cap verses  /  そよ日暮らし


NO.211 2004/04/27 (21人82作) 
写真 春風 すきだったひと

写真を頼りに
探すのは
あの日なくした
夢の残像

ふみちゃん
春風と日と新緑の
お喋りみたいなさざめきに
耳そばだてて
歩く道の辺

ふみちゃん
すきだったひとの
すきだったうた
流れて一瞬
振り返る道

ふみちゃん
写真を一枚撮らせて下さい
胸のボタンも欲しいけど
そんなことは言えません 
ただ 思い出一枚撮らせて下さい

やじろべぇ
春風と桜吹雪だけが
知ってます
そっとそっと 泣いたのを
春風と桜吹雪だけの秘密です

やじろべぇ
すきだったひと 
ユーミンの歌のように
アルバムで笑ってる
名前を忘れたことのない人

やじろべぇ
こんにちわぁ。ふみちゃんの 「すきだったひとのすきだったうた・・・」ここのところがお気に入りです。
そういうのってほんとうに 人柄よりも思い出ぶかく、過敏に反応してしまいますよねぇ。にこにこ。
さてそして、歌つながりでやじろべぇさんです。
わたしのあたまのなか 「卒業写真」と「あの日に帰りたい」が流れ続けているのでした。大好きでした。
写真とか、春風とかもなんとなくトーンの似ている今週のお二人なのでした。あ。フォントカラーも似ているわけで(^^♪
 





写真さえも残ってない
ニャンコもいるけど
模様も声も癖までも
忘れないでいるからネ

あ〜でるはいど
春風みたいに
甘く誘って
激しくさらって
フワフワヒューン

あ〜でるはいど
すきだったひと
いつか過去形になるのかナ
そんな未来など考えんなヨ
現在形のボクラじゃなぃか!

あ〜でるはいど
写真には
着物姿の母とぼく
やさしさは
色あせることなく

湘南坊主
春風いたずら
スカートふわり
あのこのほっぺも
さくら色なり

湘南坊主
すきだったひとに
あったら
すてきなすきなひとに
なっちゃったから

湘南坊主
写真に
若い父と母
今の僕は
やっと分かるよ

肉野菜
春風と
おぼしきものが
頬なでる
ああこれが春風なんだ

肉野菜
すきだった人
ずいぶん昔の話だね
うん
今でもずっと好きなままさ

肉野菜
春風のなかの皆さん。ものすごくそれぞれらしくて気持ちがよくて こちらまでさらさらしてくるわけでした。
「春風みたいに 甘く誘って 激しくさらって フワフワヒューン」 いってらっしゃぃ気をつけて〜。
「春風いたずら スカートふわり あのこのほっぺも さくら色なり」 桃色ぢゃなくてさくら色です。 お上品です。素敵なのです。
「春風と おぼしきものが 頬なでる ああこれが春風なんだ」 そうそうそれが春風ですね。ここちいぃです。さらさら〜。






写真屋さんと
ランデヴー
これならあなたも
やきもきするでしょ

すみれのしずく
春風にのって
ハイカラになって
はいてもいない
ハイヒール想って

すみれのしずく
すきだったひと
きらきらしてた
すごくせつなくて
きらいになれない

すみれのしずく
写真いつだったか
撮ったような気がして
フィルム探すけど
あれたぶん夢だったね

ケト
春風のなか
立ちつくす君
空を見上げて
座り込む僕

ケト
すきだったひとと
きすしたこうえん
だんだんぜんぶ
わすれてしまう

ケト
ねぇねぇそして、今をときめくお二人の「すきだったひと」・・・ 頭文字だけ縦読みするとすきすきすきだわなのでした。やるぅ〜。
「写真」もね なんかとってもどくとくな味わいなのです。さすがです。
むっつとも大好きでした。いつもありがとぉです。






写真に
ノコセナイ
オモヒデ
ココロにイッパイ

ふら・りー
春風がくすぐる
おもいでに
綿毛と一緒に
舞い上がる

ふら・りー
すきだったひと
思い出したのは
通り過ぎた人の
残した香り

ふら・りー

写真は裏返して
ブックカバーで隠しておくの
ときどきそっと取り出して
ドキドキするの

夏野花
春風待たずに
春色の服
春の音合図に
春を探しに

夏野花
すきだったひと
過去形なんですね
なんてすねて
ちょうどいい

夏野花
さぁそして、ここでも春風春うらら。
「春風がくすぐる おもいでに 綿毛と一緒に 舞い上がる」 
うんうんふわふわ舞いましょぅ。くすぐったくてなつかしぃです。大好きでした。
「春風待たずに 春色の服 春の音合図に 春を探しに」 
なんかこれ 心から春めくようすにうきうき小躍りしたくなります。らんららん。





写真に あなたの姿を
見つけたの
今はどうしてるか 分からないけど
元気ですか

kaduro
春風に 誘われつつ
外に出て
思わぬ寒さに 首をすくめる
大通り公園

kaduro
すきだったひと
今も嫌いになれなくて
心の中に しまっておきたい
思い出となり

kaduro
こんにちわ。三つとも、地に足がしっかりついている感じのするシリトリでした。ありがとぉです。
「写真に あなたの姿を みつけたの・・・」 うんうん こんなのとても好きです。日記風味がうれしくて。
それからそれから首をすくめて大通り公園を歩く姿を思い描いてよろこびました。 






写真機は父の形見
いかつい皮のカバーを開け
カメラじゃないよ写真機だよと
露出計片手に笑っていた 父

わとら
春風と相談しましょ
絹さやクラカケ桃太郎
ササゲとうきびキタアカリ
さてさて今年は何を植えましょか

わとら
すきだったひとの結婚式
流れてたてんとう虫のサンバ
昆虫とブラジルが大嫌いになった
八つ当たりの数年

わとら
わとらさん。わとらさん。
「春風と相談しましょ 絹さやクラカケ桃太郎ササゲとうきびキタアカリ・・・」 きゃあきゃあとっても好きでした これ。
わとらさんのこと まだなんにも知らないけれど、北海道の方なのですね?♪ 
だって・・・ささげとうきびキタアカリだし。にこにこ。  また楽しみにお待ちしていますねー。






写真の中の
風はどこへ行くのか
水を揺らして
雲を散らして

ぽっぽ
春風に
骨を折られた
傘たちの墓
さくらちるちる

ぽっぽ
すきだったひとは
魚の温度
海を見るとき
だけ思い出す

ぽっぽ
ぽっぽさん。ぽっぽさん。またいただけて嬉しくて。
そしてますます魅惑的です。「すきだったひとは魚の温度・・・」   >゜))))彡 ふふふぅ〜。
お魚の温度な人の思い出に想いを馳せてみました・・・・かなり、すてきでしたっ。
どうかまた、新しい風 びゅわーんっと吹かせに来てくださいね。まってます。




 
写真 まことうつして
写心 こころうつして
写芯 しんまでうつして
全てさらして

ばず
春風が耳元でささやいた
あのね。。。
え? 聞き返す間もなく
はるかかなたに後姿

ばず
すきだったひとの匂い
人混みでふいに嗅ぐ
鼻から通って目まで抜け
じわり 涙 はらり

ばず
「はらり」 だよ 「はらり」
写真を手にした
あなたの指の
やさしい動き
とてもセクシー

メリー
春風に色があるなら
なに色だろう
霞がかったピンク?
ううん、やっぱり萌黄色!

メリー

すきだったひとは
すぎさったひと?
そうかんがえちゃうと
ちょっとさみしい

メリー
「ちょっとさみしい」 だよ
はいそして・・・はじめてご投稿いただきました。ようこそここへこんにちわ。
 「鼻から通って目まで抜け じわり 涙 はらり」 な
 ばずさんと 
「ううん、やっぱり萌黄色!」 な
 メリーさんです。
お二人とも、ものすごくしっくりとくるお名前なのです。わくわくします。
メールには、丁寧なごあいさつをつけていただきありがとぅございました。
また楽しみにおまちしていますね。末永くお付き合いいただけるとうれしぃです。ぺこり。






写真さえない
別れた人の
顔もしぐさも
忘れられない

スイートポテト
春風吹けば
こんなもやもや
飛ばしてくれる
そんな気がする

スイートポテト
すきだったひと
いまでもゆめで
あえばわたしも
18の おとめ

スイートポテト

春風が連れてきたのは
むかしむかしすきだったひとの
写真と匂いと口癖と...
となりにいない少しのかなしみ

ふらっと
すきだったひとの
写真 一枚
破ってハラリと
春風に あげる

スイートポテト
写真のあなた
いつ見ても
笑ったままで
少しさびしい

ふらっと
春風が
飛ばした綿毛
旅の果て
明日待つところへ

ふらっと
すきだったひと
きになる視線
だれとも違うと
つたえたかった

ふらっと
まんなかの段の ふたつはね、三つのお題がよみこまれているものなのでした。素敵なのです。ありがとぉです。
「春風吹けばこんなもやもや 飛ばしてくれるそんな気がする」 うんうんすごくそんな気がする。
これ、そらんじてしまいましたん。大好きでした。
「春風が 飛ばした綿毛 旅の果て 明日待つところへ」 明日待つところのことをあれこれ想いめぐらせました。
その日・・・とてもとても寒い北海道でしたが、よい旅になったでしょぅか・・・季節外れのアラレをみながら心配していました。

ふらっとさんの「写真」もとても響いてきます。
題詠マラソン会場でみかけた村本希理子さんの短歌・・・ものすごく好きだったので せつなさまでも重なってしまうのでした。 
「父さんの手紙の文字がこのところ少し乱れてすこしさみしい」  これ わたしにとってもたくさんの影響力のある作品でした。






写真の中で
はにかみながら
春風に 舞う
すきだったひと

みきょう
春風の喇叭 水仙みたい
すきだったひとの 微笑
忘れていたアルバムから
写真 一枚 はらり落つ

みきょう
すきだったひと なお
まぶたのそこに 映る写真
逢えると信じて 春風に
あざやかな色 思い出すため

みきょう
写真に笑顔は
つきものだけど
これから撮るのは
レントゲンだよ

みきょう
春風に 揺れた前髪 
さらり 何度も 
振返り 薄寒い公園
陽だまり ベンチ

みきょう
すきだったひとの癖 
雨降り 路地裏ランデブー 
珈琲屋 2F 窓硝子
待ちわびて付けた 額 

みきょう
「ベンチ」 だよ 「ベンチ」
さてそして、いま気がつきました。みきょうさんも上段ぜんぶ 三つのお題よみこみちゅぅです(^^♪
写真・春風・すきだったひと・・・つながりやすい素材ではあるけれども、こんなにたくさんとは! びっくりありがとぉでした。
「雨降り 路地裏ランデブー 珈琲屋 2F 窓硝子」・・・あぁなつかしぃなつかしぃ・・・
 と 感じる人も多そうなシチュエーションです。ユーハイム? (・・・ローカルにしてふるすぎですね・・・すみません〜。)






写真のなかに写っている
あどけない仕草のまま
大きくなったね
でもまだまたかわいらしいね

みらい
春風にのって
うたごえ響かせ
いつまでも
やさしいメロディーを・・・

みらい
すきだったひとの思い出は
すごくじゅんすいなもので
すごく大切なもので
今でも大切な宝物

みらい
写真を撮るのも楽しみのひとつ
写真を撮られるのも楽しみのひとつ
写真をアルバムに貼るのも楽しみのひとつ
写真を眺めるのも楽しみのひとつ

みらい
春風ひゅるる〜 春一番
桜は風で葉桜に
足下みたらスズランが
今度は私の出番です

みらい
すきだったひとと再会し
少しの時間を楽しんで
少しの甘えを許してくれて
少しの勇気も与えてくれる

みらい
いつも、かざらざずそのままの声でつぶやいてくれるみらいさんです。こんにちわぁ。
「すきだったひとの思い出は すごくじゅんすいなもので・・・・」
「すぎだったひとと再会し 少しの時間を楽しんで・・・・」

こんな雰囲気、大事で好きなものでした。ひらかなの「じゅんすい」もお気に入りです♪

メールもいただきました。ありがとぅです。
それぞれなりのかかわり方でご参加いただき、そしてそれがたまたまとても心地よかったの・・・というふうな 
そんな場所になれたら素敵だなぁと願っています。今後ともよろしくお願いしちゃいます。ぺこり。






写真が増えてる
好きに使いなと
姉弟から抜け出して
芸術屋達の気分

葉弥月
春風の
色が消える
淡すぎて
見えなくなる

葉弥月
すきだったひとの
話題が出ると
私押し黙るけど
謝らなくていいから

葉弥月
 
写真は嫌いと言った
手元の写真の中に
私の知ってるあなたは
たしかにいなかった

葉弥月
春風に
気づかない程
走っていた
自分で風を切って

葉弥月
すきだったひとも
たぶん
いたとおもう
おぼえてないけど

葉弥月
写真を撮っておこう
嘘をつくには
絶好の
アイテムになる

葉弥月
春風を引っ張れば
夏が引きずられて
くるんじゃないかと
思うんだけどどうかな

葉弥月
「すきだったひと」だなんて
過去形にはできないし
「すきなひと」っていうのも
だからただ隣にいるの

葉弥月
さぁそして、今週はたくさんの葉弥月さんです。どれもこれもが葉弥月色です。素敵なのです。
春風の 色が消える 淡すぎて 見えなくなる
春風に 気づかない程 走っていた 自分で風を切って
春風を引っ張れば 夏が引きずられて くるんじゃないかと・・・・

ぞんぶんに春風を満喫してるというふうで、うれしくなります。ときめきまする。
妹弟さんたちのことを書かれるシリトリも大好きなのでした。小さい人ほどいそいでどんどん大きくなって はっとさせてくれますよね。





写真とか
撮っておこうか
こんなにもきっぱりとした薫風が
走る四月の朝の記念に

soyo
春風が
あつまってきて
ぐるぐると
巻きついてずっとついてきちゃうの

soyo
すきだったひとの陽炎が
四月かならずあらわれて
たちのぼるゆれる
通せんぼする

soyo





追加しました。水曜日の朝に。
写真をじっと
穴があくほど
見つめてばかりじゃ
伝わらない恋

スー・
春風強風
いたずらに吹き
花を散らして
緑を鍛える

スー・

すきだったひとは
やっぱりいまでも
ココロの中の
特別席に。

スー・
写真ていいな
写真がすきだ
見知らぬ場所を
懐かしく思えるから

スー・
春風は甘く
なんだか切なく
遠い記憶の
中にも吹いてる

スー・
すきだったひと
一緒に見上げた
一瞬だけの
あの月を想う

スー・
写真をめくる
春風の魔法
すきだったひとに
逢いたくなる時

スー・

すきだったひとと
春風あびて
二人でたたずむ
写真に涙

スー・
はい。お待たせしました。ただいまスーちゃんが到着しましたー(^^♪
よかったー。お休みかと思ったー。うれしぃー。ありがとー。にこにこ。

「春風強風 いたずらに吹き 花を散らして 緑を鍛える」 ぱちぱちぱちち 「緑を鍛える」なのです。「キタエル」。
下段は、お題を三つよみこんでます。今週は、これにチャレンジしてくれた人がたくさんでしたよ。たのしぃなっと。   でわまたぁ。