cap verses  /  そよ日暮らし

サイシンのシリトリ  これまでのシリトリ  投稿者さん別のシリトリ  はじめての方へ




NO.183 2003/09/02 (20人79作) 


黄色いすいかの
想い出は
こころに蒔かれた
しあわせの種

ふみちゃん
風向きを知る
人差し指の
ようにすっくと
空を見上げて

ふみちゃん
むらさき色の
ぷっくりと
実るなすびに
早朝の微雨

ふみちゃん
黄色いグローブ
大事にみがく
きみの夢は
あのマウンド

ケト
風が止んだら
あの灯台へ
水平線を眺めて
色んなこと忘れよう

ケト
むずかしいこと
しったふりして
かっこつけないで
しぜんなままで

ケト
さてさてこんにちわ。「黄色いすいか」 な ふみちゃんと、「黄色いグローブ」 な ケトちゃんから、はじめてみました。
つづく言葉は、「しあわせの種」と「きみの夢」です。ふみちゃんとケトちゃんですもん。にこにこ。
うん、そして、風シリトリでは、空を見あげるふみちゃんと、水平線を眺めるつもりなケトちゃんで・・・
それぞれらしく夏を見送るおふたりでした。忘れずに届けてくださり感謝です。(←もちろんこれは皆様へ)


ねぇねぇところで 「なすび」って、北海道の方言なのかなって思っていたのだけれども、
広島県でも使われているらしく、パソコンも、なすび⇒茄子 って変換してくれましたし、共通語だったのですね!?
知らなかった〜。とてもうれしぃ〜。





黄色いワンピース
ほしいな ほしいな
こういう気持ち
なくさない なくせない

すみれのしずく
風の色と
心の色は
時に1つに
重なり合う

すみれのしずく
ムリなんて
あたしが
言って
どうすんだ

すみれのしずく
黄色は危険でミステリアス
創造の色と教えられた
新しい一歩を踏み出す時
今きた青い道が力になる

夏野花
風 緑の冬に連れてって
冷たい夏 揺れる心を
あなたはずるい と
あたしもずるい と

夏野花
むりだって
むりだなんて
むかしは
むてっぽうだったのにね

夏野花
・・・むかしは むてっぽうだったのにね・・・と、ふりかえっている夏野花さん。
そしてそれから、たぶんきっと無鉄砲はおてのもの・・・なはずなのに、すこし弱気な今を見つめる、すみれのしずくちゃんなのでした。
ふたつの無理を並べて読むと、ますますそれぞれ味わい深く。うんうん。 「黄色」もどちらも大好きでした。ありがとうです。





黄色い花を 贈ります
二つ身になった あなたと
はじめましての あなたが
日々健やかで ありますように

shiki
風便りに 聞きました
元気で暮らしているのだと
ただそれだけの 噂話が
嬉しく思える午後でした

shiki
むかでの足を
数えてみようと
そんなこと言う
きみが好きです

shiki
黄ばんだページには いつかの
秘密の文字があったのだけれど
今のぼくには読めませんでした
ほろ苦く 笑うことができました

タユナ
風の便りなんて
いくつ届いても
怒った顔をして
読まずに捨てる

タユナ
難しいことより
簡単なことで
間違えたふりをして
叱られたいんだ

タユナ
「た」 だよ 「た」 「読まずに捨てる」 だよ 「だ」 だよ 「だ」
      風が強くなった
橋の上で
自転車止めて
空を見た

タユナ
       
「嬉しく思える」風の便りと、「怒った顔をして 読まずに捨てる」風の便りと・・・。そんなふたつの「風」でした。しみますねぇ。
どのシリトリも、ひとことひとこと地に足をつけている・・・というふうな言葉たちに感じられ、とてもとっても大好きでした。
タユナさん、お久しぶりです。またお会いできて、とてもうれしぃのです。ありがとうです。わぁぃ♪






黄色はね
とっても落ち着く
色なんだよね〜

きょうこ
風が吹く
ままに流れて
私は行く

きょうこ
無理はしちゃダメよ
努力は必要だけど

きょうこ
きょうこちゃんのシンプルシリトリ。いつもながらの素直な感じにひかれます。
「黄色はね とっても落ち着く 色なんだよね〜」 うんうんうん。わたしもこの夏しみじみつくづくそのことを知りました。
気持ちよく楽しめる秋になると良いですね。またいつでも待ってます。うん。






黄金色の向日葵が
私にそっと笑いかける
今はどんなに泣いてもいいけれど
時間だけが君の特効薬なんだよ、と

ベンジャミン
風になって
帰っておいで
わたしの頬を
そよりと くすぐってね

ベンジャミン
むりして笑顔を
つくっていたら
「むりしないで」って
きこえた 今 遠くから

ベンジャミン
長いあいだいとおしんで、ともに暮らしてきた小さな家族を、空へとみおくりながら綴ってくれたシリトリでした。
そんなとき、想いを綴る場所として、ここを選んでくださって、そのこととてもうれしくて。
だいじにだいじに読みました。ありがとうです。






黄味のキレイな
目玉やき
君のキレイな
目玉や気

あ〜でるはいど
風邪ひーてナィ?
元気にやってた?
今日から2学期
またヨロシクネ♪

あ〜でるはいど
MOON RIVER
雨の中濡れて
トラ猫抱いて
Kissしたい

あ〜でるはいど
黄色い砂嵐
土レンガの低い家
昼間の熱を帯びる
チェニジアの夜

肉野菜
風に
髪をなびかせひとやすみ
涼しく微笑む
イパネマの娘

肉野菜
昔の歌さ
じいさんは言う
塀のペンキを塗りながら
口笛は金髪のジェニー

肉野菜
MOON RIVER チェニジアの夜 イパネマの娘 金髪のジェニー  ・・・・なつかしいメロディが、たえず流れるシリトリでした。
外国の風景や、いろんなシーンを思い浮かべて読みながら、ハミングなんかしたりして、ここち良くなるわけでした。
あ〜でるさんの 「きみのきれいなめだまやき」 にも拍手です〜♪






黄色いTシャツ
今年も見たよ
感動 感涙
善意 広がる

スイートポテト
風にちょっぴり
秋の気配が
空もだんだん
青さを増すね

スイートポテト
むじゃきなえがお
幼子達に
囲まれている
今が幸せ

スイートポテト 
    風のような はやさで
走りぬく 子を
風のような やさしさで
包んでみようか

kaduro
         

 
                           
おふたりの、いつもいつでもしっかりと、目の前の小さい人をみつめる瞳がだいすきなのです。本当に。
いろんなことが重なって、大変そうな春から夏をすごしたkaduroちゃん。よりよい秋になりますように。






黄色い黄味が
ぽっこりしてる
満月みたいな
目玉焼き♪

スー・
風を感じる
鎌倉の町
吸いこむと ほら
もう夢心地

スー・
むりやりなんでも
すすめようとして
はんせいしながら
またすすみます。

スー・(点取り占い風)
黄緑いろの葉
濃い緑の葉も
仲良くそろって
成長する夏

スー・
風来坊と大和なでしこ
乱暴ものと おしとやか
強気なやつと 弱虫くん
どっちも私の中にある

スー・
む〜んとあつい
部屋に帰って
窓開け放って
夏を感じる

スー・
黄色い太陽
いっぱい受けて
風を感じた
むぎわらの夏

スー・

むすんでひらいて
ひまわり畑と
黄金色の麦
風は秋色

スー・
「むりやりなんでも すすめようとして はんせいしながら またすすみます。」 
・・・あぁ。これ。もぉたまらなく大好きで、テレながらなんども読みました〜(^^♪
二学期もよろしくお願いいたします。ぺこり。

ところで、点取り占いって、わたしはぜんぜん知らなくて、検索してみましたら、いろんなページがヒットして、
しばし読みふけってしまいましたっ。たのしぃ〜。





黄昏に独り静かに 
生き急ぐ小さな背中と
死に急ぐ命ある死体に
こうべを垂れる

みきょう
風船ガム 精神の自由を
噛んで膨らませて 広げた
夢の数は星の数ほど
口の中 苦い経験ばかりだけど

みきょう
向こうから 走ってきそうに
長く待ち聴く 懐かしい
故郷に続く 受話器に聞こゆ
呼び出しの音 るるる

みきょう
黄金に垂れる穂先に
飛び交う 憧れの
日暮れの早さ 美しさ
いいだろうなあ 蜻蛉

みきょう
風の音に潮の香も
波の照り返す陽ざしも
冷たいお茶に入れて
望郷の扉のむこうの浜辺へ

みきょう
無償の愛の
ゆっくりと
胸に突き刺さす
運命を 込めて

みきょう
夏がすぎ、ますます詩人なみきょうさんです。こんにちわ。
「いいだろうなあ 蜻蛉」とか、「冷たいお茶に入れて」とか、そんなところが好きだなぁって、味わいました。
「向こうから 走ってきそうに・・・」とくにとっても好きでした。
みきょうさんちの一行詞集も大盛況で、お忙しそうな中、こちらへも届けてくださりありがとうです。感謝です。






黄色い風が
吹く季節(とき)は
むやみに心
開いちゃいけない

ふらっと
風と遊んで
六日経ちます
七日目はおやすみ
きみのような月と

ふらっと
むりしないでね と
君の瞳は
風に揺れる花の黄映し
ほらもう 無理してる

ふらっと
黄緑のはら
らいおんの気もち
ちょっぴり淋しい
いつもの威風 ⇒

ふらっと
風のそよぎに
にあう風鈴
鈴をころがす
清々しく澄む ⇒

ふらっと
むらさきにたなびく
雲のゆくえ想うほど
どこまでも行けるはずなく
雲の下立ち止まる 信号は黄 ⇒

ふらっと
「・・・ 風に揺れる花の黄映し ほらもう 無理してる」・・・ここのところ、好きでした〜。
「む」のお題には、いろんな「無理」が届けられ、どれもこれもわかるわかると思ってしまう自分が可笑しいわたしです。
「ほらもう 無理してる・・・」これなんてもぉ絶妙ですね(^^♪ ありがとうです。あちこちほんとに。感謝です。

下段は、もちろん シリトリンネになってます。各々の一行ずつがシリトリですよ。お見逃しなく〜。






黄金に
実りし稲穂
秋の空に
よく似合う

がらちゃん
風は秋
日差しは夏
楽しき想い出
惜しむ9月

がらちゃん
むしの声
初秋の
おとずれ
告げている

がらちゃん
黄色の風紋にかくされた
異国の国からの暗号は
誰にもひびかず 形を変える
   あいたいの

ふら・りー
風の声がささやきました
 秋がやってくるよ
高い空とすじ雲と
赤いトンボをつれてきました

ふら・りー
無理とひとこと言ったなら
絶望とあきらめが押し寄せる
無理を承知と言ってみれば
闇に光が舞い降りる

ふら・りー
黄色のひまわり 澄んだ青空
風に流れる白いジグソーパズル
寝転がって深呼吸
自分の形が出来上がっていく瞬間(とき)

ふら・りー
風が
思い出と一緒に
心の中を
通り過ぎました

ふら・りー
昔々の初恋は
せつなく苦しく重たくて
木洩れ陽相手にため息し
そよ風相手にささやいた

ふら・りー
九月なんだなぁ・・・なんて、あらためてしみじみ空を見上げたくなる秋三昧のがらちゃんシリトリ。
そして ふら・りーさんも、秋めく 「風」のシリトリでした。どれもとても好きでした。
旬のシリトリ、ありがとうです。この秋もいろんな横顔、たのしみにお待ちしていますね。
お忙しそうな毎日、ご自愛ください。忘れずに届けてくださり感謝です。






黄土はてしき 
海越えて 届く黄砂の 
民あらば はてぬ夢乗せ
大地を 想う

やじろべぇ
風が ビュービュー
猛り狂う笛の音
肩を寄せ合い
暖炉を囲む

やじろべぇ
向こうは 天山山脈
牧羊の 鞭の音
荒々しく いとおしく
大地に根ざし 今日を生きる

やじろべぇ
黄金の稲穂 実れ実れ
そっと 毎日口ずさみ
天を仰いで 
お日様見つめる

やじろべぇ
風に揺れる 緑の稲穂
白いお花は いつ頃咲くか
語りかけては 心配し
田んぼのあぜを 歩く

やじろべぇ
向こうの田んぼで
いもちが出たと 聞いては
あせり そっと 葉に触れ
願掛け 祈る

やじろべぇ
黄色く熟した 杏の実
一口かじって
すっぱい故郷
思いを寄せる

やじろべぇ
風に纏わる くもの糸
その先どこまで 続くのか
糸の尻尾に掴まって
風に流され 気まま旅

やじろべぇ
むなしさ せつなさ やるせなさ
全て飲み込み 生きませう
その先の 希の国はありましょか?
夢の後先 あるでせう

やじろべぇ
やじろべぇさん。やじろべぇさん。どきどきしてしまいました。
やじろべぇさんが見ている世界に近づきたくて、なんども繰り返して読んでみました。
力作をありがとぅです。






黄ばんだ
バンダナ
だんなが
こばんだ

湘南坊主
風立ちて
秋早み
酒断ちて
覇気が病む

湘南坊主
むげんの
げんきで
きぶんは
ごきげん

湘南坊主
はい そして、こちらは 力の抜け具合がなんともよいお味な坊主さんです。
「むげんのげんきできぶんはごきげん」 あはははぁ〜。うらやましいです。むげんのげんき。さすが〜(^^♪
そしてなにげにたいそう可笑しい「黄ばんだバンダナ・・・」拍手です。
そろそろ水からあがって、秋をお楽しみくださいねー(^^♪





黄色の点滅信号機
注意して 渡っちゃおぅか
停まって待っても 永遠に
青色になんかなりはしないし

soyo
風のしわざとわかった日
それはたやすくゆるされて
風はますます
風らしくなる

soyo
むこうから
銀色の雲
きっと なにか とくべつな
きれいなものを降らせてくれる

soyo