cap verses  /  そよ日暮らし

サイシンのシリトリ  これまでのシリトリ  投稿者さん別のシリトリ  はじめての方へ




NO.171 2003/05/06 (19人70作) 

ひかり

つぶ

生意気


ひかりのおおきな
ぬくもりを
浴びて一瞬
葉っぱのココロ

ふみちゃん
つぶやきほどの雨音が
ぽつりぽつりと胸ん中
おちて響いて
みずいろになる

ふみちゃん
生意気な目で
レンズをにらむ
ちっちゃな私が
なぜか愛しい

ふみちゃん
ひかりまぶしぃ
新緑に
つられて一緒に
きらめきたくなる

みなち
つぶやき
そっと
奥底に
しまう

みなち
生意気が
似合う彼女は
すこし苦手で
すこし憧れ

みなち
「憧れ」 だよ 「憧れ」
ヒカリあつめて
髪とまぶたと
くちびると爪に
飾りましョ☆

あ〜でるはいど
ツブラな瞳に
魅せられて
ケースの前で
金縛り‥

あ〜でるはいど
生意気さえも
魅力になるよな
小悪魔ちゃんに
なりたいニャ

あ〜でるはいど
こんにちわぁ。はじまりはじまり。今週も、こんな皆さんからはじめてみました♪

三つの「ひかり」 タテ読みしてみてくださいね。
ひかりかがやくものたちと なんとなく なんかみなさんとてもなかよしなんですの。
ぬくもりきらめき ヒカリあつめて飾りましョ な そんな皆さんなのでした。 にこにこぉ。
 





ひかり号
のぞみ号
急ぎは
気持ちよいですか

すみれのしずく
つぶした苺と
練乳の甘さ
子供の記憶を
無くさぬように

すみれのしずく
生意気なんて
人にいうほど
えらくもないし
なりたくもない

すみれのしずく
『ひかり号 のぞみ号 急ぎはきもちよいですか?』 です。すごいでしょう。とても気持ちがいいでしょう〜。
なんともいえずに大好きなシリトリでした。ぱちぱちぱちち〜。



ええと 「つぶした苺と練乳・・・」 や 「・・・えらくもないし なりたくもない」 ・・・このあたりの言葉にも
はっとした方、多いですよね? わたしもなんです。すばらしいです。うんうん。
なんだけれども 実はこれ 枡野浩一さんだとかその周辺の歌人さんたちの作品に 酷似しているような気がして
ともすると 真似したように思われそうで、すみれのしずくちゃんに そのことをお伝えしまして 書き直しますか?とお尋ねすると、
「わぁ知らなかった〜そのまま載せて下さい〜」ってお返事が来たのでこのまま載せましたん。
ますますたのしみなすみれのしずくちゃんですねぇ〜。すてきすてき。





 
ひかりかな人の真昼に
悲哀あり
日射さぬ闇に
光れる苔も

むく
つぶこしょう
つぶマスタード
つぶしあん
つぶやくだけでつのる食欲

むく
「生意気に
なに一つなってないくせに」
なんて
うれしいなみだ隠して

むく
「なみだ隠して」 だよ
「ひかりかな人の真昼に悲哀あり」・・・ここのところが とにかくとても大好きで 
まいるなぁ・・・って思うわけです。拍手です。素敵なのです。うんぜったい。
「つぶやくだけでつのる食欲」 ここのところもお見逃しなく〜 (^^♪






ひかり103号
18時12分着
二人を結ぶ
愛の終着駅

がらちゃん
つぶれた
パソコン
愛着心が
ひとしお

がらちゃん
生意気だよ
話すことばが
でも、なぜか
憎めない

がらちゃん
「ひかり103号18時12分着」 ・・・ここのところ どきどきしました。いいですねぇ〜。
こういうの とてもとても好きな感じのわたしです。
「愛の終着駅」っていうのは 愛の終わりの駅 なイメージも 強そうですが そうではなくて
希望にみちているような はじまりの予感のシリトリなのでした。らん♪






ひかりひかる
くるくるまわる
赤青みどり金銀きいろ
万華鏡の中くるくるまわる

肉野菜
つぶ貝を
焼きにし香る
海沿いの道
沖に貨物船通る

肉野菜
生意気に
買物ごっこの甥っ子が
「いらっしゃいませ」のあと
照れ笑いシシシ

肉野菜
「くるくるまわる」 だよ
「赤青みどり金銀きいろ」 ・・・う〜ん。ここのところがとても好きです。
なんどでも 声に出して読みたくなります。
あかあおみどりきんぎんきいろ くるくるまわる あかあおみどり・・・・






ひかりのせせらぎ
きらきらと
五月の風は
こころにまぶしく

湘南坊主
つぶぞろいより
つぶちがいなり
いいとこ伸ばして
異をよしとして

湘南坊主
生意気ふうな
あじつけの
音のならび方
ここちよし

湘南坊主
いつになく 正統派シリトリの坊主さんです。
せせらぎきらきら素敵です。『つぶぞろいより つぶちがいなり』 オゥイェィ〜。
たまにとどく こんな感じの坊主さん とてもとても新鮮なのです。うれしいなっと。ありがとうです。






ひかりあれ
わが空腹をみたせよ
ねばねばのつるつるの
ひかり納豆

ケージ
つぶつぶのふっくらの
御飯にのった
黄金のかがやき
朝飯のよろこび

ケージ
生意気にかきまぜる
ぐいぐいと箸で
はしからはしまで
ぐるぐるぐる

ケージ
はいそして またまたまたまたこんなにも お久しぶりな方が届けてくださいました。とてもとてもうれしぃのです。
おまけに 三作のテーマは ひかり納豆! 朝の納豆物語 になっています(^^♪
「朝飯のよろこび」 というところがとても好きでした。朝飯の美味しさ よろこび だいじですよね。にこにこぉ。 

またくださいね。まってまぁす。





ひかりがさしてる
くものきれめ
あれは天使の
はしごというよ

ケト
つぶらな瞳の
まっすぐな視線
ウソも本音も
見透かされそう

ケト
生意気だとか
素直じゃないとか
言われ慣れては
いけないのかな

ケト
ひかりをあおいで
生きてごらん
うつむくたびに
囁く 蒲公英

みきょう
つぶやくことしかできないのなら
黙っているのが良い 
なんて・・・
なんで??

みきょう
なまいきな きままさ
ままならない じゆう 
いさぎよく みとめる
きみの すばらしいとこ

みきょう
さてさて こんなお二人並べてみました。だってなんだか 三つとも タテ読みするのがよいような
並べておくとそれぞれが 味わい深くなりそうな そんな気のするわけなのでした。
天使のはしご/囁く 蒲公英(たんぽぽ) ・ 見透かされそう/黙っているのが そして 「生意気」 返歌のような・・・。
ケトちゃんの「生意気」とても好きでした。 あ。みきょうさんの「なまいき」の 縦横あそびもミドコロですょ。





ひかりの中に
こころ すかしてる
すきとおる哀しみは
昇華して 青空へ

そばかす
つぶぞろいの
お利巧さんより
つぶらなひとみの
やんちゃな君がすき

そばかす
生意気な
まなざしは
わかき日の
あなたに似て

そばかす
「生意気な まなざしは わかき日の あなたに似て」 あぁ。好きだなぁって 思いましたん。
この落ち着きのある雰囲気が よいのですよねぇ。うんうん。
それにしても そんなこんなな方たちの わかき日の生意気なまなざしって
 いったいいつころどこら辺で見えなくなってゆくんでしょうね。
気になりますねぇ。うん。





ひかり苔、螢、不知火、螢烏賊
みんな嫌だと思うから
どうせなるなら
狐火になる

二百字詰
つぶつぶの
たくさん入った恋だから
すっきりさわやか
かなり酸っぱい

二百字詰
生意気な顔して
人を困らせて
最後に
可愛いことを言う

二百字詰
さてさてと 落ち着きのあるシリトリは まだ続きますょ♪ 二百字詰さんです。
「生意気な顔して 人を困らせて 最後に 可愛いことを言う」 ・・・ う〜んう〜ん。さすがです。
無駄がなく こんなにすとんと届いてきます。その人を見る目なんかが手にとるように。にこにこ。






ひかりのなかに
いるひとよりも
ひかりをてらす
ひとがすき

スイートポテト
つぶしたくない
ちいさなことば
すぽっとあてて
みまもりましょう

スイートポテト
生意気だけど
憎めない奴
寝顔はまだまだ
赤ちゃんみたい

スイートポテト
ひかり溢れて
手を振る丘に
二羽のことりの
唄空に満つ ⇒

スイートポテト
つぶやきひとつ
月夜の丘は
はるかかなたの
望みよ せつな ⇒

スイートポテト
生意気言って
照れてる君に
にっこり笑った
楽し 母の日 ⇒

スイートポテト
さてさて スイートポテトさん。下段ははじめて挑戦のシリトリンネになってます。
はじめてなのに無理がなくてきもちがよくて月夜の丘で素敵です♪ 
「つぶしたくない ちいさなことば すぽっとあてて みまもりましょう」 これ あたたかで大好きでした。
ぱちぱちぱち〜。





ひかりかがやく
なないろの星
なないろの虹と
君のまなざし

スー・
つぶ貝つまんで
ぼんやりしたり
品書き見上げて
呑む酒がいい

スー・
生意気ぐらい
ぐんぐん伸びる
あじさいの葉の
力強さよ

スー・
ひかりファイバー
一体なにさ〜
あとからあとから
追いつかないわっ!

スー・
つぶつぶオレンジ
夏の思い出
体育の時間の
おサボりタイム

スー・
生意気な子を
最近やっと
やさしい気持ちで
見られる私♪

スー・

つぶつぶビーズの
ひかりやさしく
生意気な腕に
かわいく飾る

スー・
生意気そうな
ひかり号に乗り
つぶらな瞳で
旅人になる

スー・
はいそして 今週もお待ちかね たくさんの スー・ちゃんなのです。
「ひかりファイバー 一体なにさ〜・・・・」 ここのところの『なにさ〜』 が もぉ大好きのお気に入り♪
つぶつぶオレンジも 生意気な子を見守ることも やっぱりほらね 世代が一緒なわけなので
うんうんうなづくことばかり(^^♪ うれしい感じなのでした。
ところで 「つぶ貝つまんで ぼんやりしたり 品書き見上げて 呑む酒がいい」 これもとても良いですよねぇ。
↑ センセイの鞄 の風景かも知れず?






ひかりをいっぱいあびたら
心も お布団みたく
ほわほわふくらんで
やさしいきもちになれるかな

ふら・りー
つぶしたくなる おもいだしたくない
そんな心の影に 光を差し込むような
あなたのえがお
   でも答えられないまぶしくて

ふら・りー
生意気なのよ あのこ
みんなが自分を見てると思っているの
つんとすましたり まあるい笑顔見せたり
なんて勝手なおつきさま

ふら・りー

つぶつぶあわあわ 中に宿る
あたらしいひかり
あしたの
いのち

ふら・りー

うんそして ふら・りーさんです。お布団の虫干しあとのなんともいえないあのやさしさは特別で
それはひとえにオヒサマのおかげなわけで やっぱりね ヒトもきっとおなじように
お布団みたいにほかほかになれる気がする。うんきっと。光合成もすると思うし(^^♪
・・・そんなわけでひかりのシリトリすきでした。生意気なお月さまもね。にこにこぉ。






ひかりひとすじ
てのひらに受け
ひたひた満ちる
あすへの想い

ふらっと
つぶ つぶす
ぷち ぷちん
小さい世界
ながれ出す

ふらっと
生意気言って
唇とがらす
あなたの笑顔が
もの足りなくて

ふらっと


生意気ひとつ
ひかりに透かし
こんなもんかと
ぽそり つぶやく

ふらっと
ひかりの中
影になって
手を振る人
時のひとつぶ ⇒

ふらっと
つぶされよう
うちのめされよう
うららかな午後に
似合わぬ生意気 ⇒

ふらっと
生意気は
はじらいうらはら
烙印は押さずに欲しい
いまこそのひかり ⇒

ふらっと
はいそして 今週も たくさんの ふらっとさんです。ありがとうです。
下段はご存知 一行ずつがシリトリで輪廻してゆくシリトリンネになってます♪
中段の 「生意気」の 『こんなもんかと ぼそり つぶやく』 ここのところが とてもとても好きでした。
ところで 「つぶ つぶす ぷち ぷちん」 ここのところも なんかとにかく耳に心地よいですね♪





ひかりを詰めた
水筒を
下げていけたら
怖くないのに

苔虫

つぶつぶみたいな
あの星の
アフリカあたりを
君が吹く

苔虫
生意気盛りの
季節を詰めた
箱を土産に
悪魔のもとへ

苔虫
さてさてさいごになりました。お待ちかねの苔虫さんです。
「ひかりを詰めた水筒を」 ここを見たとき それだけで  わぁいわぁいとよろこびました。拍手です。
アフリカ って それだけで 詩的景色が広がりまする。
悪魔のもとへ持ってゆく 生意気くさいお土産のことも とても気になるシリトリでした。
どれもこれもぱちぱちぱちぱちさすがです〜。またくださいね。まってまぁす。 






ひかりひろがる
その場所に
なにかが流れてゆきました
誠実そうな水でした

soyo
つぶやくと
にわかに重さ ましました
言葉につられておろおろと
なみだながれるほどでした

soyo
なまいきなかないなまけもの
ナルシスナーバスなんとなくなぞ
なくてななくせ
こんなとこかな

soyo