cap verses  /  そよ日暮らし

サイシンのシリトリ  これまでのシリトリ  投稿者さん別のシリトリ  はじめての方へ




NO.191 2003/10/28 (23人86作) 
沈んでいった

限界


空耳でした
さみしがり屋の
心が聞いた
ささめきでした

ふみちゃん
沈んでいった
夕陽のなごり
山を縁取る
輪郭の赤

ふみちゃん
限界知らずの
宇宙をうかべ
この悩みひとつ
ちっぽけにする

ふみちゃん
「赤」 だよ 「赤」
空耳アワー
真夜中に
ツボにハマッテ
泣き笑い

あ〜でるはいど
沈んでいった
涙はきっと
真珠になって
人魚の指輪

あ〜でるはいど
限界ダ
爆発寸前
コノ際、理性は
捨てちまおう!!!!

あ〜でるはいど
「指輪」 だよ 「指輪」
沈んでいった ふたつのものを 思い浮かべてみてみると ほらほのぼのとした やさしい赤と うつくしい白・・・。
ためいきが でちゃうのでした・・・ ふぅ〜すてき。
そしておまけに空耳つながりなのでした(^^♪ あらわしかたは別物だけれど、たぶんどちらもおなじ真夜中。





空に見つけた
飛行機雲も
もうすぐ消えて
見えなくなる

ケト
沈んでいった
太陽の代わり
月明かりを頼りに
会いに行くよ

ケト
限界だけは
自分自身で
決めないように
しようと思う

ケト
空を見上げて
考えている
心配事は
尽きないですね

ケト
沈んでいった
夕日の先の
あなたの国では
朝が始まる

ケト
限界なんて
諦めなければ
存在しないと
あなたは知ってる

ケト
空として
あなたがそこにあるだけで
私は何度
救われただろう

肉野菜
沈んでいった
月の光の湖面にぽとり
青いビーダマ
沈んでいった

肉野菜
限界の
孤独に向かうその前に
どうか君の
思い出消させて

肉野菜
『空を見上げて 考えている 心配事は 尽きないですね』 ・・・そうですね。
『空として あなたがそこにあるだけで わたしは何度 救われただろう』 ・・・ほんとぅに。
・・・というわけで、今週の空大賞を受賞しました、お二人でした。ぱちぱちぱちち。とてもとてもとても好きです。にこにこ。






空っぽのまま
開けっ放しの宝箱
だいじなものは
隠さない主義

タユナ
沈んでいった紅葉ひとひら
秋空映した湖に
息をのむほど
ハイコントラスト。

タユナ
限界はずっと先
もっと速く
もっと遠くへ
ぼくは飛ぶ

タユナ
空まで届く?
嘘でもいいさ
飛ばしてみよう
君へ届けと

克惟
沈んでいった
君の笑顔
覚えているよ
最後の約束

克惟
限界ギリギリ有頂天
アクセル全開最高潮
ここでイくから
おいらなのさ

克惟
あぁ。なんか、こんな限界 すきだなぁ・・・。もっと遠くへ飛ぶぼくや、有頂天な最高潮なおいらとかっ。
あつかいにくいお題ほど、今いるところをつきつめようとしてしまう・・・そんな気のするお二人なのでした。 ん?ちがう? まぁいいの(^^♪ 
どれもとっても大好きでした。わぁぃ。





空ほどに
広いものであれ
空ほどに
続くものであれ

みなち
沈んでいった
気持ちを拾って
今 裏側で
きっと輝く陽

みなち
限界と
線をひくのは
いつも自分の
あまあまなココロ

みなち
空の顔色で
会話が
10分
続くひと

すみれのしずく
沈んでいった
小さい石ころ
まだ哀しさを
知ったばかりの頃

すみれのしずく
限界という言葉
もしかしたら
もしかしたら
消えてもいいかも

すみれのしずく
空の色より
なお青く
波一つなし
水鏡

スイートポテト
沈んでいった
太陽に
ひと日の幸を
感謝する

スイートポテト
限界は
自分で作ってしまう物
実在しない限界の
壁は自分でこわす物

スイートポテト
空はこころを見透かして
あんなに青く
あんなに遠い
今日は渡そうこの手紙

夏野花
沈んでいった水槽の底で
君の吐いた泡を見てる
幸せも憎しみも
全部まとめて引き受けようと

夏野花
限界かな
それが今日の答えでも
明日はその線越えている
そんな繰り返しって驚きさ

夏野花
さぁそして、ひきつづき よっつの「限界」よみすすめると、なんかほら やっぱりほんとはないのです?って思えてきます・・・限界なんて。
でもなんか あったらあったで 壊すとか、明日越えたりするのにも、使えそうで それもいいかも♪ 気持ちよさそぅ。
あまあまなココロ すきすき。ひくくひくーく線をひくのもとても好き。
もしかしたらもしかしたら がリフレインして ここも好き。
・・・というわけで、哲学ちっくなものになりつつも 優柔不断でどれも好き〜(^^♪ 
こんなあれこれ楽しくて シリトリ冥利につきるわけです。ありがとうです。





空と雲と
どっちになりたい?
僕はその
もうかたっぽがいいな

ぽあろ
沈んでいった
お空の底へ
赤子離した
風船が

ぽあろ

限界だあ
って表情を
する猫はいない
犬もいない

ぽあろ
「風船が」 だよ 「風船が」
シーズンで煎った
お茶っ葉が
湯飲みの底に
沈んでいった

ぽあろ
「沈んでいった」 二つのシリトリ ふたつとも すこぶるぽあろさんらしく。ほのぼの風味な風船と、駄洒落風味なお茶っ葉と(^^♪
忘れかけてたシリトリ感覚、どこどこよみがえりますよぉに・・・おいのりしつつまたわくわくとお待ちしていますね。
「限界」も、なるほどぉって読みました。ありがとぉです。うれしぃなっと。






空の移り変わり
あなたの心に似て
辛かったり
嬉しかったり

あん
沈んでいった
指輪を探して
心に沈む
想いをもう一度

あん
限界なんて言わせない
気持ちの重さ
想いの深さ
計れるものなんて無いのだから

あん
「沈んでいった 指輪を探して ・・・」 たぶんきっとしっかりとした背景が、そこにあるかもしれなくて、
こんなシリトリ しーんと なんども読みたくなります。ありがとぅです。
「限界なんて言わせない」このきっぱりとしたはじまりが、他にはなくて新鮮でした。
応援したくなりまする。「言わせない」うん。えいえいおー。






空白を読むのは
もうやめよう
真実を探すのなんて
もうやめよう

mini
沈んでいった三日月が
弱々しくて儚くて
少しだけしか
君を思い出せなかった

mini
限界 境界
視界 世界
囲いを創って
やっと安心

mini
『空』のお題には空白だとか空間だとか空虚とか・・・そんなのいくつか届くかなって、思っていたのだけれどもね
「空っぽ(からっぽ)」と「空耳」が届いた以外はあと全部、スタンダードな 『そら』でした。なので「空白」新鮮でした。紅一点 (え?)
空白や行間や・・そんなところをよもうとすること わたしもたぶん癖かもしれず。 うんうんうんって読みました(^^♪ 
また楽しみにお待ちしていますねー。




 
空と大地
母なるものに
抱かれて
駈けてゆく あの日へ

ベンジャミン
沈んでいったかなしみは
とりかえしがつかなくて
ためいきついて頬杖ついて
沈んだ底はもう見えなくて

ベンジャミン
限界に気がついたら
休んでもいい
引き返してもいい
誰もがそんなに強くはないから

ベンジャミン
「沈んでいったかなしみは・・・」 これ  しみじみと読みました。
とりかえしのつかなさに ためいきついて頬杖ついて・・・。こころゆくまでとことんためいきつける場所、あると良いです。
この場所が、そんなふうな場になれるなら、うれしい感じしたりもします。ありがとうです。
「限界」も、うんうんうんって読みました。






空を見上げて
でっかい星が!
そう思うと ほら
飛んでく飛行機

スー・
沈んでいった
悲しみたちが
浮き上がろうと
もがき苦しむ

スー・
限界までって
どこまでなのかな?
想像できない
それが 限界

スー・
空に舞い散る
無限の分子
雲の間に間に
目を凝らしてみる

スー・
沈んでいったよ
さっきまで
ぷかぷか浮いてた
クラゲの親子

スー・
限界だっ!と
叫んでみたい!
だってなんだか
生きてるって感じ!

スー・
空いっぱいを
限界までに
染めた夕陽が
沈んでいった

スー・

限界ギリギリ
沈んでいった
富士山脇の
空の彼方に

スー・
さぁ今週も たくさんのスーちゃんなのです。こんにちわ。
いろんな「限界」ご紹介してまいりましたが・・・「限界だっ!と叫んでみたい・・・」 こんなふうな目のつけ方ってスーちゃんだけで、
なんか 「さすが〜わっはっはっ〜」って感心してしまうのでした(^^♪ 
うんうんなんだかイキイキ生きてる感じ しますします〜。きもちいぃー。






空が好き
ただ空が好き
吸い込まれても
気づかぬくらい

ふらっと
沈んでいった
イガイガは
底にこすれて
ふゎんと浮かぶ

ふらっと
限界を知らない
遠い日の無鉄砲
振り返ると涙
零れそうで前方を睨む

ふらっと
空の上には何がある?
しどろもどろの答えのわけは
レミィマルタングラスに僅か
ふぁー そっとあくびをかみ殺す

ふらっと
 今日は、シリトリンネはおやすみで、 
三つのお題をよみこむ遊びをしてくれました。
ふらっとさんです。こんにちわ。

「あとは追わない 限界辺りを・・・」
 ここがとても好きでした。

 あと↑の
 「沈んでいったイガイガは・・・」
 これもすき〜。
 イガイガってところがとても。
イガイガ。うんうん(^^♪

空深く
沈んでいった哀しみの
あとは追わない
限界辺りを彷徨うとしても

ふらっと


で、そんなふらっとさんにかわりまして(?)

見上げる?
眺める?
背を向ける・・・?

ふら・りー
ふら・りーさんが、
シリトリンネに挑戦してくれましたよ。↓

ご本人的には
「とほほ」なできばえらしいけれども、
わたしはとても好きでした。
言われなければ気づかないような
自然な流れがいい感じ〜って
思うのでした。
ぱちぱちぱちち。
またお待ちしていますね〜。


空に行ったらもう会えないの?
ちがうよ
あなたの心の中に
ずっとずっといるからね。だいじょーぶ!

ふら・りー

空みていただけ
結構きれいな色してた
沢山のビルの向こう側から
ライムの味で沈んでいった ⇒

ふら・りー
沈んでいったのは太陽?
ううん、忘れていた夢
目を覚ましてみよう
嘘はもう限界 ⇒

ふら・りー
限界難解問題一杯
いつになったらわかるのか
かえろうかえろう
故郷(うち)を包み込むあの大空⇒

ふら・りー





空はただ 蜜柑色の
夕陽に 染まるだけ
手をかざしながら
切なくて 声もでない

みきょう
沈んでいった挙句の果てに
心の底からあふれてきそう
ぽぷら並木の想い出通り
空 どこまでも限り無く澄み

みきょう
限界に達した しのび逢ふ夜
何も無かった かのようで
浴衣と下駄と 夏祭り
赤い金魚の 口ずさむ嘘

みきょう
からっぽねやみのしらみたかりだんだ 
おめぇだば
あめゆじゅとてちてけんじゃ みたいに
呪文のように ゆうらり ゆらりで
ゆるり 許され

みきょう
沈んでいった夕陽が残す
風に潰れた囁きは
とうに諦めてしまった
秋も深まり 戻れぬ影ふたつ

みきょう
限界がまたたく間に
ひそみ鳴くむくどりの群れ
枯れゆく梢に集いはぐらかし
はぐらかさるる雨の雫

みきょう
ライブの舞台が近づいて、song 風味なシリトリに・・・とおっしゃるみきょうさんです。こんにちわ。
うんうん。そんなふうに思うこと、これまでにもありました。上段がとくにそんなふうに読めて、どれもとても好きでした。
「ぽぷら並木の想い出通り・・・」 これ とても好きでした。澄み渡る空までちゃんと 目に浮かびます。ありがとぅでした。





空にいる君に
気づかないとでも思ったかい
さあ降りてきて
昔話でもしようや

苔虫
沈んでいった芸人が
残していったボツネタが
パチンパチンて今もほら
泡とはじけてしらけ沼

苔虫
限界さんは意地悪で
ガラスの壁の姿して
行けないのなら見せなけりゃ
こんなにこがれることもないのに

苔虫
空に向かって言いますが
わたくし苦虫でも芋虫でも
ましてやヘコキムシでもなくて
苔むす苔虫なんですの

ヘコキムシ
苔虫さんです。こんにちわ。
苔虫さんは、コケムシさんと読むんだけれども、いつの時代もあたらしい方はニガムシさんとかイモムシさんと間違えるので、
ご本人はそんなこと、すっかり慣れてしまわれたかと思っていましたが〜(^^♪ 今ふたたびの自己主張(?)です。あははぁ〜。
『苔むす苔虫なんですの』 はい。にこにこ。
そんなわけですが、わたくしは、もうひとつの「空」が、とてもとても気に入りました。ありがとぅです。だいじです。これ。





空の碧
蒼きこころ
映しだし
照れる

湘南坊主
沈んでいった
五円玉
つぶやいて
諦める

湘南坊主
限界を知り
限界に望む
汗にまみれて
限界を遠ざける

湘南坊主
空とぼけてウインク
君に贈る今宵の月は
リボンじゃなくて
雲にしといた

りくり
沈んでいったらダメでしょが
アンタは私の救命ブイ
たとえ天地が逆さでも
絶対へろへろ笑ってて

りくり
限界ヘブン 
マシな気分
トロいぜ随分 
踊るぜ夜分

りくり
いつもいつでも青々とした空色が、似合う気のするお二人なのです。
だってほら、空の碧 蒼きこころを映してる!   照れてるところがポイントなのです。これ とても 好きでした。
あぁ そして・・りくりさんの 「沈んでいったらダメでしょが・・・」 これ 今週の 沈んでいった大賞 を受賞しました。
ほんと 好きです。こういうの。ぱちぱちぱち。 

「限界へブン」 坊主さんの作風とよく似ていて、今更ながら気がつきました・・・ もしかして 兄妹? (^^♪






空転流転 言の葉つづり
黄金 紅 さしきにそよぎ
想い思わせ つれづれ言葉
はらりはらはら 空を舞う

やじろべぇ
沈んでいったら底までいけよ
後は昇って来ればよい
途中途中で回り道
そんな時もあるもんさ

やじろべぇ
限界限定 決めるのは 
他でもない 自分です 
無限極限 見たことなくて
ついつい自分の限界決めてます

やじろべぇ
スタンダートな空が多目のお題のなかに 空転流転が仲間入りです。これとても とてもこころに残りそう。
「空転流転・・・想い思わせ・・・はらりはらはら空を舞う」 うんうんうん。ぱちぱちぱちち。
あとね「沈んでいったら底までいけよ」 これももちろん大好きなのでした。いつもとってもありがとぅです。





 
空だけを
みてた週末
あんもくのルールと雲がゆるゆると
ぬきつぬかれつゆきました

soyo
沈んでいった
にまいの落ち葉
湖の底の広場の虫たちの
うたうサンバが水にひろがる

soyo
限界が
ちかづくけはい 好き 嫌い
沈黙を
誰より早く破る せっかち

soyo