NO.128 2002/04/23. (19人70作) | ||
許してね |
こっち |
雨 |
許してねなんて 言わないで それじゃわたしが …わるいみたいじゃない……… みなみ |
こっちとあっちをわけるわたし まえとうしろをわけるわたし きのうとあしたをわけるわたし いきるとしぬをわけるわたし みなみ |
雨つぶがしたたりおちるように わたしのこころしたたって 落ちゆくさきに 君の手のあり みなみ |
「こっちとあっち」 ぱちぱちぱちち。 二者択一をしようとしている時って ほかにも何かがあるなんて おもいもよらなくなるんですよね。うんうん。 そのこと 見えてきたときに 目から鱗が落ちるっていうやつを体感するんだけれど またすぐにそれがなんだかわからなくなるのね。うんうん。というふうに ひとりがてんで わかったつもりで 四行だけではもったいないですね・・・って思って わたしの場合ナつづきをいくつも考えてしまいました(^^♪ |
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許してね いつも ちょっと忘れてて だけど結局見てるのよ タモさんあっての「笑っていいとも!」 スー・ |
こっちこっち!と 呼んでるような 青々とした 葉っぱの素振り スー・ |
雨降りの夜 生まれてきたのは ビーズくらいの かたつむり スー・ |
許してねむる 深い沈黙 あくびも自由に できなかった。 スー・ |
こっちはどう? あっちはどうかな? 好奇心が 溢れてるんだ スー・ |
雨宿りして 雨だれの音 雨模様見上げ 雨に感謝 スー・ |
許してね雨の日曜 こっちの道が気になって 遠回りした 待ちぼうけの君 スー・ |
雨合羽着て こっちに来る来る 許して傘さん 今日は留守番 スー・ |
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「こっちこっち! と呼んでるような青々とした・・・・」 好きだな〜。これ。 『素振り』 って わたしはよく「そぶり」として使うので はじめ そう読んでしまいましたの。 だけれど これは 「そぶり」 ぢゃなくて 「すぶり」 ですね?! 『青々とした葉っぱのすぶり』 あぁすてき! ねぇねぇそれから ビーズくらいのかたつむり っていますいます。かわいぃもんね。うれしいな♪ |
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↑ スーちゃんの三段目 「三つのお題を入れてみましたシリトリ」 はお馴染みですが 今日はスイートポテトさん ↓ からも届きましたよ。二段目です。たのしぃです〜。 |
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許してね その両腕で 抱きしめて 貴方の胸で 泣いて夜明かし スイートポテト |
こっちん こっちん 時計がうたう 貴方の来るのを 待つ胸時計 スイートポテト |
雨の夜は 静けさだけに包まれて 一人ぼっちが 心地よいとき スイートポテト |
許してね こっちへ来いと呼ばれても 雨に打たれて 動けない私 スイートポテト |
こっちに来たら 傘の中 雨降りデートで 素直になれた 「許してね」って言えそうだ スイートポテト |
雨、雨、雨の日曜日 許してねって言うように あっちこっちの花たちが うなだれ 止み間を待っている スイートポテト |
雨のふたつ 好きでした。 雨音が聞こえるから いつもより静かではないはずなのに しずけさにつつまれてしまいますよね 雨の夜。うんうん。 |
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許してね
ボサボサ頭でお見送り
10分寝坊の
うららかな朝
ふみちゃん
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こっちかな
いや あっちかな
いつもゆらゆら揺れている
欲張り心はやじろべえ
ふみちゃん |
雨が降り
地に届き
命という名の
奇跡芽吹かす
ふみちゃん
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奇跡ということばが ほんとうに いまの季節にぴったりとかさなるように 「命という名の奇跡芽吹かす」 こういうこんなことば使いがしっくりと似合ってしまうふみちゃんなのです。こんにちわ。 ボサボサ頭もきっとしっくり似あうはず(^^♪ |
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許してね なんて 言わないから きっと忘れないで あたしのこと忘れないで ケト |
こっちおいでよ そんな風に 落ち込んでるの 見たくないよ ケト |
雨のにおいが 分かるようになった 昔あの人が 教えてくれたんだ ケト |
あの人が教えてくれた雨のにおいはどんなかなん。 「おしえてくれたんだ」 ここのところ 好きでした。 許してね って あらためて考えるととってもあつかいにくい言葉でしたね。ケトちゃんのこれ まっすぐで好き。 |
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許してね さらっと口に出せるほど 無邪気な罪を 重ねてみたくて ふらっと |
こっち側から そっち側まで 手が届くのに 果てしがなくて ふらっと |
雨音に気づいて 窓を開けても 風が心を 突き刺さない朝 ふらっと |
許してねむろう るーるを決めたの し返しはしないと てきはたぶん憎む心 ふらっと |
こっちにあるよ のぞんだものは みみをすまして ちょっとよりみち ふらっと |
雨しっとりと もえる若葉に より添うように うたうように ふらっと |
許してね 寝た振りしたの 望み飲みかけ 気だるいスコッチ ⇒ ふらっと |
こっちんこちんに 睨んで凍り 理由もないのに 憎らしい雨 ⇒ ふらっと |
雨が心に にじんで揺れる ルール破るわ 笑って許してね ⇒ ふらっと |
「雨しっとりと もえる若葉に 寄り添うように・・・」 うんうん。 ほんとに こんな風景うれしいですよね。 三段目のシリトリンネ いい感じなのです。また楽しみにしていますね。 |
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許してね なんて言える間柄 それはとても 理想的な贅沢で 克惟 |
こっち来るなよ あっちじゃないよ どっちならいいって 僕ならコインで即断だ 克惟 |
雨と晴れの境目を とうとう見つけた旅人は 壁とか溝とかいうものが 途端に見えなくなったとさ 克惟 |
「贅沢で」 だよ 「贅沢で」 | ||
克惟さんの「許してね」 うん そうですね。贅沢ですね。むずかしいよね。 > 許してね。 ところで 雨と晴れの境目 がとてもとても好きでした。壁とか溝 もなんだけど 「旅人」なんだもの。かっこいぃ。 |
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許してね 恨んでる?
あなたをおいて出たことを
でも 大きくなったね・・・。
十数年ぶりに聞く母の声
apple |
こっち向いて!そっちじゃなく!
私に気づいて!早く!
ドライバーの皆さん左右見てね。
路地からの車こわいから。
apple |
雨上がり
水たまりの中にも
どこまでも続く青空が見えた。
「よいしょ!」と宇宙をひとまたぎ。
apple |
水たまりの中の青空 とてもうれしかったです。ジョギング中のappleさんの そんな「よいしょ!」が浮かぶのです。 「許してね」 こんな「許してね」を言われたほうはふくざつで とまどってしまいますね。だいじなシリトリ ありがとぅです。 |
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許してね
我慢してるんだけど
携帯の文字見るたび
寂しいんだよ
あーたん
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こっちだよ
あっちだよ
方向音痴
あわさった笑顔
あーたん
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雨の夕方
裸足で走ってみた
帰り道
こんな日もある
あーたん
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「こんな日もある」 うん。 そんな日もある。いいですね。これ。 あーたん というシリトリネームがとてもかわいらしく感じられるこのごろです。ひらかなの「あ」って とても好きなので。 |
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「許してね」 その一言で冷めて 「許さない」 その一言に痺れた タユナ |
雨がやむのを待ちながら 秘密の基地で寝転んで 終わらないシリトリ 終わらない夏の日 タユナ |
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雨がやむのを待ちながら 秘密の基地で・・・・ここまでで すでにどきどきしはじめて 終わらないシリトリ なんてうれしくて。 読む側のコンディションで かなしげによめたり なつかしく思えたりしますね。こんなシリトリとてもすきです。 |
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「許してね」 俯き加減のきみに 何も言えない僕 心が砕けた瞬間 紫苑 |
こっちにおいで 辛くても苦しくても みんなが居る この場所へ 紫苑 |
雨音に 誘われがままに 眠りにつく 記憶の彼方ともに 紫苑 |
「こっちにおいで」 さりげなく聞こえると こんなにもやさしくとどいてきますね。うれしいですね。 許してね の 心が砕けた瞬間 も 好きなかんじの一行でした。行間にただようものが。 また待ってます。 |
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許してネェ〜 泣いてる 顔見て 笑ってもうタ あ〜でるはいど |
コッチで待つよか ソッチに行こう ドッチ付かずの アッチッチ あ〜でるはいど |
雨のあと 裏庭にできた水たまり アメンボとオタマの ラッキープール♪ あ〜でるはいど |
心のおくの方から生まれた 「許してね」シリトリが多い中 「許してネェ〜」 です。許してネェ〜。あははあは。 いいないいな♪ とよろこびました。あ〜でるはいどさんのシリトリは一度読んだら ほんとのほんとに くせになりますよネェ〜(^^♪ |
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許してねーちゃん
ちゃんとするから
カラダいたわり
割り食う坐骨 ⇒
湘南坊主 |
こっちまで来て
着てるもの脱ぐ
ぬぐった哀しみ
しみこむ氷雨 ⇒
湘南坊主
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雨の火曜に
ウニ食べてから
殻、突き破り
ブリーフ燃ゆる ⇒
湘南坊主 |
さて 今日は 二文字とり ナ シリトリンネな坊主さんです。こんにちわ。 どんなテーマなときにも こんなテーマなときにも やっぱり哀しみをかもし出しちゃうお人柄・・・・・・あ。ちがう? ・・・だって しみこむ氷雨がつめたくて。 |
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許してね は下がり目 許せない は上がり目 大事なことは少しだけ あとはどうでもいい事さ りくり |
こっちこち頭 マッサージしてして とりいだしたる フラフープ りくり |
雨ふりなら お気に入りの傘 涙あふれたら 素直の魔法 りくり |
とりいだしたるものは フラフープ っていうところがたまらなくりくりさんなわけです。ううん。むむむ。 あとはどうでもいい事さ の 「さ」 が好きさ。 素直の魔法 ちちんぷいぷい(^^♪ |
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許してねと言う こどもの眼が 首をかしげて 尻尾を振る犬 のっぺら某 |
「こっちこっち」と 針招く 時の行く先 眺めるうちに 「今」と私の鬼ごっこ のっぺら某 |
雨の香りを 嗅ぐと言う その人の背を 見つめてる 乾いた瞳に 大雨の 図を重ねてる 桃色OHP のっぺら某 |
「犬」 だよ 「犬」 | ||
桃色OHPって 某さんのイメージするものとは違うかもしれないけれども 読んでいて 「!」 って おもいえがいてしました。すてきすてき。 「こっちこっち」と針招く ・・・ううん ここもさすがなのです。ちっくたっくこっちこっちちっくたっく・・・ ここちよい〜。うん。 |
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許してね ナイショにしておけなかった やっぱり おいしいものは みんなで わかちあわなきゃね おき@にごう |
こっち こっちって そこどこ? もっと おしりのライト 明るくしてよ! おき@にごう |
雨の日曜日。 少し残念。ちょっとほっと。 むせかえる程の 水と緑の匂い。 柔らかな もえぎ色。 おき@にごう |
むせかえる程の緑の匂いっていうものを はじめて感じた時 ほんとうにうれしかった と いま思い出しました。 もえぎ色 って 発音するのもだいすきです。「やわらかなもえぎいろ。」 うん。 都会の中でみつける小さな季節のうつろいを いつも添え書きしてくれる おき@にごうさんなのです。 シリトリとあわせて読むのがうれしいの。うん。いつもありがとうです。 |
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許してね まだ こんなにも 好きなこと 許してね まだまだ 今後も 忘れないこと 許してね 他人事 みたいに 背をむけて 許してね こんな おかあさんで てへ 許してね こんなに しつこく 送ったりして みなち |
こっちこちに かたまって もうどうせなら 石になれ みなち |
雨が好きなんて 内緒にしとく 早く晴れて とも 言わないでおく みなち |
さてさて みなちさんですよ! ← 大掛かりな 許してね になりました(^^♪ ひとつひとつべつべつの 許してね な装いで届いたけれども 流れるように読んで欲しくて ずらっと並べてみましたの。 お楽しみくださいね〜。今日のイチオシです(^^♪ |
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こっちだと 言うより先に握る手の ぬくもりよりも はかなさの影 モヘジ |
雨粒が 落ちてゆくより簡単に 胸に満ちたる 悪意を見てる モヘジ |
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はい。「胸に満ちたる 悪意を見てる」 のは おまちかねの モヘジさんです。 つづけてとどいて うれしいなっと。ありがとうです。わぁい! |
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許してね ふたりの距離を埋められないのは あなただけの せいではないのに satouya |
こっちへおいで きみは遠くて 心模様が 見えやしない satouya |
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はい。ぎりぎりセーフでしたよ〜。 お久しぶりの satouyaさんです。うれしいの。 「きみは遠くて 心模様が 見えやしない」 うん すきでした。 気のむくままに また届けてくださいねー。いつも待ってます。うん。 |
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「こっちだよ」って 呼んでいるのは 少しムコウにひろがるあんど 近づくとそのぶんムコウにゆくあんど たどりついたらうごけなくなる soyo |
雨あがり 雑木林はおごそかで ここで待ちたくうけいれられたく 儀式のようにふれる腐葉土 soyo |
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「土」 だよ 「土」 | ||
お絵かきぼーどから 旬なお絵かきをいくつか拝借して ページを飾らせていただいています。 無記名で掲載していますこと ご了承くださいね。 |