NO.113   2001/11/20.  (25人/87作)  

寒いから

秘密だよ

     
寒いから
遠くを見てる
たった一つの
淋しさのわけ

モヘジ

秘密だよ
この深々とした暗がりの
この寒々とした塊が
愛だというのは秘密だよ

モヘジ

「森くんの
社会の教科書
ヒゲだらけ」
3年6組窓際の声

モヘジ

はい お待たせしましたん。モヘジさんのシリトリが到着しましたよ。わぁい。   ごゆるりとお楽しみ下さいませ♪ 

火曜日の夜 追加更新です。 ↑      

以下は 火曜日のお昼頃に更新したものです。↓
寒いからって
言い訳ひとつ
君にくっつく
理由はふたつ

克惟

「理由はふたつ」 だよ

秘密だよ
僕は今夜の船で行く
地図をあげるよ
約束の代わりにさ

克惟

森で出会った
拙い笛の音
僕を呼ぶのは
あの日の君か

克惟

ううん。どれもこれも好きなのでした。「きみにくっつく理由はふたつ」 は音が好き。「秘密だよ」は地図が好き。
早めに届けてくださった克惟さんのこのシリトリで たちまち満腹感な今週でしたの。ありがとうでした。

     
寒いから 
いつも朝までまるまって 
どの季節より
長い夢みる

まりな

秘密だよ ほとんど
寂しくしていること
いまは慌ただしくて
忘れそうなものなのに

まりな

森とはいえない朝の公園で
サンドイッチを食べた
結婚ってなんだろうか
ただ一緒にいるだけでは駄目なの?

まりな

「どの季節より長い夢みる」 ここのところがとても好きです。
寒さのなかでしか味わえないものって たくさんですよね。温み というものをはじめとして。 うんうん好きです。「まるまって」も。
このごろ さりげなく ぽろんとシリトリを届けて下さる まりなさんでした うれしぃな。

     
寒いから たき火をしよう
燃やすものならたくさんあるから
思い出の詰まった品々燃やし
過去燃やし
せめて一夜の暖をとろう

夏海

秘密だよ そのひとことがすでに
誰でも知ってることという意味だ

夏海

森の中を迷い 誘われた森の番人
幾つもの森をさ迷い 見つからない答え
見つからない出口 光のない世界
もう森へなんか行かない 
後悔だけが残る

夏海

「寒いから たき火を・・」 って ありそうで なかったので 一点モノです。  「過去燃やし」です。うん。
森はすこしおもいもりです。夜の樹海のようなところのおはなしですね。
夏海さんには流れ星がお似合いって思うけれども 流星群 みられたかなん・・・。

     
寒いから
あなたのコートのポケットへ
手だけではなく
身体ごと入ってしまいたくなる

あると

秘密だよ
ぜったいに、誰にもいわないでね
と、ナイショ話は、
伝言ゲームのように、ぐるぐる回るもの

あると

森の奥の泉のそばには魔物の屋敷が
川には気まぐれな釣り人が
アトリエには可愛いお嬢さんが
ひっそりと住んでいましたとさ

あると

ポケットサイズになりたいシリトリ 以前 みなちさんも書いていました。チャーミングなのです♪
森の奥・・・あるとさんご自身のHPのこと とのことでしたので 魔物の屋敷って何のことかなぁってさがしに行ったわたしです。ふふ。 皆さんもたずねてみてくださいね。「気まぐれな釣り人」にも会えますよ。

     

秘密だよ
机の中に隠したテスト
お母さんにばれたら
やばいかも

ふふふ ウチの子達も 見られたくないなら捨てちゃえば良いのにぃ〜なんて思うのに ちゃんと隠してとってあるから不思議なのです。己クンもそうなのですね♪   ひきつづきのご参加ありがとうでした。またくださいねぇ。

     

寒い体を温めながら
屋上で見上げる
神秘のショー
足踏み、ふみふみ

湘南坊主

秘密だよ
場所は違えど
二人一緒に
見た流星群

湘南坊主

森の照明
林のひかり
木々の点滅
枝のまばたき

湘南坊主

「まばたき」 だよ 「まばたき」

単品3点の流星群なシリトリでしたん。ありがとうです。「旅の扉」に書かれてあった途中経過を読んで 坊主さんちでは
見られなかったのかなぁって思いましたが ちゃぁんと見ていたのですねぇ。 足踏みしながら 違う場所にいる人と一緒に♪ 

     
寒いから
窓も泣く
すっきり拭って
開け放つ朝

みなち

秘密だよ なんて
どうしても
言葉はなぜか
ひとり歩きする

みなち

森と
人と
なかよしで
いたい

みなち

「寒いから」 窓まで泣いて寒そうだけれど 気持ちすっきりが 好きな感じの朝なのでした。
「森と人となかよしで」 うんうん。シンプルみなちぃを極めてしまいましたねぇ。素敵なのです。ありがとうです。

     
寒いから、やさしく暖め
揺れあう心を 包み込む
大きな毛布が 必要だ
そうしてあたしは 眠りにつこう

スー

秘密だよって 今日何回も
指きりしてって言われたけれど
なんだか 少し戸惑って
あたしは 指きりできなかった

スー

森の奥まで 走っていって
繋いだ 手と手は そのままで
樹に囲まれた 夜道をずっと
溶け込む夜空に 輝く星たち

スー

  森へ帰ろう もう二度と
ここにはこなくて いいんだよ
みんなが待ってる あの森へ
あたしはそこで ずっと暮らそう

スー

寒いからもっと 近づいて
抱きしめあえる 嬉しい気持ち
ねえ、冬って実は すごく好きなの
切なさを越えて 暖かくできる

スー

秘密だよって つぶやいたのは
雨のしたたる 午後でした
約束していて 不安になって
遠い目をして うなづきもせず

スー

森に降り注ぐ 無数の星を
見つめつづけて 時代を巡る
一つ一つの 葉には命を
吹き込み続ける 大きな力

スー

寒いから、じれったいほど輝く星に
願う言葉も 見つからずにただ
見守りつづける マリアにも似た
大らかな想い 抱き眠ろう

スー

森に住む 小人のうちは
キノコの中で、丸い窓
樹の切り株には ロッキーチャック
夢がいっぱい つまっているね

スー

スーちゃんのシリトリは 独自のリズムがすっかりできあがってきましたよね♪
スーちゃんの話し言葉はこんなかなぁって思い浮かべてうれしぃの。
「みんなが待ってる あの森へ」 などなど 
なにか しっかりとした裏づけのありそうなシリトリなのです。うれしいのです。

森を越えた あの丘に立ち
雨の音を 聞きに行こう
やさしい音か それは悲しい
つらく厳しい 音かを知りたい

スー

     
     
寒いから
ぬくもりしみる
窓灯り
満天星の帰り道

ふみちゃん

秘密だよ
小山で見つけた遊園地
枝のブランコ
葉っぱの切符

ふみちゃん

「切符」 だよ 「切符」

森へ帰って
行くのかな
冬の夜空の
流星群

ふみちゃん

「葉っぱの切符」 も 「流星群」も どれも旬なふみちゃんでしたん。ほわぁん。
「ぬくもりしみる 窓灯り」 ここのところが好きなのでした。クリスマスキャロルみたいな窓灯かりかな。
ところで ところでふみちゃんさんちのお絵描き日記がますますオススメな流星群の夜でした。ぜひ たずねてみてくださいね。

   

寒いから
悪寒がするから
ソレ以上言うナ
オヤジギャグ

あ〜でるはいど

秘密だよっ!
コノハナシ。
アンタだからこそ
打ち明けた。

あ〜でるはいど

森のくまサンに
会いたけりゃ
忘れちゃならヌ
白い貝殻イヤリング

あ〜でるはいど

ふふふぅ。今日もわが道をゆく あ〜でるはいどさんなのです。
うんうん 「アンタだからこそ」 !!  いい感じぃ。

     
寒いから早く家に帰りたい
でも伝えたいからこの気持ち
凍える手に息かけながら
雪の降る夜キミを待ってる

すみれのしずく

秘密だよ
いつもの場所に芽が出てた。
早い早い春の予感
今は二人で感じていたい。

すみれのしずく

森林に感謝しなさい
太陽に感謝しなさい
海と空に感謝しなさい
今あるものに感謝しなさい

すみれのしずく

「凍える手に息かけながら雪の降る夜キミを待ってる」 ひといきに読みたいのです。ここのところがとても好きなわたしです。にっこり。わたしの手はまったくもって凍えやすくて  なので 思い出すことたくさんあって楽しませていただきましたん。ありがとぅです。

     
寒いから
息を切らして走る
なんだか全部
忘れられそうな気がしてた

ケト

森で生まれた妖精は
あたしには見えないの
穢れたわけじゃない
素直な気持ちを失くしただけ

ケト

寒いから仕方ないよ
猫背になっちゃう
この身長がもったいないけど
北風には勝てないの

ケト

秘密だよ
だから君にも言えないの
ううん君には言えないの
君に恋しちゃったなんて

ケト

森に埋めてきた
あの日のあたしを
あの日の心を
今なら迎えに行ける

ケト

寒いからってあなたの手を
独り占めしていたあたしは
もうこんなに大きくなったのに
やっぱりあなたの温もりが
欲しいです・・

ケト

秘密だよ
あんなに泣いた夜のことは
誰にも言わなかったもの
あなたが居なくて怖いなんて

ケト

森の深くまで歩いて行けば
もしかしたらあなたに逢えそうで
子供じみた期待が
まだこの胸から離れない

ケト

下段のみっつのシリトリは 
ケトちゃんが中学生のときに亡くなられたというお母さまの4年目の命日の夜 届けて下さったものでした。
大切な日に書いてくださったシリトリなので 大切になんども読ませていただきました。ありがとぅです。

 
寒いから
暖めて
寒いから
抱いて。

きょうこ

秘密は秘密
誰にも教えない。
私の秘密は
私だけが知ってる。

きょうこ

森の中で、
深呼吸
ゆっくり5回
そうすると好きな人が目の前に
現れるかもしれない。

きょうこ

寒いから
手をつなごうよ

きょうこ

秘密だよ
誰にも

きょうこ

森のくまさんに
会ってみたい

きょうこ

『寒いから』 に素直に自然に続けるのなら やっぱりこれが本当ですよね。
(暖めて 抱いて 抱きしめて 手をつなごう ) などね うんうん。さすがです。 おなじ意味で 「森のくまさん」 にもにっこり。ふふふ。

     
寒いからそのギャグ
でも笑ってくれる
家族がいる
やっぱりあったか

うまみ

秘密だよあの事は
なんていいながら
みんなにしゃべっちゃ
だめじゃない!

うまみ

森が冬が来ると歌ってる
星達も冬の模様
ピーンと張りつめる空気
雪が降るのはもう間近

うまみ

シリトリネームになったなら 家族を離れるシリトリストが多いなか (あっ わたしも) 
こんな風に あったか家族なシリトリが いくつか届くと なんだか安心しちゃうのです。えへへ。
いろんなうまみさんがすこしづつ見え隠れしてうれしいこのごろなのでした。いつもありがとうです。

     
寒いから
小指がとっても冷たいよ
ポケットの中で
指きりしよう

ちちうし

秘密だよ
思い出しても照れくさい
夕べの寝言は
愛の告白

ちちうし

ポケットの中の指きり とてもとても好きでした。きゅぅ。 
こんな小さな きゅぅな気もちに弱いのです。 またとどけて下さいねぇ♪こういうの。
「夕べの寝言」も気になりまする。ふふふ。 

 
寒いから 
くっついていよう
影がひとつに
重なるぐらい

スイートポテト

秘密だよ、って渡された
小さく折った便せんに
「大好きです」って
嬉しいひ・み・つ

スイートポテト

森の奥で誰かが
秋の歌を歌うよ
はらりひらりぱららら
ころりぱらりるるるる

スイートポテト

寒いから 両手で包む あなたの手
秘密だよ どんぐりひとつ くれた君
森中が 錦に染まる 吾も君も

スイートポテト

さてさて スイートポテトさんです。「影がひとつに重なるぐらい」 こんなところがおとななのです。素敵です。
下段は シリトリのお題をみっつとりいれて 俳句風味に作ってくださったものです。新鮮でした。ありがとうです。

     
寒いから
髪が乾いてしまうから
電気を消して欲しいから
毛布の中で手招きをする

二百字詰

秘密だよ!
って、箱の表に書いてある
小さな箱に
住んでいました

二百字詰

森に雪が降る夜は
きっとココアを飲んでいて
睫毛の雫をこぼしてしまい

私のことを忘れてしまう

二百字詰

2回目のご投稿をいただきました二百字詰さんです。どれもこれも 大すきで 何度も読ませていただきました。
わたしが うわぁ と思ったところは 「髪が乾いてしまうから」 と 「きっとココアを飲んでいて・・私のことを忘れてしまう」 
また楽しみにお待ちしていますね。ありがとうございました。 ぺこぺこり。

     
寒いから 今日は日本酒
人肌ぐらいにあっためて
じんわり じんわり
あたたまろ!

おき@にごう

秘密だよ 内緒だよ
これからいくとこ いいところ
偶然に見つけちゃった
街の隙間にある酒場

おき@にごう

森たちが 化粧した。
これからパーティー?
聞いたらくれた 招待状。
真っ赤なきれいな招待状。

おき@にごう

寒いから酒飲もう、って
さりげない…
誘い上手め
肴になるか

むく

ひろびろ感でおなじみの おき@にごうさんと ↑

← はじめてご投稿いただいた むくさんです。

 いえ なんとなく並べておいてみたかったのです。
お酒の呑み方 上手そうな方たちなのです。おとなっぽいわっ。
むくさん とてもうれしかったです。また下さいね。

     
     
寒いから
日だまり求めて信号待ち
少しの時間
小さな日だまり

ぽてと

「秘密だよ♪」って言われたの
でも教えちゃおうかなちょっとだけ
やっぱりやめとこう秘密だもんね
♪を黙ってるの楽しくて難しい

ぽてと

森に行く 森で遊ぶ
春は花、夏は木陰、秋は木の実
雪が積もる真っ白な冬は
心を遊ばせよう

ぽてと

さてさて こちらも はじめましてのぽてとさんです。ずぅっとずぅっとお待ちしていたのですよ♪ うれしぃ。
心を遊ばせる真っ白な冬って うんうんうんって思うのです。ありがとうです。信号待ちの日だまりも とてもあたたかなのでした。
またくださいね 待ってまぁす。

     
寒いから
腹の底から がなります
応援歌ナンバーワンを
合いの手入れて

のっぺら某

秘密だよ
流れる星の裏側で
不埒な夢の腐乱死体
星くず集め埋めたこと

のっぺら某

森は隅々よく見える
木もありありとよく見える
遠近両用水晶体
お母ちゃんには貰ったんだけど

のっぺら某

はい のっぺら某さんもひきつづき2度目のご投稿いただきましたん。ありがとうです。わぁい。
あのすばらしい星空をこんな風に描いちゃうのです のっぺら某さん然として。ふふふ。
つくづくまたお待ちしています。うん。

     

寒いから
ひまわりの絵なんか
かきながら
母の帰りをまっている

苔虫

秘密だよ
今うちのお風呂で
カンダハル帰りのゴルゴ13が
鼻歌うたってることは

苔虫

森には
木が生えています
それだけなのです
泣きたいほどに

苔虫

「秘密だよ」  どんな秘密がでてくるのかなっと楽しみにしていた苔虫さんからは 
お風呂で鼻歌なゴルゴ13なのでした。あははぁ さすがです。

ところで 子どもを見る目のたしかさみたいなものに あっ と思うのでした。ライオンでも おだんごでもなく ひまわりの絵なので。うん。
お忙しいなか ありがとうです。

     
寒いから
息吹きかけて
包みこんで
ポッケにいれてね

そばかす

秘密だよ
星のつぶやき 聞いちゃった
もう充分幸せなんだから
お願いごとは一つだけ・・

そばかす

森のお散歩
木漏れ日と一緒
風と一緒
あなたと一緒

そばかす

寒いから早く帰っておいで
できたてのシチューがごちそう
うちの中はあったか
家族を待ってる木枯らしの日 ⇒

そばかす

秘密だよ
よせばいいのに
似つかわしくない人と
突然 恋をしたおはなし ⇒

そばかす

森林浴
空気を胸いっぱい
いーっぱい吸い込むと
とーんで行っちゃうのさ ⇒

そばかす

今 そばかすさんから届いたのだけれど ほら ポケットサイズになりたいシリトリがもうひとつ増えましたよ♪
下段は一行ずつがシリトリのシリトリンネになっています。お見逃しなく。 
「いーっぱい」 とか 「とーんで」 だとか いつもとすこしちがうおもむき そんなところにひかれましたの。
今夜はシチューにしようって 今 決めましたぁ。美味しそうに届いたので。にっこり。

     
寒いから
透きとおってしまうから
いちもくさんに追いかける
沈黙の色 あびたもの勝ち

soyo

秘密だよ
流れる星が残していった
まっすぐすぎる境界線
描きなおしたこと 誰にも内緒

soyo

森じゅうが息をひそめて
星降る夜をかんじあってる。
おねがいなんて
ひとつもなくて。

soyo

流星群の空のした  とても寒くて寒くて寒くて そんななかで作ってみました。凍えるシリトリなのでした。