cap verses  /  そよ日暮らし

サイシンのシリトリ  これまでのシリトリ  投稿者さん別のシリトリ  はじめての方へ




サイシンのシリトリです。 ゆっくりと お楽しみくださいね。

NO.188 2003/10/07 (20人65作) 

ずしり

なのにわたしは


ずしりと重い
試練に耐えて
味出す心は
お漬け物

ふみちゃん
右へ右へと
日求め傾ぐ
部屋の緑の
愛らしさ

ふみちゃん
なのにわたしは笑ってる
いつしか消えた痛みを思い
過ぎ行く時間の
優しさを知る

ふみちゃん
はい。こんにちわ。漬物石な試練とか、右へ傾ぐ葉っぱたち・・・ふみちゃんくさくて参ってしまうの。ひなたの匂い。いい匂い。
「なのにわたしは笑ってる」 うん。ぱちぱちぱちち。読めば読むほど満ちてきて いっぱいいっぱいなのでした。
ありがとぅです。まいどありぃ。






ずしりと
重く
ぐさりと
深い

あ〜でるはいど
右腕に
小夏が
定位置
眠ろう

あ〜でるはいど
なのにわたしは
ずるくて
ずるずる
やめられなくて

あ〜でるはいど

「やめられなくて」 だよ
「なのにわたしは ずるくてずるずるやめられなくて」 うんうん。
・・・あ 今日は、カタカナが ひとつもなくて、それなのに、ずっしりとあ〜でるさんが詰まっています。うんすてき。
右腕の小夏(猫ちゃん)の幸せそうな寝顔まで、見えてきちゃって安定感な空間な。うん。どれもとっても好きでした。






ずしりと
名のない
哀しさが
胸にある

すみれのしずく
右か左か
どっちでも
その決意に
エールを

すみれのしずく
なのにあたしは
って愚痴るのは
鏡にうつる
見慣れた人だけ

すみれのしずく
今週もきらりと光るすみれのしずくちゃんでした。『決意にエール』 好きでした。
『名のない哀しさ』 これも好き。いつもいつも いのいちばんの火曜日に届けてくださりありがとうです。感謝です。






ずしりと感じる
あなたの愛情
重すぎると簡単に
つぶれてしまうわ

ケト
右手をあげて
彼女が右手を
ご覧下さいと言った
京都を走るバス

ケト
なのにわたしは
どうすることも
できずにいつも
ないてばかりで

ケト
京都を走るバスのこと、あれこれ思って、楽しかったの。いろいろな物語ができちゃいました。「右手をご覧下さい」の♪
「なのにわたしは・・・」 ありがとうです。なんとなく とてもしずかに届いてきました。とてもすき






ずしり
のしり
象もつぶやく
ぽつり

肉野菜
「右へ曲がります」
トラックの無機質な声に
ハッと我にかえる
引越の日。助手席にて。

肉野菜
なのにわたしは
心の奥で繰り返す
なのにわたしは
なのにわたしは

肉野菜
『右へ曲がります』 ・・・とてもとても好きでした。「トラックの無機質な声」 も 「ハッと我にかえる」 ところも。
引越しの日の あの独特の 走馬灯のようにめぐる想いが思い出されて あれこれが こみあげてくるシリトリでした。ありがとぅです。






ずしり重いリュック背負い
歩くいつもの道
遠いようですぐそこで
短いようで長いその日の道

夏野花
右を歩くのが
クセになって
左にあなたがいないと
不安です

夏野花
なのにわたしは書く の よ ね
「る」で終わればいいものを
「の」をつけ確かめ
「よ」で言い切り「ね」で念押し

夏野花
「なのにわたしは・・・」おもしろい〜♪
あいしてる/あいしているの?/あいしてるのよ/あいしてるのよね。
信じてる/信じているの?/信じてるのよ/信じてるのよね。
もう帰る/もう帰るの?/もう帰るのよ/もう帰るのよね。
・・・例文の方向性がぜんぜんお門違いでしたらごめんなさぃ(^^♪ こんなのとても楽しくて、やめられないの。にこにこ。






ずしり
心地よい
想いの
軽さ

タユナ
右も左も正面も
囲まれててもへっちゃらさ
この背中合わせの存在が
ぼくらを無敵にしてるんだ

タユナ

なのにわたしは
まっすぐあなたの目を見れず
傷つけたという事実に
傷ついていた

タユナ
真ん中に しっかりとした想いが在ると、そのことだけでなんとなく ぎゅぅってひきしまるんだよね・・・というようなことを
いつも感じるのでした。タユナさんのシリトリだとかお名前だとか見ていると。うん。いつもありがとうです。
「背中合わせの存在が ぼくらを無敵にしてるんだ」 うん。ほらね。すごいでしょう。ぎゅぅって感じ。拍手です。






ずしりと重い
生きてゆくこと そうして
新たな命を育むこと
その責は何よりもずしりと重い

ベンジャミン
右へゆけばいいのか
それとも左
そんなことさえわからない
私は人生の方向音痴

ベンジャミン
なのに私は生きている
あなたと一緒じゃなきゃ
生きていけないと思った
なのに今日も私は生きている

ベンジャミン
三つのシリトリのなかに「生きる」という字が五つもあります。なのでとってもだいじなのです。ありがとうです。
「人生の方向音痴」 うんうんうんって読みました。きっとみんなが我も我もと頷くような・・・・。 

・・・以前に読んだ歌人さん(穂村弘さん)の「世界音痴」というエッセイを思い出しました。
この方もそうとうな音痴さんです。おすすめですよぉ♪








なのにわたしは微笑んで
一歩もここを動けない
ただいさぎよく
泣けばいいのに

momo
わぁ。momoさんだぁ♪ って おおよろこびをしましたの。にこにこ。
・・・動けなくって泣くに泣けないシリトリは、またも こんなにせつないけれど、
でもきっと 素敵な秋をお過ごしですよね。またお待ちしていますね。ありがとうです。






ずしりと重い
小包の中に
食べ物いっぱい
母親の愛

スー・
右田みぎた〜と
大沢君が
呼ぶ声がする
天然コケッコー

スー・
なのにわたしは
毎回どうして
おんなじように
生きてるんだろう?

スー・
ずしりずしりと
歩いてくるのは
九月のくまさん?
いえもう十月!

スー・
右往左往
しているうちに
なんだかどうでも
よくなっちゃうの・・・

スー・
なのにわたしはって
心の中の言葉を
ちょっとずつ変えよう
なのねわたしは〜に

スー・
ずしりとくるよな
おにぎり両手に♪
なのにわたしは
右手を伸ばす〜。

スー・
右に曲がった
なのにわたしは
左の気分で
ずっしり重い

スー・

さぁそして、今週もたくさんのスーちゃんですが・・・「ずしりと重い」 とてもとても好きでした。
「食べ物いっぱい 母親の愛」 うんうん。「母」ではなくて「母親」なので、ますますよくて、リアルな愛を感じたりして。
・・・三段目は、いつもどおりに三つのお題が詰まっています
『ずしりとくるよなおにぎり』が美味しそうでたまりませんの。にこにこ。





ずしりとポッケに
重いのは
今日の大事な
宝ものたち

ふらっと
右むけ左
あまのじゃく
邪気ない笑い
あの頃ふたり

ふらっと
なのにわたしは
ここにいて
まだ断ち切れぬ
迷いを抱いて

ふらっと
ずしりと重い
言い知れぬ想い
いつか放とうと思い
今まだ覗う左右 ⇒

ふらっと
右も左も
もちろん上も
求めるどこも
もう秋なのに わたしは... ⇒

ふらっと
なのにわたしは
はみだせなくて
天を仰いで
ですてぃにぃずしり ⇒

ふらっと
ますます洗練されてゆくシリトリンネが好評なふらっとさんです。今週も見逃せませんょ〜。いつもありがとうです。ご苦労様です(^^♪
「右むけ左 あまのじゃく・・・」 これが とても好きでした。ただただたのしいほんものの「あの頃」のこと。
ずしりなポッケもうれしくて。いいないいなこんなのいいな。にこにこ。






ずしり腰を下ろして 父
しみじみ しんどいけれど
りんとして いさぎよき母と
 へんとつくりのような 微笑み

みきょう
(ずしり へんとつくりのような 微笑)
みぎ手に にぎれば
ぎっちしりと つやつやと
もろこし ほおばり歩けば
左も 長き影 ぢれてゐる

みきょう
(みぎも左も 長き影 ぢれてゐる)
なのにわたしは きまぐれで
ノミの心臓のくせに 限り無く明るい
似合わない愛の形が 囁くよ
わたしは 千切れた言葉 紡ぐ

みきょう
(なのにわたしは 千切れた言葉 紡ぐ)
さてさてチャレンジャーなみきょうさんです。今週も、なにやらこだわりの作品ですよ♪
普通に読んだそのあとに 隠された読み方みつけてくださいね。
「へんとつくりのような 微笑」 好きでした。父と母とへ届けてあげたいシリトリですね。こういうところ、さすがなのです。ぱちぱちぱちち。 





         
ずしりと響いた警告文
「その一口が豚になる」
今日の腹筋、明日のジョギング
それでも効果は2日間

ふら・りー
右は組む腕
左はつなぐ手
右はやすらぎ
左は責任

ふら・りー
ナノニワタシハシズンデイク
水面に一つの花咲かせ
根にからまれて身動きできず
ワタシハシズンデイク

ふら・りー
右は向けなかった
一人ではしゃいで話していた
怖かったのは
視線と沈黙 違う意味のサヨナラ

ふら・りー
ナノニワタシハシズンデイクので くるしくて。オモイ想いがみえかくれ・・・。
「右は向けなかった・・・」 このシリトリは なんかねぇ 届いたときから はじめから 文字が太字にみえました。
視線・沈黙・サヨナラ が 目に飛び込んで来た感じ。
「右はやすらぎ 左は責任」 このシリトリの背景が わかる気がして これもとっても大好きでした。だいじなシリトリありがとうです。






ずしりと心にのしかかる
あなたの言葉
その重みに潰されないよーに
もっと自信を持てるよーに

あん
右手にそっと触れた
あなたの指先
冷たいよーな
暖かいよーな

あん
なのにわたしは
気付かぬふり
そしてあなたは
苦笑い

あん
あんさんあんさんこんにちわ。ずしりと心にのしかかる・・・そのままの、日記のようなシリトリが、なんかとっても好きでした。
「もっと自信を持てるよーに」 ほんとぅですね。うんうんうん。なにをおいても自信ってとにかくとにかく必要なもの・・・って
つくづく思うこのごろですの。ありがとぅです。また待ってます。






ずしりと響く
好きじゃなければ気付かない
あなたの言葉
あなたの仕草

mini
右側向けない
そうそう寝違えちゃって
なんてマヌケな言い訳
覗き込まれたらアウト

mini
なのにわたしは今日も
寝れない 昨日も徹夜
意識ある時間
無意味に貴重

mini
「草」 だよ 「草」 「アウト」 だよ 「アウト」
miniさんminiさんお久しぶりです。とてもうれしぃ♪  全国のご多忙中な皆さんを代表してのシリトリですねぇ。
「意識ある時間 無意味に貴重」 ここのところに大きく頷く人がとても多そう。
ご自愛くださいね。よりよい秋になると良いです。またお時間みつけて届けてくださいね。お待ちしています。






ずしり一撃
必殺の右
ボブサップ並みの
あなたの言葉

克惟
右だろか左だろか
迷うのはきっと
地図じゃなくて
目的地をなくしたせい

克惟
「なのにわたしは」
なに、その台詞
君なんか全然関係ない
だからもう泣かないで

克惟
さて今週の 「右だろか左だろか大賞」を受賞しました克惟さんです。
あいかわらずに いろんないろんな角度から ものごとをみようとする目が素敵なのです。
なんどでも おかえりなさい といいたいような気持ちです。おかえりなさぃ。にこにこ。 






ずしり
むっちり
どっさり
おしり

湘南坊主
右往左往した
万景峰号
ピーターパンも
二人芝居

湘南坊主
なのにあたしは
あたしのままで
ママがいうには
ウニはいやなの

湘南坊主
シリトリ的にも達観してしまっています このごろの坊主さん(^^♪ 
「ママがいうには ウニはいやなの」 わけもなく なんかひかれるわけでした♪
「ずしり むっちり どっさり おしり」 あははぁ。ゆるゆるゆると脱力します〜。またのお越しがたのしみたのしみ。






ずしりだなんて重そうな
言葉でいくら飾っても
わたしの人生
ちゃんちゃら軽いす

ちゃんちゃら苔虫
右に曲がれといいながら
左手を指す恋人の
わたしの経験から言えば
たいてい左が正しいす

ちゃんちゃら苔虫
なのにわたしは
だってあなたの
かもめ飛ぶ飛ぶ
ちゃんちゃら演歌

ちゃんちゃら苔虫
はい、坊主さんにひきつづき達観組なちゃんちゃらさんです(^^♪
「わたしの人生ちゃんちゃら軽いす」 さすがなのです。 これ こころから感心しました。たどりつきたい〜。
おいそがしいなか、ありがとうございました。またくださいね。首を長くしておまちしていますー。





ずしりと重い 
漬物石に 朝の食卓 
夕の団欒 集う家族の
笑顔を見たり

やじろべぇ
右往左往の知らぬ街 地図を
片手に てくてく行けば
見知らぬ人との 出会いあり
他愛無い言葉交わして 心を満たす

やじろべぇ
なのにわたしは まだ何か
足りないものがあるようで
ボーと空見て うつろう中に
心の空虚な一点 探しに旅立つ

やじろべぇ
ふみちゃんの漬物石からはじまった今週のずしりシリトリ
おしまいは、やじろべぇさんの漬物石にご登場いただきました。すてきです。
「なのにわたしは まだ何か 足りないものがあるようで・・・」ここのところもどきどきしながら読みました。
いつも忘れずに届けてくださりありがとうです。感謝です。






ずしりと重いつづらをひとつ
空っぽみたいにかるがると
抱いて帰るよ
どなたにも 宝物とはばれないように

soyo
右手はぐーにしたままで
朝までずっとかくしとく
ひとさし指がひとりでに
次の魔法をかけないように

soyo
なのにわたしは
正座して
鶴を千羽も
折ろうとしてる

soyo