cap verses  /  そよ日暮らし

サイシンのシリトリ  これまでのシリトリ  投稿者さん別のシリトリ  はじめての方へ




NO.192 2003/11/04 (18人65作) 
指輪

風船が


赤 白 緑が
彩る街並み
寒くない冬
2回目の冬

あ〜でるはいど

指輪の代わりに
ギブスはめてた
しかも左手の薬指
厄年の暮れの事じゃった…

あ〜でるはいど
風船がするりと
手の中逃げるよに
君から逃げるから
追っかけてみて

あ〜でるはいど
 『赤 白 緑が彩る街並み・・・』 好きだなぁって なんどもなんども読みました。寒くない冬 もうずっと つづくといいな。永遠に。  
11月になってたちまち こちらでは 冬のけはいが色濃くなって、なのでとっても旬なのでした。 ありがとぉです。赤白緑 うんうんうん。

指輪の代わり・・・可笑しくて(^^♪  四行目がうまいなぁって感心しきりなのでした。





赤い苺のドロップス
太陽に透かし見つめてた
時の止め方
知っていた頃

ふみちゃん
指輪になった
野の花だけが
知ってた
かわいい恋心

ふみちゃん
風船がひとり
旅する空は
青くて遠くて
果てしがなくて

ふみちゃん
赤い頬した
ミツアミおさげ
町で見つけた
初恋の面影

克惟
指輪の約束
なんでもいい
金でも銀でも
白詰草でも

克惟
風船がくれた
花の種
お返しに僕は
水を捲こう

克惟
野の花の 白詰草の 指輪つながりなのでした。いいないいなうれしいな♪ 
ふみちゃんの「赤い苺のドロップス」 克惟さんの「赤い頬したミツアミおさげ」 そんなこんなも大好きでした。
なんかほら そんな一行 読むだけで たちまちなごんでしまうわけです。 にこにこ。






赤い頬
白い息
右横に
あなた

すみれのしずく

指輪 ひとつ
姉が笑う
輝く場所は
左 お姉さん指

すみれのしずく
風船ガム
食べてた
隣の
岩木くん

すみれのしずく
赤くなった
指先にそっと
息を吹きかけて
冬かな、と思ったり

ケト

指輪に誓った
思いを忘れず
この場所で再び
会おう私よ

ケト
風船が
空の果ての
果ての果てに
飛んでいくよ

ケト
赤いルビーの
指輪は遠く
知らない国へ
風船が運ぶ

ケト

赤なお題に 白い冬を えがいてくれたお二人でした。ふたりとも 白い息がとてもとても似合いそう。
すみれのしずくちゃんの 岩木くん のとうとつなあらわれかたが 好きでした〜(^^♪
ケトちゃんの下段「赤いルビー」は 三つのお題を読み込んでくれましたよ。このごろこれが流行みたい♪
 
いつもつくづくありがとぉです。





赤い羽 胸につけたら
ちょっぴり恥ずかしくて
ちょっぴり浮き立つ
秋晴れの 午後

スイートポテト
指輪ひとつしていない
節くれ立った指に
そっとはめてみたよ
ビーズのリング

スイートポテト
風船が 手を離れ
白い雲目指して飛んでいった
届くといいね 
いってらっしゃーい

スイートポテト
赤々と燃える火
晩秋の海
波打ち際
君と二人

肉野菜
指輪に
想いをつめて
観覧車の
てっぺんで

肉野菜
風船が
ビルの谷間にうかんでる
うまく空に
出れるといいね

肉野菜
「二人」 だよ 「二人」 「で」 だよ 「で」 「いいね」 だよ 「いいね」
風船に 声をかけてるお二人なのです。「届くといいね いってらっしゃーい」 「うまく空に 出れるといいね」 
どちらもとても大好きでした。いいなぁ・・・。
指輪もね 『ビーズのリング』にほのぼのとして、 『観覧車』 に じわぁっとなにかこみあげて(^^♪
余白につけてくださった声もじんわりうれしくて、いつもあれこれありがとぉです。感謝です。






赤信号
青虫ひとつ止まってる
並んで止まる
黄帽子の子が

ぽあろ
指輪のデザイン
どれがいいのか
わかんない、って
言えぬ雰囲気の宝石屋

ぽあろ
風船を離したとき
どうして子供は
あんなにも泣くのだろう
失恋と同じなのかな

ぽあろ
赤い帽子が飛んでった
赤い夕日の校庭で
赤いカバンの女の子
駆ける後ろに赤とんぼ

ぽあろ
ユー、琵琶法師
ミー、吟遊詩人
中世の絹の道で
夢のセッションあったとさ

ぽあろ
フウ、栓が抜けた
フウ、線が引けた
フウ、選に入った
フウ、戦が終わった

ぽあろ
赤い靴がほしかった
似合う服もないくせに
だけど 赤い靴なら
歩き出せる そんな気がした

ベンジャミン
「指輪をもらったの」と
娘のきらきら笑顔
近頃の高校生は、と唸る私に
「お父さんには内緒だよ!」

ベンジャミン
風船がふわふわ
大空をゆく
私もふわふわ風まかせ
あなたの手のひらのなかで

ベンジャミン
「赤い帽子」「赤い夕日」「赤いカバン」「赤とんぼ」そしてつづいて「赤い靴」・・・赤っていい色なんだなぁって
あらためて気づいてしまうシリトリでした。
ぽあろさんったら ユー、琵琶法師/フウ、栓が抜けた ・・・とがんばりちゅぅ(^^♪ ごくろうさまです。にこにこぉ。
ベンジャミンさんの 風船ふわふわ〜手のひらのなか・・・これもとっても好きでした。






赤ちゃんの
手のひら包まれ私の小指
ほんわかやわらか
微笑みもらう

夏野花
指輪はしても良いのよと
言ってもらいはずせない
結婚している証明に
指輪は私の一部になった

夏野花
風船が
流れる空が風の道
君は何処に
行くのでしょう

夏野花
赤ちゃん赤い
靴下はいて
桃色ほっぺで
ほんわかふわふわ

スー・
指輪をはじめて
男の人と
お揃いにした
結婚のとき

スー・
風船がほら
雲の彼方へ
きっと空に
帰りたいんだね

スー・
赤といったら赤ちゃんですよね やっぱりね ってよろこびました(^^♪
ほんわかやわらか ほんわかふわふわ そんなとこまで仲良しで、にわかにほんわかしてきたわたしなのでした。
指輪も結婚つながりで、風船は縦読みように作られていて、こんな偶然うれしいわけです。ありがとぉです。

あ。スーちゃんのシリトリは こちら↓に まだまだ続きます♪
赤い実見ると
食べたくなって
見とれてしまって
野生に目覚める

スー・
指輪貰うと
嬉しいけれど
恥ずかしいから
なぜか うつむく

スー・
風船がむを
いっぱい噛んで
上手に大きく
膨らます快感

スー・
赤い
風船が
指輪から
抜けた

スー・


赤いルビーの指輪の歌も
鮮やかな記憶よみがえる
赤いあの子の風船が飛ぶ
切ない夕暮れ思い出す秋

スー・






赤く染まった
君の頬を
そっと撫でつつ
眠りにつこう

スノー
指輪の跡が
うすくなって
あなたの記憶も
薄靄の中

スノー
風船が輝く
夕焼け空に
吸い込まれるように
真っ赤に溶けて

スノー
赤がいい
イニシャルも入れてね
ねぇ聞いてる?
ルビーが似合う私の指 ⇒

ふら・りー
指輪なくして感じてた
多分この恋もうおしまい
一度醒めたらもどせない
祈りささげる 秋の風 ⇒

ふら・りー
風船が見せてくれた夢の恋
一生一度の思いを込めて
手に握りしめた糸は決意
今空にはじけたのは あか ⇒

ふら・りー
指輪の跡 や なくした指輪 ・・・ 恋のその後のシリトリを 並べてみると、よく似た色のお二人でした。どちらもとても好きでした。
スノーさん、お久しぶりです。またいただけて とてもとてもうれしくて。ありがとぉです。またお待ちしていますね。
「薄靄」って、読めなくて、調べてみました。『うすもや』 と読むんですね。ひとつかしこくなりました♪
ふら・りーさんは、ひきつづき一行ずつがシリトリのシリトリンネになってます。お時間かけて作っていただきありがとぉです。






赤い何かを
さがしてる
少し淋しい
秋の夕暮れ

ふらっと
指輪は外して
おきました
ほんの少しも
迷わぬように

ふらっと
風船がもう赤い点
空の青に ほら
吸い込まれそう
ため息と一緒に

ふらっと
赤い想い
いつかの日に置き去り
倫理観というそれだけの
呪いのように輝く指輪  ⇒

ふらっと
指輪は銀色の光
凛と毅然と放ち
違う道のそことここ
恋のように揺れる 風船が ⇒

ふらっと
風船 がまんして
手の中にいてね
ねぇもう少しだけ
喧嘩した日の後悔は赤 ⇒

ふらっと
「赤い何かを さがしてる 少し淋しい 秋の夕暮れ」 これ とても好きでした。
11月っていう月は、どんなにすてきなことがあっても どうしても やっぱりとてもさびしげで・・・11月ってとくべつで
それは雪国だけのことかな・・・それとも全国的にそう? そんなこと考えながらよみました。 
ところで下段はシリトリンネになってます。「呪いのように輝く指輪」 ここがなにやら迫力まんてんなのでした・・・!






赤く染まった空の果て
手を広げて 抱え切れない 
いっぱいの夢 語って
手渡した告白の証 指輪 ⇒

みきょう
指輪に残る 思い出は
儚い夢の 愛しさよ
余韻に浸る 宵の世
是が非でも風 選ぶ 風船が ⇒

みきょう
風船が 青い星の空と大地
小さく小さく飛んで消えゆく
暮れ逝く季節の 旅立ちは
晴れ記念になれよ 一点の赤 ⇒

みきょう
さぁそして、みきょうさんからもシリトリンネがとどきましたょ。ブームです(^^♪
「・・抱え切れない いっぱいの夢 語って」・・・・うんうんうん 夢を語るみきょうさん 想像しながら読みました。
みっつとも最後の行の空間が、さすがだなぁと思いつつ何度か音読したりしました。ありがとぅです






赤い背中が
ヒリヒリ痛く
うつ伏せに観た
夏の日の夢

湘南坊主
指輪をしたら
ウキウキうれし
つり革つかんで
見つめた左手

湘南坊主
風船が舞う
ワクワク揺れて
見上げた瞳に
希望の輝き

湘南坊主
今回は、『非常に素直な、若いころの想い出編』な坊主さんです。 「うつ伏せに観た夏の日の夢」 ここがとっても好きでした。
あ。これは↑ご本人談ですが、ヒリヒリやウキウキやワクワクなんて表現が、ほんとに素直な感じなのでした(^^♪ 
「つり革」も、ワクワク揺れる風船も、とても好きです。うんうん。







赤い
指輪を
買った
あの縁日

みなち

風船が
そらへそらへ
歌うように
とんでいく

みなち
赤提灯を 通り越し
帰宅の途につく 繁華街
さんざ寒い 秋風が
財布の中も 吹き抜ける

やじろべぇ
指輪に一つ おまじない
私の想いが 届くように
指輪に一つ おまじない
あなたの幸せ 続くように

やじろべぇ
風船が ぱちりと割れて
驚いた あなたの変な顔
二人で笑って 思うこと
時間が止まればいいのに

やじろべぇ
さてさて最後になりました。待ってました〜ナお二人なのです。うれしぃのです。ありがとぉ。
いまね、同時にとどいたのだけれど、ふたつの風船・・・これもやっぱり縦読み仕様にできていますの。
さぁみなさんも つづけてよんで きゅんとせつなくなりませぅ。
今朝の空って、まさしくそんな空ですの。みあげてきゅんとなるような・・・。ね?
 きゅんきゅん〜





管理人のシリトリは、おやすみします〜。ぺこり。



なんとなく 元気の出ないこのごろで、こんな日にはシリトリも、うまく更新できないかもよ・・・と危惧していました・・・のに
まったくぜんぜん反対でした。ちょっとの言葉もぐぐぐと胸まで降りてきて、ひとつひとつにあれこれもらってあたたかで
なんかつくづく気がつきました。ここってわたしにとっての癒し系(^^♪ というわけで、ありがとぉです。みなさまへ。