦であること

スイートポテト
彼女だなんて
いい年超えた
おばさんにゃ
縁のない呼び方

スイートポテト
「れ、れ、れ。」 な 始まりが大好きでした。なんかこぉ アソビの部分が多くてさ、余裕しゃくしゃく しているような、
そんな感じがよいのです。いろんなことに。全体的に。うん。いいなぁ〜。  またお待ちしていますねー





ろうかの真ん中
君の教室
急に早足
鼓動と一緒

夏野花
れっきとした恋心です
いえ ほんと
はい 愛なんかじゃありません
けっしてね

夏野花
彼女ね
潔くて真っ直ぐな人
だけどたぶんきっと
私の方があなたを好き

夏野花
「急に早足 鼓動と一緒」  ここのところ うんうんうんって読みました。 鼓動って、早く早くと走り出したらなかなか元には戻らなくって
厄介なものですよねぇ。ねぇ? ・・・ あぁなんか そんな廊下がなつかしいです〜(^^♪






廊下 走って「やり直し!」
耳たぶまで赤い彼女 忘れない
「え?あ、いや…」
風邪の熱に 魘されてたのさ

みきょう
レシピ片手に 料理する彼女の
愛のスパイスは 作ろうとする想い
アツアツのリゾットを運ぶ
鍋つかみの 手袋 黄色

みきょう
彼女はいるぜ 本当さ
いつも独りだった 彼と
うんざりしてた思春期に
日向臭い 木造校舎の廊下の端

みきょう
「レシピ片手・・・」 な 4行目 『鍋つかみの 手袋 黄色』 こんなところが好きでしたっ。
うん そして・・ 夏野花さんにつづいて 木造校舎の廊下なのです。みしみしと床の鳴く音 聞こえてきます。





ロウレライの歌声は
一人ぼっちで淋しい心に
夜ごと聴こえる
恋の歌

ふら・りー
列ナス世の中 背ヲ向けて
歩いたツモリガ 平行線
右ムケひだり 前へ倣ウナ
それでもどこかで一緒の安心感

ふら・りー
彼女が言ったから じゃない
彼女が持っていたから じゃない
彼女がやったから じゃない
彼女の彼だったから ナノカナ?

ふら・りー
「歌」 だよ 「歌」 「感」 だよ 「感」 「カナ」 だよ 「カナ」
「彼女が言ったから じゃない」 この始まりが好きでした。この物語の背景をあれこれ想ってみたりしました。
ロウレライもうれしくて。うん。 ありがとうです。またお待ちしていますね〜。


次週のお題は、こんなふうになりました〜。にこにこ。





ろうそく灯して
お風呂に浸かって
自分の宇宙を
作り出す夜

スー・
れいぞうこさん
どうかお願い
たまにウイィ〜ンと
言わないで下さい

スー・
彼女のことを
うらやましいと
思う自分は
負けてる証拠

スー・
ろうにんぎょうって
なんだかこわいっ
何処見てるのか
はっきりしろ〜。

スー・
れこーどかけて
ドーナツ食べて
編物の針を
一緒に動かす

スー・
彼女と彼とで
仲良くスキップ
見ている周りも
幸せな春

スー・
ろうかできっと
すれ違うはず
彼女にどうか
れんらくしといて〜!

スー・


ろうどくしている
彼女の瞳に
やさしい春風
れんぞくで吹け

スー・


「ろうそく灯して お風呂に浸かって 自分の宇宙を 作り出す夜」  すごくすごくすごくすき〜。にっこにこ。
そしてそれから 「ろうにんぎょう」も 好きでした。『何処見てるのか はっきりしろ〜。』 ここに一票♪





ろうそく
いっぽん
ひかりと
かげと

ふらっと
練習問題
売ってないから
答えは自分で
解いて出さなきゃ

ふらっと
彼女と聞くと
彼女を想う
彼女は私を
想うかな

ふらっと
漏斗を伝い
一滴一滴
きちんと落として
丁寧であれ ⇒

ふらっと
れんげ畑に
似合うのは
春霞みの中
彼といる彼女 ⇒

ふらっと
彼女の頬
ほんのり染まり
理由はきっと
問わぬがよかろう ⇒

ふらっと
下段は、おなじみ シリトリンネになっていますが、ひとつひとつのシリトリが無理なく完成されていて、
いつものことながら拍手喝采なのでした。 「漏斗を伝い 一滴一滴 きちんと落として 丁寧であれ」 これがとても好きでしたっ。





 
老眼ながらも
童顔なんて
どうなんですかと
相談したけど

湘南坊主
連絡とれずに
困惑しちゃって
洗濯もせず
円卓で飲む

湘南坊主
彼女はモヘジ
さよなら三十路
やらなきゃ掃除
ヤギにはホの字

湘南坊主
あははぁ。わかる人にはすごく楽しく、わからない人にもすこし楽しい モヘちゃん日記読みシリトリ な三部作。
これを機会にまたたまに、モヘちゃんからも たまに届くとうれしいんだけどなぁ・・・。遠慮がちにこの場を借りて催促してみました(^^♪





 
廊下に伸びる放課後の
長い影の持ち主を
オレンジ色のふちどりの
逆光でも僕は間違えない

タユナ
連絡ひとつよこさない
いとしい君はナガレモノ
明日の風に誘われて
僕に手を振るただいまと

タユナ


冷凍庫の中に
どうして
どうして
靴が?

タユナ


れもん色に見える
午後のひかりのなか
僕らは別れるわけじゃない
でもここでお別れです

タユナ

上段のふたつを続けて読むうちに くっきりと そこのところが見えてきました。
オレンジ色のふちどりの、スナフキンのようなかたちの人影が、手を振る廊下の西日とか。そんな様子がくっきりと。うん。  
なんとなく ひなたぼっこなタユナさん。今年もよろしくお願いしますー。






ろうそくの
ほそくゆらめくさびしさが
消える消えない
まふゆの夜道

soyo
レモンとか
カルピスとかにたとえると
それらしくなる
かんたんなこと

soyo
彼女にいつか そのことを
伝えるのなら
流暢な ナガレボシ語で
物語りたい

soyo





追加しました。火曜日の夜。
廊下の隅が
なぜか 
気になる
旧社の建物

やじろべぇ

霊がいるんだ
そんな うわさ
誰がたてたか
七不思議

やじろべぇ
彼女と一緒に
肝試し
怖い噂も
甘い思い出

やじろべぇ
お待ちしていました〜。「彼女と一緒に 肝試し・・・」 やられました〜。さすがなのです。
お忙しそうなこのごろですがご自愛くださいねー。いただけてとてもうれしぃ〜。