cap verses  /  そよ日暮らし




NO.220 2004/07/13 (23人92作) 
砂浜 おはよう この手に
砂浜の熱の
やわらぐころに
みつけた貝は
夕波の色

ふみちゃん
おはようって
先輩の
笑顔に恋した
登校日

ふみちゃん
この手にのこる
ぬくもりだけは
こぼさぬように
わすれぬように

ふみちゃん
砂浜は
ごはんで
海は
ルー

すみれのしずく
おはようと言って
横を駆け抜けても
意識はぜんぶ
背中にあって

すみれのしずく
この手にある
まるや さんかくや しかくが
あたしのたからもので
ずっとながめていたい

すみれのしずく
砂浜にパラソル立てて
小さなテーブルと椅子
波と戯れる あなた
ここで見ている幸せ

スイートポテト
おはよう!
追い越しざまに
声をかけられた
今日は ラッキー!

スイートポテト
この手にいだく
ほんとの出会い
忘れられない
本となる

スイートポテト
登校の朝の景色のさわやかな みんなのおはよう物語。つづきものです、縦読みしてね。すてきなんです。にこにこ。





砂浜で
恋に堕ちたも
砂の城の如く
脆かった

あ〜でるはいど
オハヨウッテ
君ノ隣デ
目覚メル朝ガ
カナリ好キ

あ〜でるはいど
この手に
似合う
指輪を
ください

あ〜でるはいど
なんどでも いつもいつでも君ノ隣デ目覚めてほしいと願います。この手に似合う指輪もいいね、ほしぃよね。にこ。





砂浜に残る
足跡は消えない
どこまでもそれは
遠くのびてゆく

ケト
おはようで始まる
今日を過ごす
おやすみで終わる
明日を待ち望む

ケト
この手にしたもの
いくつあったか
数えるほどに
愚かではない

ケト
砂浜なのに、どこまでも消えない足跡のことや それをみているケトちゃんを 思い浮かべてきゅんとしました。きゅん。





砂浜で
せっせと穴を
掘るのはカニ
かに?

苔虫
おはようさん
きょうの雲は
たのしいね
さて

苔虫
この手にひとりを
抱きしめて
きょうもいちにち
がんばり真っ赤

苔虫
砂浜に
寝そべる幸せ
地球の熱を感じる
鼻先を蟹が横切る

肉野菜
おはようと
言える幸せ
あなたがいて
本当によかった

肉野菜
この手に
つかんだ幸せ
色褪せることなく
いつまでも

肉野菜
本日の「幸せ大賞」なお二人でしたっ。拍手です。
スタンスはちがうんだけど、なんとなくおなじところをみているようなそんなカニかに?






砂浜の砂のように
もろく崩れやすい
私の気持
抱きかかえてくれる海

ふら・りー
おはようも言えない
情けない私
見透かしたように
笑うあのこ

ふら・りー
この手に砂浜の砂握り
流れ去る前におはようをいう
それは過去に言い忘れた感謝
無数の光になる海ほたる

ふら・りー
とても好きなものたちでした。海ほたるの灯がこころぼそげで、とてもきれいで、ありがとぅです。ふれーふれーと言いたいような。





砂浜は裸足でなくちゃ
ざらざらさらさら
迷い込んで流して
きいれいさっぱり

夏野花
おはようでは終わり
おはようでは始まらない
ささ次のコトバ考えて
一気に吐き出しちゃえ

夏野花
この手にある傷
小さな傷
アリバイ崩しの
写Mail送る

夏野花
「アリバイ崩しの写Mail送る」 これ、写メールのコピーに使えそうですねぇ。 傷、お大事にして下さいね。いつもありがとぉです。





砂浜で
海に向かって
呟いた
「君は夏に恋をしている」

花外
「おはよう」
(朝顔:にっこり花を咲かす)
「おはよう」
(私:心にっこり出勤をする)

花外
この手にある愛
のどかな感覚
手から手渡し
荷を送ります

花外
砂浜に カニ
のっそり、さささーっ
文学的情景に
しばし うっとり

メリー
おはよう!
このひとことで
すてきな朝の
幕があく

メリー

この手にするのは
金メダルだと
言い切る選手の
これまでにこそ

メリー
今回のこのシリトリで、「おはよう」という言葉の素敵さを再確認した私ですが、
このお二人の「おはよう」も、とても好きなものでした。二つでひとつみたいですよね。にっこり。






砂浜といったら
思い描くのは
走る男女 光る白い歯
はははは ほほほほ

わとら
おはよう にっこり
こんにちは にこにこ
おばんです ぺこり
おやすみなさい まる

わとら
この手に何をつかもうか 何も
わたしの手のひら
あなたのその手
合わせるだけで それがいい

わとら
「この手に何をつかもうか 何も・・・」 これが、とっても好きでした。 「砂浜」の青春スローモーション(?)も、たのしぃー。 





砂浜
貝ガラ
波の音
遠い昔の思いで・・

ノエル
おはようさん
朝は元気に出勤するけど
帰りは別人
ヘロヘロだ

ノエル
この手に入れたいモノがある
スリムな身体に
輝く美貌?
願いは何時頃かなうかな

ノエル
まだ二回目のご投稿ですが、もうすでにノエルリズムができていそうな安定感です。「おはようさん」がとても好きです。にこ。





砂浜の砂のように
するすると
こころに沁み込む
心地よい言葉

かのこ
おはよう
おやすみ
そのふたつの言葉
聞ける安心

かのこ
この手に
感じたぬくもり
忘れずに
また逢うその日まで

かのこ
砂浜きるる
裸足で歩く
ココロボソサに
気づかぬふりで

ふらっと
おはよう と
おやすみ の
明るいすきま
きょうという日

ふらっと
この手に
この目に
たしかに
いのち

ふらっと
砂浜に降る
震える星屑
崩れるように眠り
無量の光と共におはよう ⇒

ふらっと
おはよう
陽気な朝の空気
浮き立つ心
転がしてこの手に ⇒

ふらっと
この手に触れた
レターオープナー
ナーバスにさまよう視線
先入観をうずめた砂浜 ⇒

ふらっと
おはよう/おやすみ/かのこ/ふらっと どのひらかなもやさしげだなぁ・・・と今ふと思ったのでした(^^♪ すてき。
ふらっとさんの下段は、一行ごとに二文字取りなシリトリンネになってます。つまづきのなさがすごいこと!





砂浜で
一筋の光さえ届かぬ
海の底の魚を
想う瞳で 空を見て

みきょう
おはようの 声
待ちわびて まだ
眼を閉じて
目覚めているけど

みきょう
この手に残る
懐かしい
割烹着の白
母のポケット

みきょう
「ポケット」 だよ 「ポケット」
砂浜に 響く おはよう 
生憎の 霧雨キャンプ 
闇夜を越えて
この手に眠い 朝食

みきょう
おはようと 到着した
深夜の砂浜 この手に渡され
湿り気 帯びた 挨拶
線香花火 呟く みたい

みきょう
この手に 繰り寄せて
おはようが 凍え交さる
砂浜キャンプ ぬくもりに
指先まで ざわめく詞

みきょう
「食」 だよ 「食」 「みたい」 だよ 「みたい」
うーん。どれも好きだなぁと思うのでした。海の底の魚とか、割烹着とか、その周辺の空気とか。静かな世界をありがとうでした。





砂浜を素足で歩く
素敵なスタイル
すっぴんで過ごす
素直な姿がスキ

☆のしずく
おはよう。。。おやすみ
同じ空の下
オーシャンブルーを追いかけて
おいでよ 想い出の丘へ

☆のしずく
この手に 心あずけた
恋に焦がれた この想い
今宵  コムラサキ色の空
告白しよう。。。後悔しない

☆のしずく
砂浜
まぼろし
しおさい
色褪せた君の横顔  ⇒

☆のしずく
おはようも言えず
ずっと片想い
今はただ
抱きしめた写真をこの手に ⇒

☆のしずく
この手に
握りしめた
大切なもの
望み叶えてくれる星の砂 ⇒

☆のしずく
上段は「す」と「お」と「こ」の言葉遊びがつづきます。そして下段はシリトリンネになっていました。一行ずつがシリトリですよ。
言葉遊びに余念がなくて、わくわくとして、こちらまでわくわくたのしくなるのです。わくわく。






砂浜に行こう
新しい仲間と
昔落とした
なにかみつけに

葉弥月
おはよう
っていえる朝
しっぽふりふり
ごはんをたべよう

葉弥月
この手に手を
胸元で拳を
ひらいてむすんで
新生、俺。

葉弥月
砂浜を足の掌で
握りながらあるく
全ての始まりと
全ての終わりを

葉弥月
おはようBAD MOON
気分はどうだい
なかなか悪いね
始めようか暗い朝を

葉弥月
この手につかんだものは
脆いものも
強いものも
わたしの一部

葉弥月

おはよう
やたら重く聞こえた
涙が出てきた
おはよう、おはよう。

葉弥月


ええと、どれもが大好きでした。おくへおくへとひろがってゆく葉弥月さんの世界なのです。
「・・・ひらいてむすんで 新生、俺。」 ここが特にお気に入りです。うん。断然に。






砂浜 素足 波打ち際
ビーサン両手にぶら下げて
行きかう波で 埋れゆく足
さんごと一緒に海に還る

みっぴー
おはようの
ひとことだけなのに
なんだか
てれてしまうよ

みっぴー
この手に触れてもかまわないのは
世界一の男だけ なんだってさ
山本リンダが歌ってた
言ってみたいね〜 そんなセリフ

みっぴー

おはようメール
起きたかコール
嫁でも彼女でもないけど
ま 連れやし ええか

みっぴー
この手に触れるのは これで最後
も一度 そっと握ってみる
冷たいね 動かないね
ぽとり 涙

みっぴー
砂浜を ぷらぷら
わんこと ぷらぷら
雲間から おひさま
にっこり おはよう 

みっぴー
おはよう と言うには遅いので
おそよう と言ってみる
寝坊な休日 のびをして
つかめるかな 太陽 この手に 

みっぴー
この手にある宝物
砂山の中に埋めた
残るか消えるか 波まかせ
思い出の砂浜

みっぴー
「砂浜 素足 波打ち際・・・さんごと一緒に海に還る」が好きでした。『還る』なのですね。うんうん。
今回も、もりだくさんなみっぴーさん。下段はシリトリごとにシリトリな、砂浜物語です。お見逃しなくー。






砂浜の熱さ
覚えています
スイカ割りした
遠い風景

スー・
おはようの
ひとことで
わかってしまう
今日のご機嫌

スー・
この手に
あるもの
見えない
なにか

スー・
砂浜続く
ずっと先まで
広がる海が
美しい島

スー・
おはようさん と
なにげない
ひとことだけでも
気分が変わる

スー・
この手に刻んだ
数々のしわ
歩いてきた道
あんな日こんな日

スー・
砂浜に鳴く
おはよう小鳥
この手にあるのは
ごちそうなパン

スー・


砂浜走ろう!
この手に握った
秘密をこめて
おはよう!おはよう。

スー・
「おはようさん と なにげない ひとことだけでも 気分が変わる」
うんうんほんとにそうですねぇってうなずきながら読みました。ノエルさんや苔虫さんともおそろいですね>おはようさん。
いつもながら、お題を三つ読み込む技が、かるがるとして素敵なのです。






砂浜に寝たまま
たたずんでそのまま
おしゃべりもないまま
キミのこころ意のまま

湘南坊主
おはようと言うママ
絹のパジャマ着たまま
あくびしてる猫のタマ
これがウチのありのまま

湘南坊主
この手には大鎌
稲を刈る間ないまま
忙しく着の身着のまま
だけど今はヒマヒマ

湘南坊主
砂浜 ぴかりん
夜空の 大輪
浴衣 ひらりん
綿飴 とろりん

やじろべぇ
おはよう ぺこりん
自転車 チリリン
夏の みんみん
背中に るるるん

やじろべぇ
この手に きらきら
めだか すいすい
ざりがに ちょっきん
小川で ちゃぷちゃぷ

やじろべぇ
縦に読んでも横に読んでも美味しくて。のんびりと、お好きなようにお楽しみ下さい〜。やじろべぇさん、すきまなく夏。





砂浜の
はまひるがおがまぶしくて
あたらしくなる
あのころの夏

soyo
おはよう
けさも さりげなく
またあたらしい
今日にとけこむ

soyo
この手に指に
鉄棒の 匂いがするね
さっきまで 
たしかなにかを握りしめてた

soyo