cap verses  /  そよ日暮らし

サイシンのシリトリ  これまでのシリトリ  投稿者さん別のシリトリ  はじめての方へ




以下、サイシンのシリトリです。 ゆっくりと お楽しみくださいね。

NO.196 2003/12/02 (17人55作) 
ニャ〜

リズムをきざむ


道が
続く
限り
進メ

あ〜でるはいど
ニャ〜のニュアンス
聞きとれるから
ミャウリンガルとか
いりませぬのダ

あ〜でるはいど
リズムをきざむ
その時々で
変わるビートが
生きてる証

あ〜でるはいど
いやはやニャ〜のニュアンスなのです。こんにちわ。ミャゥリンガルとかいりませぬのダ。いりませぬのダ。
あぁ。すてき。完璧なまでのあ〜でる調なニャ〜のニュアンスなのでした。ぱちぱちぱちち。
道もリズムもほんものなのです。お見逃しなく〜。






道という あるようでない
不確かなもの
外れることを
おそれたくない

みなち
にゃ〜と聞き
思い出すソレ
笑う笑う
出し惜しみなく

みなち
リズムを
きざむ
とんかつに
添える

みなち
わたしねぇ ちょうどそのとき、「リズムをきざむ」というお題をあらためて見て、むむむむぅって思っていたのです。
「リズムをきざむ」って、「きざむ」っていったいなんだろぉ・・・って、ものすごく悩み始めていたのです・・・・。
そんなところに『とんかつに添える』が届いて、もぉなんていうか、うわぁぁぃってよろこんだわけです。
あぁすばらしぃ。これこそリズムをきざむもの!!!っというふうに。
そんなわけで本日の「リズムをきざむ大賞」なのでした〜。





道の辺の花の
微笑みに
励まされゆく
小春日の町

ふみちゃん
ニャ〜とひと鳴き
寄る猫の
深い緑の
目に吸い込まれ

ふみちゃん
リズムをきざむ雨音と
つたう雫に包まれる
透明傘は
水中みたい

ふみちゃん
道わきで
焚き火にあたる
母みつけ
ホッとしたよな学校帰り

肉野菜
ニャ〜となく
仔猫手の中震えてる
小さくて
なんとも小さくて

肉野菜
リズムをきざむ
雨だれ落ちる
ショパンの調べ
ものうげな夜長

肉野菜
さぁ。でもそして そんななか このお二人の リズムをきざむ雨音はショパンの調べなのでした。
水中みたいな傘の中とか、ものうげな夜長のなかのお二人ですが、ニャ〜な景色も、道の感じも、やさしさと誠実さとがただよって、
あぁ大好きなシリトリたちなのでした。ありがとぉです。いつもほんとに。にこにこ。






道子は
着物と愛と共に
そこへ
嫁いだ

すみれのしずく
にゃ〜に
いざとなったら
ほれほれ
あたいがいるさ

すみれのしずく
リズムをきざむ
自転車の速度が
今は1番
心地いいかも

すみれのしずく
「道子は 着物と愛と共に そこへ 嫁いだ」 ・・・なんなんでしょぅ・・・。なんでしょう。このシリトリの持ってる魅力はなんでせう。
岩木君とか矢田亜希子につづいての登場人物 道子さん・・・。ただそれだけの気もするんだけれども、
なんか可笑しく、そしてひどく惹かれてしまうわけなのでした。ふしぎ〜。






道しるべにも
ならない足跡
追いかけたって
届かない人

ケト
ニャ〜んだかニャ〜
最近色々騒がしくって
昼寝するヒマも
ないんだもんニャ〜

ケト
リズムをきざむ
あたしの鼓動
あなたの歌に
溶け込んでゆく

ケト
道端ねこじゃらし
枯れてもやせても
ねこじゃらし
堂々とねこじゃらし

克惟
ニャ〜にを言うか
まだまだいける
とニャえてやるぞ
いざ神妙に勝負だニャ

克惟
リズムをきざむ
僕の心臓
理由なく急かす
まるで叫び声

克惟
『ニャ〜んだかニャ〜。』 『ニャ〜にを言うか・・・。』 にこにこにここ。
お顔さえ、ぜんぜん知らないお二人ですが、なんだかとっても猫に似てきた今夜ですにゃ〜。ゴキゲンです。
「リズムをきざむ」もつづきものです。あたしの鼓動と僕の心臓。どきどきします。とりあえず。うん。





道行く人が
ふり返るのは
私じゃなくて
持ってるバッグ

スイートポテト

リズムをきざむ
振り子の音に
いつか私は
夢の中

スイートポテト
道すがら考えた
謝罪の言葉のあれやこれ
いざ会って口に出せば
それはただの意地っ張り

mini
ニャ〜って鳴く子は
どこにいる?
声は聞えど
姿は見えず

mini
リズムをきざむ君の脚
私は上手に判断出来ない
怒ってるのかしら
愉しいのかしら

mini
「道行く人」 と 「道すがら」 この始まりが好きでした。道って言う字はよい字だなぁ・・・とつくづく思えた今週でした。
スイポテさんのバッグのシリトリ・・・あぁそれは、いったいどんなバッグなんだろぉ・・・と、あれこれ思って楽しみました〜。
miniさんの 「リズムをきざむ君の脚・・・」 これ何度も読むうちに、臨場感がわいてきて、思い当たる場面もあって、
ふむふむふむって読みました〜。またお待ちしていますね〜。





道の向こうの入道雲
青と白の輝く夏
山の向こうの茜雲
緑と黄色と秋の終わり

ふら・りー
にゃーにゃーにゃにゃなぁー
ぐぐぐーぐるぐるごろごろごろ
うにゃぁ〜〜〜ぁぁああん
ふん

ふら・りー
リズムを刻む 見えぬ時間(とき)
速さを自在に操る
少し音痴な
時の神

ふら・りー
道草をした夕方の
頬に刺さる冷たい風
光に溢れた大通り
流れにまかせて

みきょう
ニャ〜。ミュ〜。ミャウ〜。
猫好きならば堪らない
そう云えばミャウリンガル
やじろべぇさん 買いました?

みきょう
リズムをきざむカッティング
掻き鳴らすギターの乱れが
そのまんまの姿
刻め尽くせぬリズムが味さ

みきょう
「道の向こうの入道雲・・・」な ふら・りーさんと、「道草をした夕方の・・・」なみきょうさん。
頭の漢字が大好きな感じ。道青山緑/道頬光流・・・ここだけみても、おおよその素敵加減がわかってしまう♪
『リズムをきざむ』 どちらもすこしむずかしく、何度も読んでみましたの。『少し音痴な時の神』 『刻み尽くせぬリズムが味さ』
想いいれの深さ感じるシリトリでした。ありがとぅです。





道を探して
歩いていたら
踏みしめた跡
道になったよ

ふらっと
ニャ〜んだ
そんなちっぽけなこと
薄目をあけて
猫がわらった

ふらっと
リズムをきざむ
つもりなくても
足音いつしか
三拍子になり

ふらっと
道草は
はてさて食うもの
のんびり摘むもの
のどかだニャ〜 ⇒

ふらっと
ニャ〜ゴと
となりのねこが鳴く
くるると小鳥
リズムをきざむ ⇒

ふらっと
リズムをきざむ音
とくんとくんと心臓
打つたび通う赤い
命につづく道 ⇒

ふらっと
さぁそして ふらっとさんです。「ニャ〜んだ そんなちっぽけなこと」 ここのところが大好きでした。こころから。
三拍子な足音も、わかるわかる〜とここでワルツを踏んだりもして(^^♪ ありがとぅです。
このごろますますぐんぐんと、のびやかそうに伸びゆく感じなふらっとさんです。それはそれはすばらしいほどに♪ 






「道程」学ぶ
国語の時間
先生の声と
みんなの背中

スー・
ニャ〜ンコ先生
大好きだった
愛川欽也の
声も高らか

スー・
リズムをきざむ
休む間もなく
夜中に響いて
気づく秒針

スー・
「背中」 だよ 「背中」 「たからか」 だよ 「たからか」  「針」 だよ 「針」
道なりにただ
突き進んでく
その先にある
何かを求めて

スー・
ニャ〜ニャ〜ないて
まんまるい目で
訴えかけられ
ただ 立ち止まる

スー・
リズムをきざむ
確かな音で
ひとりひとりの
ハートビート

スー・
道のまんなか
ニャ〜ニャ〜鳴いて
リズムをきざむ
しっぽの先っぽ

スー・

リズムをきざむは
晩御飯の音
道端で猫も
ニャ〜と鳴く夜

スー・
「ニャ〜ニャ〜ないて まんまるい目で 訴えかけられ ただ 立ち止まる」 なんかこれ、そのまんま大賞なのです。
なんかじぃっと立ち止まってみたくなります。沿道のものたちも。うん。
ねぇそして、下段には、いつものように三つのお題を読み込んでくれてあるのだけれども
「道のまんなか ニャ〜ニャ〜鳴いて リズムをきざむ しっぽの先っぽ」 これ とてもしっくり馴染んで可愛くて大好きでした。






道っちゃん
みちみち
・・・・
もう 言えねぇ

湘南坊主
ニャ〜と
鳴かれても
にゃんとも
しがたくて

湘南坊主
リズムを
きざむ
びんぼう
ゆすり

湘南坊主
道の霜柱ざくざく
足の裏 喜ぶ
道の吐息はくはく
手の平 温める

りくり
ニャ〜ッと鳴いても
かわいくないなあ
言いながら頭なでなで
矛盾の君よ

りくり

道程沿いに 歩めども
なかなか着かない 迷い道
君の足跡 探しては
一人佇む 分かれ道

やじろべぇ
ニャ〜と鳴いては
おねだりせがむ
陽だまり浴びてる
我が家の にゃんこ 

やじろべぇ
リズムをきざむ
母の鼓動
胎児が聞いた
安らぎの旋律

やじろべぇ

ニャ〜と鳴かれて・・・ 相談しながら作ったみたいなニャ〜な皆さん。空気がすてきなのでした。
「道ちゃん みちみち」 知らなくて・・・検索かけたらヒットしました。

「国民的大ヒットわらべ歌の謎を追え!」っていうサイトに全文掲載されていました〜。あははぁ。
りくりさんの 霜柱ざくざく なところにほんとに全身ぶるるとよろこびました。そうそうそれそれその感じー!
やじろべぇさん 今週もありがとぉです。「君の足跡 探しては 一人佇む 分かれ道」 ここのところ しんとしました。大好きでした。





「ニャ〜」とだけ 小さく言って こんな日も 
のんびり海をながめてる。
きっとなんども人生を
経験してきた猫なんでせう。

soyo